不思議な女の子の不思議な力
ドクターゲロの作った究極の生命体、セル
彼は人造人間17号、18号を吸収し完全体となった
そんな彼は、トランクスにセルゲームという武道大会を開くことを宣言した
孫悟飯に追い詰められたセルは自爆を試みた
そこへ地球を救うべく、孫悟空は界王星へと瞬間移動し、命を落とす
悟飯とともに復活したセルをかめはめ波で消滅させた悟空は生き返ることを拒み、あの世で生きることを選んだ
しかし、自分を巻き込んだ悟空を許せない北の界王は閻魔に頼み、悟空を別の人物として転生させることにした
その人物こそ、ひだまり荘201号室に住み
やまぶき高校美術科に通う女子高生
ゆのであった!!
ある、休日
宮子:ゆのっちの部屋に遊びに行こっかなぁ~
202号室に住む宮子
彼女はゆのの同級生であり親友である
宮子がゆのの部屋に行こうと部屋から出るとゆのが既に外で待っていた
ゆの:宮ちゃん、どうぞ
宮子:およ?何でわかったの?ゆのっちの部屋に行こうとしてたの
ゆの:んー、なんとなくかなぁ
ゆのは何故か人の気配で行動がわかってしまう
近づいてくる、遠ざかる
ひだまり荘の誰かが寝れば気配が消える
ゆのはそれを不思議に思っているが皆には隠している、親友の宮子でさえそれは例外ではない
ゆの:あ、部屋にハエが入っちゃった
宮子:おし!殺虫剤だ
しかし、ゆのは左手の人指し指から光線を出し、ハエを見事に撃ち落とす
宮子:おおおお~!!ゆのっちの指からビームが出た!
ゆの:………な、なんか知らないけど無意識にやっちゃった
宮子:ゆのっち!興奮したらお腹すいたよ~
ゆの:あ、じゃあ食パン食べる?目玉焼き乗っけてさ
宮子:うい、食べる食べる~!
ゆのは宮子を部屋に招き入れ、目玉焼きを焼く
その間に食パンと皿を用意する
しかし、宮子が目玉焼きをひっくり返してしまったのだ
ゆの:ああああ~!!
宮子:あ!ごめんゆのっち!やっちゃった
ゆのはワナワナと震え始めた
ゆの:………ゆ、許さない……よくも……よくもぉ!
ゆのの髪がみるみるうちに金髪に染まり瞳もグリーンになった
宮子:お!ゆのっち!私とおそろいだね~その目はカラコン?
ゆの:え?何それ
ゆのは鏡を見に行った
ゆの:ああああ~!!何これ~!!あ、戻った
ゆのは鏡を見ると金髪の自分がいた
少しすると元に戻る
気を取り直してパンを宮子と食べる
そして夜には皆と夜ご飯
ゆのは何故か宮子ばりにたくさん食べる
ゆの(なんか知らないけど、家にいた頃からよく食べてたなぁ……育ち盛りだからかなぁ)
ヒロ:ゆのさん?おかわりいる?
ゆの:あ、はい……お願いします
沙英:よく食べるねぇ、ゆの……まあゆのの場合、それくらい食べないと大きくならないけどさ
ゆの:………私にもよくわからないんです、何故か食べても食べてもお腹すくんです……もちろん満腹にはなるんですけど、しばらくするとまた空腹なんです
食べ終わり、部屋に戻ったゆのはお風呂に入る
ゆの(何なんだろう……金髪になったり、指からビーム出したり……いっぱい食べたり……謎だなぁ)
お風呂から出たゆのは考えることをやめ寝ることにした
ゆの:ま、いいや……ゆっくり考えよっと、おやすみ
ゆのは夢の中に入っていった