沙英:んで、気の正体は?
ゆの:えーっとですね、宇宙人でした
沙英:宇宙人?
ゆの:セカットがどうのこうの言ってましたけど
沙英(セカット?それって確か悟空がやまぶき高校で闘った奴じゃ……ああ、その軍隊か何かの生き残りがいたって訳か)
ゆの:どうしました?
沙英:え、何でもないよ
ゆの:じゃあ私は部屋で腕立てと腹筋してきますね
沙英:はいよ
沙英はヒロの部屋に行く
ヒロ:そう、生き残りがいたのね
沙英:うん、それでさ……ヒロ
ヒロ:ん?
沙英:ゆのに悟空のこと、話した方がいいんじゃないかな
ヒロ:どうして?
沙英:ゆのだってあんな力があることを不思議がってるんだし、それに何であんな力が使えるかの理由を知っといた方がゆのだってすっきりするんじゃない?
ヒロ:…………
ヒロはしばらく考えてみる
ヒロ:でも、悟空さんの気持ちを考えると……ねぇ
沙英:悟空の気持ち?
ヒロ:ええ、悟空さんはゆのさんに『ゆの』として生きていて欲しいから自ら記憶を消したと思うのよ
沙英:…………
ヒロ:確かに、説明すればゆのさんは信じると思う、でも、悟空さんは……
沙英:………そっか、そうだね
ゆの:ヒロさーん
ヒロ:は、はいぃ!
ゆの:………?
ヒロ:い、いえいえ!何でもないの!ところで、何か?
ゆの:あ、えーっとですね……スポーツドリンクかなんかありませんか?
ヒロ:ああ、あるわよ……ポッカリ・ウェットでいい?
ゆの:ええ
ヒロ:はい
ゆのはコップ一杯のポッカリを飲み干すとお礼を言って去って行った
ヒロ:よくあれだけやって腹筋われないし、筋肉も付かないわね
沙英:ホントホント、すごいねぇ
そして、夜
遠くの岩場に巨大な宇宙船が着陸した
???:クルーザ様、地球です
クルーザ:フン、やっと着いたか
???:どうなさいます?
クルーザ:セカットを倒したやつを探せ、そしてこの装置でやつのサイヤ人の血を強く引き出し、戦闘本能を目覚めさせ、地球を奴の手で破壊させろ
???:は!
クルーザ:頼んだぞ、シンゴートリオのススーメ、チューイ、トーマレ
トーマレ:はっ!
チューイ:お任せ下さい
ススーメ:行って参ります
トーマレ達はひだまり荘へ向かった
そしてゆのの部屋のベランダに行く
トーマレ:あのガキがそうか
ススーメ:へっへっへ、間抜け面で寝てやがるぜ
チューイ:この『サイヤンブラッド』の発する電波を浴びれば、隠されたサイヤ人の血が湧き上がり、その本能が蘇るぜ
トーマレ達は装置を入れてゆのに電波を飛ばす
ゆの:うっ……うううう………うぐぐぐ!!
トーマレ:よし、成功だ……今は葛藤してるが、段々と真のサイヤ人へと変貌するぜ
はたしてゆのは凶戦士サイヤ人として目覚めてしまうのか!
ちょっと更新
敵は全てオレの過去の作品から(別のところで書いてた時の)
クルーザ→クルーザー
シンゴートリオ→信号機から
トーマレ→止まれ(赤)
チューイ→注意(黄)
ススーメ(青)