私の付き人はストーカー   作:眠たい兎

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お久しぶりです、秋の選抜予選を一本に纏めようとしたら叡山先輩の話もあって10000字を超してしまったので『上』『下』ならぬ『蜜』『柑』でおおくりします。



十一皿目 珈琲カレー(蜜)

 祭りの翌日、美作の様子を確認に行くべきか行かないべきか考えながら外に出る。今日の服装も相変わらずジーンズにTシャツといったシンプルな格好で、Tシャツは『Fack of naughty one』と綴られている貰い物だ。外国語は得意では無いので意味は良く分からないが、微妙なデザインの警察(?)とリーゼントの不良少年が気に入っている。

 いや、話が逸れてしまった。私の服装などどうでもいいのだ、今大事なのはあの美作が幻覚であったことの確認と、彼のカレー作りの進捗の確認だ。もっとも後者は建前であり、前者が私の思考の大部分を占めている。

 

「いっそ⋯⋯自分から出てきてくれれば楽なんだが⋯⋯」

 

 ふと溜息が漏れるのも無理の無い事ではなかろうか、仮にも自分の従者に女装趣味疑惑を掛け、その確認をする事にすら二の足を踏んでいるのだから。人としてあるまじき行いだと思う、あんな幻覚は見るだけでも失礼だ。

 

「⋯⋯ふぅ」

 

 自己嫌悪から再び溜息が漏れる、我ながら凄まじく心の篭った溜息が漏れたと思う。額を抑えて首を振る、こんな所を誰かに見られでもしたら路肩で百面相をする変な女認定間違いなしだ。

 

「随分なもの言いだな、一年生」

 

 後ろからの声に内心ではビクつきながら振り返る。そこにいたのは4人組の男達で、着用している制服から二年生のものだと分かる。加えてヤクザっぽいその風貌から”あの人”の勢力下の人間と言う事も。

 

「⋯⋯」

 

 決して彼らには何も言っていないのだが、まぁヤンキーが真面目で非力な生徒に因縁付けて絡むのは世の常だろう、漫画とかを見る限りだと。つまり私と彼ら以外の人間が居ないこの現状、カツアゲでもするつもりなのか生意気な一年としてサンドバックにするつもりなのかは知らないが、どう転んでも碌な未来が見えない。下手に出ればあるいは⋯⋯?

 

「ふん、まぁ分かってるなら話は早い。付いて来い」

 

 なんの話だ⋯⋯まったく分からないが彼らは私が付いていく事を疑っておらず、私を見もせずスタスタと移動を開始しているので何かするつもりは無いのだろう。もしかすると学園の講師に私を呼んでくるように言われただけかもしれないし(だとしたらその講師は何故彼らを選んだのか謎だが)、選抜についての話があるのだとすると彼らのボスが関わっているのだから彼らが遣わされてもおかしくはない。

 まぁ確信は無いが、害意が無いのであれば付いていっても問題は無いだろうし、ここで彼らを拒んで自宅に引き篭るのも問題行動だろう。そもそもよくよく考えれば遠月学園はこれでもかと言うほど監視カメラがあり、警備員も徘徊しているのだから漫画のヤンキーの様な行動は出来ない筈だ⋯⋯多分。なので付いていくことにする。

 

「おら、早く乗れ」

 

 言われるがままに路肩の車に乗る、以前えりなと出かけたときの車と比べても遜色の無いその車に少しばかり緊張するが、それ以上にこの無言が辛い。別段ヤクザの様な方と話したい事も無いのだが、かと言って無言で凄まれても困るのだ。

 私の乗った車は案の定”あの人”の根城(?)に向かい、着くや否や追い出す様に降車させられ、建物の一室へと連れていかれる。無駄の無いその一室には来客用と思われる黒い椅子と、部屋の主である金髪オールバック、眼鏡に金の時計を身に付けたインテリっぽいヤクザな外見をした男がいる。

 

「はじめまして、犬神美咲」

 

「こちらこそ、叡山先輩」

 

 十傑の中では会いたくない人筆頭である彼だが、料理の腕は一級であり、また十傑故に学園内での権力を持ち、また学園外においてもフードコンサルティングで巨万の富を稼ぐ出来るヤクザだ。遭ってしまったのなら刺激せず、好印象を持ってもらうのが吉であろう。

 

「お前は知っていたか...まぁそうだよな。先ずは選抜入りおめでとうと言っておこうか、【神の舌】直々の推薦だ、へまはしねぇと思うが⋯⋯期待しとくぜ」

 

「恐縮です」

 

 知っていたか⋯⋯と言われても学園内で十傑の名前を知らない者など居るのだろうか? 食戟観戦常連であれば確実に抑えているだろう人物だと思うのだが⋯⋯

 

「でだ、無事選抜入りを果たしたお前に一つ提案なんだが⋯⋯俺の下につかねぇか?一生食いっぱぐれねぇ様にはしてやるぜ?」

 

「生憎ですが⋯⋯」

 

 確実に面倒ごとに巻き込まれるので考えるまでも無くお断りだ、断りの言葉に繋げようとして彼が遮る。

 

「だろうな、【神の舌】の派閥から引き抜きが出来るとは思ってねぇ。こっからが本題だ、秋の選抜に勝たせてやるよ」

 

 ⋯⋯は?

