ひだまりしんちゃん   作:影山明

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とばっちりを受けた沙英さんだゾ

ある日、沙英は新作を書くため部屋を使っていた

 

 

今回の小説は格闘バトル物

 

 

橘文初にとってはバトル物である

 

 

もちろん、部屋のドアは塞いでいる

 

 

 

『くっ!何という強さだ』

 

 

『くっくっく、アクション仮面……どうだ、手も足も出まい』

 

 

『くそっ、納豆怪人ネバネーバ……手強い』

 

 

『覚悟しろ!たれビームとからしビームで味付けして食べてやる!』

 

 

 

宮子:おお!ピンチですな!

 

 

しんのすけ:食べられちゃうゾ!

 

 

ヒロやみさえは買い物でいない

 

 

ゆのはひまわりにミルクを飲ませている(沙英に代わりにやるように頼まれた)

 

 

 

ゆの:ほら、ひまちゃん……ミルクだよ~

 

 

ひまわり:たっ!たっ!

 

 

ゆのの胸を叩いてひまわりは何かを訴えた

 

 

ゆの:えーっと、ごめんね……私、出ないんだよ

 

 

ひまわり:ヘッ

 

 

ひまわりは顔を横に向けてニヤリと笑った

 

 

そして逃げた

 

 

ゆの:………チッ、可愛くない

 

 

ゆのは舌打ちをしてそう漏らした

 

 

そこへ沙英が来た

 

 

ゆの:あ、沙英さん……調子はどうですか?

 

 

沙英:うん、まあまあかな……主人公の必殺技がまだ思いつかなくてさぁ、何かない?

 

 

ゆの:えーっと、ゴムゴム……

 

 

沙英:いやいや、いくら何でもゴム人間じゃないから!

 

 

ゆの:………かめ……

 

 

沙英:いやいやいや!違う違う

 

 

宮子:お、沙英さん!必殺技ですかな

 

 

しんのすけ:そうですなぁ、アクションビームとか~

 

 

 

沙英:だからそういうのじゃなくて!格闘技なの!今回は!

 

 

宮子:主人公は男ですかな?

 

 

沙英:ん、まあね

 

 

しんのすけ:ふむふむ、さぞかし胸板凄いんでしょうなぁ

 

 

チラッ

 

 

宮子:むふふふ、そうですなぁ、しんのすけ殿

 

 

チラッチラッ

 

 

 

ゆの(わかってるよ、君たち……何を言いたいのかを)

 

 

 

沙英:うん、多分凄いんじゃないかなぁ

 

 

チラッ

 

 

ゆの(ほほ~今回は沙英さんもご希望ですか……だったら望み通りやってやろうじゃないですか!)

 

 

 

ゆのはスクッと立ち上がりポキポキと指を鳴らした

 

 

ゆの:今日はな~んかいつもの数倍の力が出せそうだよ、さあ~て、誰からやってやろうかぁ~、しんちゃんかな?

 

 

しんのすけ:うっ

 

 

ゆの:宮ちゃんかな?

 

 

宮子:い、いえ

 

 

ゆの:それとも、沙英さんかなぁ?

 

 

 

沙英:いや、何で私まで!

 

 

 

宮子:ゆのっち落ち着いて!胸板は胸板でも男のですから!ゆのっちの胸板とは違うんだよ!

 

 

 

ゆの:………何だってぇ~?

 

 

宮子:あ、いや、その~

 

 

ゆの:あーもうまどろっこしい!3人まとめてやってやる!!

 

 

 

ゆのは宮子と沙英は両手で2人の頭を擦りつけるようにグリグリ攻撃をしてしんのすけは何と両足でグリグリ攻撃を仕掛ける

 

 

ゆの:ほれほれほれ!思い知ったかぁ~!

 

 

 

宮子:ひょえ~

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

沙英:何で私まで~

 

 

 

ちなみに沙英は必殺技が思いつかなかったため、バトル物は辞退したようだ




沙英もお仕置きされた珍しく話

必殺技の名前、難しいですね

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