孫悟空がゆのに転生するようです   作:影山明

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あいつはゆの

地球に平和が戻った翌日

 

 

ゆの:宮ちゃんごめん!先行ってて!瞬間移動ですぐ行くから!

 

 

宮子:はーい!そのかわり~

 

 

ゆの:わかったよ、乗せて飛んであげるから

 

 

宮子:やったー!

 

 

沙英:やれやれ、あの事忘れちゃってるんだね

 

 

ヒロ:ええ、記憶を消したしね……沙英は悟空さんの方がよかった?

 

 

沙英:ううん、あの声であの訛ったしゃべり方はちょっとねぇ

 

 

ゆの:宮ちゃんの気が見つかんないよー!!

 

 

沙英:コラコラゆの!楽しないで行こ

 

 

ゆの:はーい!

 

 

ゆのは沙英とヒロと行くことにした

 

 

宮子:えーゆのっち、普通に来たの~?空は~?

 

 

ゆの:んーなかったことにしようかな~

 

 

宮子:そんなぁ~

 

 

ゆの:嘘だよ、飛んであげるよ

 

 

宮子:やっほーい!

 

 

ゆの:でも他の皆には内緒だからね

 

 

宮子:あーい

 

 

そして、昼休み

 

 

ゆの:えっと、あれとこれとそれと

 

 

沙英:さすがサイヤ人の生まれ変わりだけあってよく食べるわ

 

 

ヒロ:シーッ!他の皆に聞かれたらどうするの!

 

 

 

沙英:ごめんごめん

 

 

皆で昼ご飯を食べる

 

 

ゆの:すみません!カツ丼おかわりできますかー!

 

 

沙英・ヒロ:ええええー!!!?

 

 

 

男子:あの子すげえ!!

 

 

男子:しかもあれだけ食って太ってねぇ!

 

 

ヒロ:ああん!?悪かったわね太ってて!!昨日はケーキ1つしか食べてないわよ!!

 

 

沙英:ヒロ!抑えて抑えて!!

 

 

ヒロ:**▼『▼※!!!

 

沙英:君もこの子の前でそれ系の話題はやめといた方がいいよ、敏感だから

 

 

そして放課後

 

 

男子:この段ボール重い……

 

 

ゆの:貸してみな……よっと

 

 

 

ゆのは片手でノートなどが入った段ボールを軽々と持ち上げた

 

 

ゆの:どこ持っていけばいい?

 

 

男子:し、職員室

 

 

ゆの:はいはい

 

男子:す、すげぇ

 

 

ゆのは職員室に入ってドカッと置いた

 

 

そして、約束していた宮子を乗せて飛んだ

 

 

ゆの:どう?宮ちゃん、眺めは

 

 

宮子:うん!サイコー!ゆのっち!スピードアップだ!

 

 

ゆの:落ちないでよ?はあああ!!

 

 

ゆのは気合いを入れスピードアップをする

 

 

 

そして、夕方

 

 

ひだまり荘に戻り、夕食

 

 

 

ヒロ:ゆのさん、いっぱい食べてね

 

 

ゆの:ありがとうございます!最近やけにお腹すくんですよ

 

 

沙英:なんでかねぇ、わからないなぁ

 

 

宮子:うんうん

 

 

事情を知っている沙英と宮子はニヤニヤしている

 

 

それをヒロはキッ!と睨みつけやめさせる

 

 

ゆの:………?

 

 

ゆのは何も知らずにハテナを浮かべる

 

 

ゆのは孫悟空の生まれ変わり

 

 

ゆのはそれを知らない

 

 

孫悟空はゆのの中で見守っている

 

 

ゆのの成長、そしてゆのの人生を

 

 

地球に再びピンチが訪れたとき

 

 

ゆのがまた、救うであろう

 

 

なにせ彼女は

 

 

孫悟空なのだから

 


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