 

「だから勝たせてやると言っている。お前はいつも通りに料理をしてればいい、必要な食材があれば手に入れてやる。1つ条件を呑んでくれればな」

 

 非常に怪しい取引である事は間違いないだろう、流石の私でも分かる。

 

「⋯⋯」

 

「条件はあの編入生を叩き潰す事だ、手段は問わねぇよ。食戟でもふっかければあいつは絶対に乗る、退学させるなり隷属させるなり好きにしな」

 

 要は食戟を吹っかけて快進撃を続ける例の編入生を撃破、身の破滅に追いやれと言う事か。⋯⋯当然ながらこれもお断りする以外の選択肢が無い、相手が退学を賭ける以上当然ながらそれ相応の賭け金が必要であるし、それすなわち私の退学だ。そもそも彼の発想力は今後も参考にさせて貰うつもりなので退学されるのは困る。

 

「⋯⋯」

 

「さぁ、返事を聞こうか。なんなら報酬を出してもいいぞ」

 

 問題はどう断るかだ、私は十傑に喧嘩を売る気も無ければヤクザに睨まれるのも御免被る。緊張から自然と体が強張る。頭を使え私...不良の要求を断る最適解で断らねばならない。

 

「おら、黙りこくってないで早く答えろよ」

 

 目の前のヤクザは黙っている私に痺れをきらして返事を求める。早く断らねばどんどん難易度は上がっていくだろう、不良に悪事を求められた時の最適解、それはつまり。

 

「断る!!!」

 

 ⋯⋯あ。

 

「⋯⋯んだと?」

 

 やってしまった、これは確実にやってしまった。何が最適解だ馬鹿、模範解答が最適解とは限らないだろうが。

 

「⋯⋯助力はいりません」

 

 これでフォローになるだろうか、なってくれるといいなぁ等と自分でも無理があると思うが一応敬語で下手に出ることにする。視線を逸らさず精一杯の誠意を見せる。

 

「ッ!大きく出たな犬神美咲、まぁ精々頑張れや」

 

 シッシとばかりに手を振って退室を促す、許しては貰えたのだろうか?一刻も早くこの場を去りたい私としては一礼するとなるべく穏やかな自然体を装いつつ部屋を後にする。扉が閉まる前に聞こえた気がする舌打ちは気のせいであったと思いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 受けるか断るか、正直五分五分だとは思っていた。ただ、それは単純にメリットとデメリットを考慮しての話であったし、犬神美咲が既に【神の舌】の支援を受ける事が決まっていた場合は交渉が成り立たないが故の考えであった。

 

「欲張りすぎたか⋯⋯」

 

 メリット無しで落ちこぼれを助けた話は当然知っていたが、それは都合のいいヒーローとして名を上げ十傑を狙うつもりか、はたまた目的が美作昴だと考えていた。反応からして【神の舌】は後援者にはなっていないようだったので引き込むつもりで押しの一手に出たのだが、これは完全に裏目に出た。まさか拳を硬く握り、こちらを睨み付けながら拒絶してくるとは思わなかった。

 

「犬神美咲は敵対、潰す相手が増えちまったか」

 

 彼女が敵対する以上は潰さねばならない、選抜の審査員を買収するのは無理があるので選抜の間は直接手を下すのは控えるが、その後は【神の舌】が動く前に食戟を吹っかけるなりして追放、または完全に手駒にする。後者はリスキーではあるが、彼女を手駒として使えるのであれば十分に採算は取れるであろうし、一度手駒にしてしまえば学園から追放するのは容易な事だ。

 

「まぁ精々役に立って散って貰おうか」

 

 暫くは選抜を盛り上げる為に動いて貰うとしよう。

 珈琲を口にすると仕事脳に切り替える、少々仕事を入れ過ぎた気もするがその分金も入る予定であるし、良い儲け話も転がって来た所である。口元が緩むのを自覚しつつも【錬金術師】としての仕事を進めることにした。

 

 ⋯⋯しかし、今にして思えばあのTシャツの柄は俺が呼び付ける事を見越していたのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 『見て盗む』と言う言葉がある。料理界ではしばしば使われる言葉であるし、武道の世界や職人の活躍する場では日常的に行われている事である。尤も、大概の人は例えそれが元々は師や同輩から見て盗んだ技術であろうと他人に盗まれるのを嫌うし、一度盗まれれば相手を口汚く罵り、烈火の如く怒る事も珍しいものでは無い。

