更識家の長男   作:ゆけむり

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ど、どうもお久しぶりです、ゆけむりです。
まずは投稿が遅れてすみませんでした。

ここからは言い訳になってしまいますが私は今年になって働き始めた言わば新社会人に当たるものでして、就職先でも新入社員という扱いなのでまだ研修中の身でございます。
そして私が行った研修先は残業が多い部所だったため蓄積される披露などで文章を書く気力がわかない状態でした。
以上の理由から長期に渡り投稿しませんでした。
今後もこのような事があるかもしれませんが暖かい目で見守って頂けると幸いです。


セシリア編 2

 「そのような選出認められませんわ!」

 大きな声で言い放つセシリア。

 クラスが一気に静かになる。

 「第一男がクラス代表だなんていい恥晒しですわ!この私にそのような屈辱を一年間味わえと!」

 更に続ける

 「だいたい、実力から行けば私がクラス代表になるのは必然。それを・・・」

 「織斑はともかくとして、更識は強いぞ」

 セシリアのセリフを止めたのは意外な人物、織斑先生だったのだ。

 そしてクラス全体が驚いている。

 それもそのはず、世界最強が強いと認めているのだから。

 「そうだな、諸君らに面白いものを見せてやろう」

 そういうとスクリーンが現れ・・・ってまさか!

 「織斑先生!ちょっと待ってください!まさかアレを見せるつもりですか!?」

 僕は声を荒らげてしまった。

 「別にいいだろう。知られて困ることではあるまい」

 「し、しかし・・・あまり目立ちたくないのですが・・・」

 「ちふ、織斑先生、いったい何を見るんですか?」

 一夏くんが質問する。

 「ああ、今からそこで声を荒らげている奴の入試の試合を見せてやろうと思ってな」

 そう言いながら無常にも映像がスタートしてしまった。

 そこに写っているのは打鉄を纏う織斑先生と打鉄らしきISを纏う刃鉄の姿が写っていた。

 そして試験が始まった。

 初めこそ互角だったが少し間を置いたあたりから織斑先生が押し始める。

 この時点ではまだブレードを互いに一本使っている。

 それを見ていた生徒は誰しも刃鉄の実力が分かった。いや思い知った。

 今の自分たちでは足元にすら及ばないほどの実力があると。

 そうこうしているうちに刃鉄にブレードが当たりそうになった。

 しかし

 刃鉄はもう一本のブレードを展開し織斑先生の攻撃を防いだ。

 そこから先もクラス中が驚愕していた。

 刃鉄が一方的に押し始めたからである。

 そしてその攻撃が止むことはなく織斑先生の敗北という形で終了した。

 「さて、これで更識の実力は理解しただろう」

 織斑先生が言う。

 しかし、

 「こんなこと有り得ませんわ!男があんなに強いわけがありません!」

 「静かにしろオルコット。あれは事実だ。それでも信じられないのなら自分の目で確かめてみたらどうだ」

 「ッ!分かりましたわ、織斑先生がそこまで言うのなら・・・更識刃鉄!あなたに決闘を申込みます!」

 指を指しながらセシリアが言う。

 「断らせて貰うよ、そんなことしたって無意味だからね」

 刃鉄はそう答えた。

 「あら、負けるのが怖いのかしら。それともただの腰抜けなのでしょうか」

 「そう取って貰っても僕は構わないよ。僕に対するその評価は君個人のものでしかないからね」

 セシリアの挑発を何処吹く風で受け流す。

 「そうですか。本当に腰抜けなのですね。更識と聞いたので身構えてしまいましたが、やはり裏でコソコソするしか能のない一族でしたか」

 嘲笑と共にそういった。

 しかしそれはこの場において最も言ってはならない一言だった。

 バキッ

 あまりにも聞きなれない音が響いた。

 その音の発信源には椅子に座ったままの刃鉄とその前に”壊れた机”があった。

 辺りが静まり返る。

 その静寂を破ったのは・・・

 「初めてだなあ、こんなに人の命がどうでもいいと思ったのは」

 両眼から光が消え薄らと笑みを顔に貼り付けた刃鉄だった。

 

 これは後日談だがその時の教室にいた人達は口を揃えてこう言った。

 

 『自分が今ここでこうして生きていられるのが不思議だ』

 

 と。

 あの織斑千冬でさえもそう口に出したのだ。

 

 「ねえ、セシリア・オルコット」

 「ッ!は、はい」

 「君の決闘の申し込み受けるよ」

 「・・・」

 決闘を受けるという言葉にセシリアは何も答えられなかった。

 そこから先はまるでお通夜の様な雰囲気で一日が終わって言ったという。 




いやー、久々の投稿だと言うのに見事な駄文。
なんかスミマセン。
次はとりあえずクラス代表決定戦を予定しています。
下手な戦闘シーンになると思いますが楽しみにして頂けると幸いです。

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