ゆの:………不思議な力があるのはわかった……それは追々練習するとして……
部屋で1人考え事をするゆの
ゆの:身体能力の方はどうなんだろう……外で試してみるか
ゆのは庭に出て深呼吸する
ゆの:ふぅ……まずはジャンプしてみよう……よっ!
ゆのは両足をグッと曲げて溜めを作りバンッと勢いよくジャンプしてみる
すると、空高く飛び上がった
ゆの:……私…自分で飛んだんだよね……
着地したゆのは体を見回してみる
ゆの:……もしかして……空飛べたりして……やってみよう
ゆのは精神集中をしてみる
するとスーッと体が浮かび上がる
沙英:…………!?
沙英は目を見開いてビックリしていた
ゆの(う、浮いた……嘘……出来ちゃった)
沙英:ゆ、ゆの!あんた……一体
窓をガラッと開け、沙英は言った
ゆの:………あ、あの~それは
ゆのはもう隠しきれないと思い、全てを3人に白状することにした
ヒロの部屋で事のいきさつを話す
ヒロ:なるほど、そういうことだったのね
沙英:隠す必要なんてないのに
ゆの:………だって、こんなの信じてもらえないと思って
宮子:信じるよ?
ゆの:宮ちゃん
宮子:ゆのっちが嘘つくわけ無いよ
沙英:そうだね、例えついても、すぐバレるだろうけどね
ヒロ:ゆのさんは正直者だもの
ゆの:えへへ、ありがとうございます
━━━━━その頃、神様の宮殿では
ベジータ:なに!カカロットのやつはあの世にいないだと!?
ピッコロ:ああ、孫のやつはどうやら別の人物に転生したらしい
ベジータ:転生……つまり生まれ変わっちまったということか
悟飯:誰なんでしょうね
ピッコロ:さあな、誰かは知らんが……理由としては界王のやつが孫を許せなかったらしくてな……閻魔に頼み込み、転生させたそうだ
ベジータ:フン、くだらん……カカロットがいないんじゃあ、オレが修業する意味は無い……帰る
ピッコロ:待てベジータ!孫はいないが生まれ変わりがいるだろう、実はな……時々だが凄まじい気を感じるときがあるのだ
ベジータ:……なんだとぉ!?
ピッコロ:おい!界王!聞いているんだろう!生まれ変わりのいる場所を教えろ!
『やれやれ、フリーザの時に言っただろう、界王様と呼べと』
ベジータ:うるさい!そんなくだらねぇ事などどうでもいい!早くカカロットの生まれ変わりの場所を教えやがれ!
『ひだまり荘じゃ、そこに孫悟空の生まれ変わりがおる』
ベジータ:どこだそこは……知らんな
ピッコロ:よし、オレに任せろ
ピッコロは端に立ち、下界を見る
ピッコロ:あいつか……確かに他のやつとは違う……あれが孫で間違いない
ベジータ:おいピッコロ!何をしていやがる!
ピッコロ:へっ、見つけたぜ、孫を……オレが案内してやる……悟飯、お前も来るか?
悟飯:は、はい!ボク、見てみたいです!生まれ変わったお父さんを!
そしてピッコロ達はひだまり荘へと飛び立った
━━━━━ひだまり荘
ゆの:私、これからはこの力を磨こうと思います……もしかしたら何かの役に立つのではないかと思うので
沙英:うん、それがいいね……邪魔はしないよ、じっくりやりな
ヒロ:でも無理はダメよ?ゆっくり自分のペースでやるのよ?
宮子:そうそう、倒れちゃったら元も子もないからね
ゆの:うん!ありがとう宮ちゃん!
ゆのは桃花川に行ってパンチや蹴りの素振りをする
ゆの:こっちのほうも鍛えておかなきゃね
と、そこへ
ベジータ:よう、カカロット……随分とか弱くなっちまったようだな
ピッコロ:変わったな、孫
悟飯:お、お父さん……ピッコロさん、これがお父さんですか?
ピッコロ:ああ、お前の父、孫悟空だ
ゆの:………あ……ああ……ベジータ……ピッコロ……悟飯……何で名前がわかるんだろう
ピッコロ:簡単なことだ、貴様はオレたちの仲間、孫悟空の生まれ変わりだからだ、どうやら潜在的に記憶があるようだな
ベジータ:ならオレと初めて戦ったときのことを覚えているだろう……カカロット
ゆの:………ベジータ……ギャリック砲……かめはめ波……界王拳
ベジータ:そうだ、ギャリック砲はオレが放った、そして貴様はそれをかめはめ波で押し返した
ピッコロ:どうやら力もあるようだ……貴様、スーパーサイヤ人になったな
ゆの:……スーパーサイヤ人?
ベジータ:へっ、とぼけやがって……こいつさ、はあ!
ベジータは金髪状態に変化した
ゆの:そ、それは……やっぱり、スーパーサイヤ人だった……そんな気がしてた
ベジータ:どうだカカロット、このオレと戦ってみるか?安心しろ、単なる手合わせというやつさ
ベジータはゆのに勝負を挑む
はたして!ゆのはそれを受けるのか!?