 それ故、俺は実の父親を含む多くの人に罵られて生きてきた。それを後悔はしていないし、正直な所盗まれる程度の技術なら秘匿する必要があるのかとすら思っている。

 

「⋯⋯ダメだ、アレは真似できねぇよ」

 

 アレとは当然ながら今の俺の主(ボス)である美咲さんの調理技術である。カレーを作る上で”包丁”の技術が最大の武器である彼女の技術が役に立つのかと言う疑問はあろうが、彼女の技術は包丁使いだけに留まらず、煮込みやスパイスの調合、麺打ち等多岐に渡る。また包丁技術に関しても、彼女はその技術だけで食材の魅力を引き出してみせるので、十二分に盗む価値アリだ。

 

「アレってなんだ?」

 

「あん? だから美咲さんのって、うおっ!?」

 

 驚くのも無理が無いだろう、当の本人が真後ろから声を掛けてきたのだから。

 

「脅かしてすまないな」

 

「いや、それはいいんだが。何か用事か?」

 

 この厨房には俺の他に利用者はいない、なので彼女が現れるとしたら当然俺に用事があっての事だろうが、これが昨日であれば流石に精神的に死んでいたかも知れない。というかアレを見られたら社会的にも死ぬ。

 

「ん、お前の様子を見にな」 

 

「⋯⋯そりゃどうも」

 

 やはり彼女は面倒見がいいのだろう、自分も試作があるだろうに俺の面倒すら見てくれる。味見をしてもらいたい気持ちもあるが現段階では彼女に食べさせられる味では無いし、煮込みの事前準備として食材に切れ込みを入れる練習をしている所だ。

 彼女は練習の為に色々な切れ込みを入れた食材の中から1つのジャガイモを手に取ると言う。

 

「順調そうで何よりだ。さて、私も試作をするとしよう」

 

 ジャガイモを置くと歩いてスタスタと去っていく、本当に様子を見に来たのだろう。あまり順調では無いのだが、そもそもが無理を承知での挑戦中だ。彼女を見送ると湯を沸かした平鍋に切れ込みを入れた食材を入れていく、最後に彼女が手にしたジャガイモを入れると蓋を閉めて暫く待つ。

 10分程で全ての食材を引き上げては口にして切れ込みの入れ方と結果を確認していく、結果としてはやはり納得のいかないもので、彼女と知り合う前なら気にならなかっただろうものが気になると言った所だ。最後の一つを口に入れる。

 

「⋯⋯なんだと?」

 

 そのジャガイモは柔らかく、口に入れるとそのまま程良く崩れる。入れた順に引き上げ、口にしたのでこれは彼女の手にしたジャガイモの筈だ。確かに切れ込みは入れたが他と大差の無い方法であり、ここまで決定的な差が出てくるとは考え難い、他と違う事といえば彼女が手にしたくらいである。

 

「美咲さんの超能力...なわけないよな」

 

 正直彼女の出鱈目な技術はファンタジックな何かを感じる事が多いが、そうでなければ彼女が手にした際に何かを加えたのだろうか?いや、そんな事を自分が見逃すとも思えないし、彼女はただジャガイモを手にして置いただけの筈だ。

 

「ん⋯⋯ただ手にして置きなおしただけ、なるほど」

 

 仮説がたてばすぐ検証開始だ、ただその前にこれだけはしておこう。彼女の住処、より具体的にはその厨房のある方角を向くと一礼して呟く。

 

「美咲さん、流石だ」

 

 短く彼女を称えると追加のジャガイモを取り出し技術を身につけるべく練習を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 美作のあるべき姿を確認した私は平穏を胸に、火入れの練習をしていただろう美作の仕事振りを褒めるとその場を後にする。その際に少々力加減を間違えて潰しそうになってしまったのが気がかりだが、まぁ食材は山の様に仕入れた様子であったので問題は無かろう。

 

「まぁ、流石にアレは白昼夢とか幻覚の類だよな」

 

 先日のアレについて内心で美作に土下座をしながら自宅に戻り、手早く荷物を纏めると最後にノートを鞄に詰めて再び出る。今回の目的地は珈琲研究会、隣の建物で頻繁に起こる異臭騒ぎにより構成員が激減した研究会であり、数年前の研究発表会の日以降珈琲豆の提供をして貰っている。やけに好意的な先輩が代表を務める、遠月では珍しい食戟で余り見ない研究会だ。あくまで余りなのだが。

 

「犬神です、いらっしゃいますか」

 

 今日も隣の建物から漂う異臭に鼻での呼吸を放棄し、同時に襲い来る寒気に戦慄しながらも研究会の扉を叩く。数秒で扉が開き、私史上最高速度で室内に入り込むと、消臭剤を吹き付けられてから代表が口を開く。

