短めですすいません。
今、私は彼の家に泊まっている。
私が頼むと意外なことかあっさりOKしてくれた。
初お泊まり。男の人の家に1人で泊まること自体初めてのこと。
お風呂を借りたあと服を着て、何となく鏡を眺める。
彼と初デートした時。
ゆきにゃん可愛いと彼が言っていたことを思い出し、
「......にゃあ.....にゃんにゃん......みゃー」
一人、猫の真似をする。
「雪乃ー入るぞー」
「にゃんにゃ........ふぁっ!?」
「すっ、すまん」
見られた。ゆきにゃん。見られてしまった。
バタンと即座に扉を閉め、バタバタと走り去る彼。
別に裸を見たわけでもないのに。猫のまねしてるところ見られて恥ずかしいけど。恥ずかしいけど。
「お風呂、ありがとう。」
「おっ、おう。その、すまん。」
「何を謝っているのかしら?
「いや、そのな?猫のまねしてる所とかさ、、、見ちゃまずかったくね?」
「いいわよ。そのくらい気にしないわ。」
「......さいですか。で、なんで猫のまねしてたの?」
「そっ、それは、、、、内緒よ。」
「なんだよ。気になるじゃねえか。」
「秘密は女を美しくするのよ。」
「あーはいはい。」
「ふふっ。」
____________________
「さて、いい時間だし寝るか。」
猫のまねを見られたあと、2人でゲームをしたのだけれど、予想以上に彼が強かったので私が勝つまで付き合ってもらったわ。
「そうね。一緒にベットに行きましょうか。」
「おいまて、俺は布団引いてあるからそこで寝るぞ?ベットは譲ってやるよ。」
「.......は?」
「怖ぇよ。一緒に寝るとか、俺の理性が吹っ飛ぶぞ。」
「良いじゃない?恋人なのだし。」
「まだ大学生だろ。何かあっても責任が取れんぞ」
「.......へたれ」
「んなっ、、。まあホントのことだけどさ。」
「まあいいわ、ベットは借りるわね。おやすみなさい」
「おう。おやすみ。」
___________________
さて、そろそろ深夜3時。彼も寝たことだろう。
ここで私の考えを明かすと、寝ている彼の布団に忍び込み、添い寝をしてやろう、という所。
さて、いこうかしら。
音を立てないように彼の布団の目の前まで来た。気持ちよさそうに眠っているので起こしたくはない。慎重に布団をめくり、彼の横に寝転がろうと思った時だった。
「ん?ゆきの?.......?何してんのお前?」
起こしてしまったようだ。
仕方ない最終手段だ。あらかじめ用意しておいた猫耳カチューシャを装備。
「にゃっ、にゃぁー。にゃんにゃん」
「ぐっはぁ!!!!お前、それ反則。可愛すぎるから。」
そう言うと彼は私を抱きしめた。
寝ぼけていたのかそのまま寝てしまい、私は1晩彼の胸の中で過ごした。猫耳のままで。
こんな日がいつまでも続けばいいのに。
休校だからかけると言ったのはどこのどいつだ。
ごめんなさい許してください。
かけませんでしたぁ!!
さて、今回もありがとうございました。
ゆきにゃん。俺の布団にも来ていいよ。(白目)
それでは、また次回お会いしましょう。