 

「やぁ、犬神さん。選抜入りおめでとッうわ!」

「犬神さん!!」

 

 代表を押しのけて私を呼ぶのは何処かで見た気がする少女だ、何故か泣き顔が頭に浮かぶ。一年生なのは間違いない様であるし、何かの課題で同じになった事が⋯⋯

 

「あの!合宿ではお世話になりました!」

 

 あぁ、合宿と言えばあの堂島先輩に恋する乙女か。他の女子生徒とはペアを組んでいないし、殆どの時間をあの3人とすごしていたので間違いない。⋯⋯ダメだ、名前を思い出せない。

 

「あぁ、こちらこそ」

 

「潮田さん.⋯⋯あぁそういえば彼女は君のあk⋯⋯い゛ッ!」

 

 なるほど、潮田さんか。まさか彼女が珈琲研の構成員だとは知らなかった、会った事は無かったと言う事は最近加入したのだろうか。

 

「犬神さん、”こんな所”にどうされました?」

 

「こんな所って⋯⋯彼女は定期的に各研究会を渡り歩いているんだよ。それでココに来た時少しお世話になってね、珈琲豆を提供させて貰っているんだ」

 

「もしかして滅多に人が立ち寄らないのに定期的に来客用のコップが使われた形跡があったのは⋯⋯」

 

「彼女だね、ココは教師すら立ち寄らないから」

 

 それもどうかと思うのだが、それに関しては彼女達ではなくあの悪臭が原因だろう。未だ巨大派閥の傘下に入れられていないのもその御蔭らしいので、悪い事ばかりでもないのだろうが。あ、潮田さんが崩れ落ちた。

 

「何故今まで会えなかったの⋯⋯」

 

「ほら、潮田さん。彼女に珈琲を淹れて」

 

 潮田さんは異常な速度で起き上がると珈琲を淹れ始める、それを眺めながら代表と仕入れて欲しい珈琲豆の話をし、先程感じ始めた寒気を耐える。⋯⋯あの起き上がり方って彼女はゴム人間なのだろうか?身震いする私を見てか代表が室温をチェックする。

 

「冷房が効きすぎ⋯⋯という事はないよね、風邪かい?」

 

「違うと思うのですが寒気⋯⋯といより悪寒が」

 

「噂でもされているのかな、どうやら君は叡山君に目をつけられてるみたいだし」

 

 心当たりは今朝出来たばかりだが、彼の心が広い事を切に願うばかりである。もしやこの寒気は虫の知らせ的な⋯⋯?

 

「あ、珈琲淹れ終わりましたよ」

 

 そう言いながら潮田さんが出した珈琲からは柑橘系の香りがする、代表の珈琲は正統な苦めの珈琲を突き詰めた味なのに比べ、こちらはマイルドだ。

 

「ふぅ、美味しい」

 

「君はそれ、狙って言ってるのかい?まぁいいや。珈琲豆に関しては任せてくれ、君が選抜で使ったとなればウチの研究会の名も上がるだろう、あまりネタバレは良くないだろうが他に仕入れで困っている物はないかい?」

 

「⋯⋯柑橘類の仕入れですかね、まだ確定はしていないのですが、やはり珈琲との親和性は高い様ですし」

 

「だから君は⋯⋯潮田さん、出来るかい?」

 

「ッハ! 勿論です! 家で取り扱っているものなら即座に手配しますよ!」

 

 『何が必要ですか?』とズイズイ近寄ってくる彼女にメモを取り出して品目を伝える。

 

「清見、アンコール、マーコット、バレンシア、ネーブル⋯⋯あとは、そうだな」

 

 流石に顔が近いと思うので、メモを閉じると未だ近寄る潮田さんの顔を下から抑えてから丸投げな注文をする。柑橘に関して特別造詣の深いわけでは無いので、なるべく多くの食材を知りたいのだ。

 

「よく熟れた、香り高い蜜柑があればそれを貰おう」

 

「「____!?!?」」

 

 代表が珈琲を口に含み天井を見上げ、潮田さんは近過ぎた事を今更認識したのか顔を真っ赤にして飛び退き、了解の旨を伝えると飛び出していってしまった。

 

「⋯⋯?」

 

「君は⋯⋯いつか刺されても知らないぞ」

 

 

 

 

 後日、大量の珈琲豆と共に『潮田グループ』なる業者から大量の柑橘類が送られ始め、潮田さんが大企業の社長令嬢であった事を知った。秋の選抜予選まで、私が柑橘類と珈琲豆と戦い続け、シャペル先生が度々訪れては蜜柑を摘んで帰っていく日々が続く事になる。彼はふとした拍子に玄関前で見かけたり、宅配の人を案内しにやってくるのだが、もしかすると彼は蜜柑が好きなのだろうか?




続く!

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