ひだまりしんちゃん   作:影山明

82 / 122
親友同士でケンカだゾ

ある日、ゆのは風呂から出た後、服を身につける前に胸を触っていた

 

 

ゆの:………はぁ、小さい……多少膨らんではいるものの……相変わらずペッタンコ

 

 

ゆのは服を着て2階へ戻る

 

 

宮子:お!ゆのっち!じゃあ私入ってくるね

 

 

宮子は下に行った

 

 

すれ違い様にゆのは宮子の胸を見る

 

 

ゆの(おっきいなぁ……羨ましい)

 

 

宮子の豊満な胸を見たゆのはさらに落ち込んだ

 

 

翌日

 

 

宮子:ゆのっち、元気ないね……どうしたの

 

 

しんのすけ:そうだゾ!オラ達に話してみたまえ!

 

 

 

ゆの:………唐突だね、まあいいけどさ……実は

 

 

 

ゆのは昨日のことを話した

 

 

宮子:ふむふむなるほど

 

 

しんのすけ:ほうほう

 

 

ゆの:はぁ、気になるんだよね……やっぱり

 

 

宮子:元気だしなってゆのっち!そんなこと気にしてたって仕方ないよ

 

 

カチン

 

 

ゆの:………そんなこと……だって?

 

 

 

宮子:そうですぞ、ゆのっちはそのままでいいんだよ、だから気にしなくていいんだよ

 

 

ゆの:ふ、ふふふふふ………そっかぁ、そんなことかぁ

 

 

宮子:あ、ゆのっち……?どったの?

 

 

 

ゆのはスクッと立ち上がると宮子をキッと睨む

 

 

宮子:やだなぁゆのっち~気に障っちゃった?ゴメンね~

 

 

ゆの:…………

 

 

ゆのは宮子に近づきグイッと胸ぐらを掴んだ

 

 

ゆの:そんなことって何だよ、私は気にしてるんだよ……元々デカいやつに何がわかるんだよ

 

 

宮子:ゆ、ゆのっち……ふ、服が伸びる!

 

 

ゆの:フンッ、ほら

 

 

ゆのは宮子を少し乱暴に放した

 

 

宮子:も~!ゆのっちのアホ~!

 

 

 

ゆのの仕打ちに宮子は珍しく怒った

 

 

 

宮子:私はゆのっちを元気づけようとしてるのに!なんでそんな態度取るかな、少しは私の気持ちもわかってよ!

 

 

 

宮子は訴えるが今のゆのにとってはそれはキレるきっかけにすぎなかった

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:言いたいこと言ってくれるねぇ~、じゃあ私も言わせてもらうよ

 

 

 

宮子:いいよ、言ってみな

 

 

ゆの:前からね、宮ちゃんのそののらりくらりとした性格や態度が気に入らなかったんだよ!!こっちが何も言わないからって調子に乗ってんじゃねぇよ!

 

 

宮子:私だってゆのっちのナヨナヨした性格が前から気に入らなかったよ!何だい、かわいこぶっちゃってさぁ~

 

 

しんのすけ:け、ケンカはダメだゾ!仲良くしないと

 

 

ゆの:うるさい!子供は引っ込んでろ!

 

 

宮子:しんのすけ殿に八つ当たりをするんじゃないよゆのっち!幼稚園児相手に大人気ない

 

 

 

ゆの:わかったよ、ケンカ売ってるんだね……だったら………買うよ!!

 

 

ゆのは宮子を殴った

 

 

宮子:あたたた!

 

 

ゆの:フンッ、いい気味だね

 

 

 

宮子:お返しの宮子パンチ!

 

 

ゆの:ぐふっ!

 

 

 

宮子:今のゆのっちは嫌いだ!大っ嫌いだ!

 

 

ゆの:やったなぁ!

 

 

宮子:ああ!やったよ!

 

 

ゆの:もう許すモンか!手加減無しでぶっ飛ばしてやる!

 

 

宮子:いいよ!かかってこい!

 

 

ゆの:中学時代負け無しだった私に勝てると思うなよ!

 

 

 

宮子:しんのすけ殿、寝室に行ってて下され、ちょいとゆのっちと闘わねばならないのでね、向こうへ行ったら戸を閉めてひまわり殿と待ってて下され

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

 

宮子はしんのすけを寝室へと行かせた

 

 

しんのすけは言われたとおり戸を閉めてひまわりと待つ

 

 

宮子は茶の間のテーブルをよかした

 

 

 

ゆの:さあ、覚悟はいい?

 

 

指をパキパキと鳴らすゆの

 

 

 

宮子:ゆのっち、本気だね……やめるなら今だよ

 

 

ゆの:ああ、本気だよ……すっごいイライラしてるからね……宮ちゃん、パンチと蹴りと両方やってあげるからね

 

 

 

宮子:ゴクッ

 

 

ゆの:はああっ!

 

 

宮子:くっ!

 

 

 

宮子はゆのの蹴りをガードする

 

 

 

宮子:宮子パンチ!

 

 

もう片方の手でゆのにパンチを放つ

 

 

ゆの:痛っ!

 

 

宮子:へっへ~

 

 

ゆの:なかやかやるじゃん、ならこれはどうかな!

 

 

ゆのは跳んで宮子に空中から回し蹴りを放つ

 

 

宮子:危なっ!

 

 

ヒョイと避ける

 

 

ゆのは地面に激突した

 

 

ゆの:あいた!って~

 

 

ゆのは足をさする

 

 

宮子:ゆのっち!

 

 

ゆの:お待たせ、さ、続きやろうか

 

 

宮子はガバッとゆのを抱きしめた

 

 

ゆの:なっ!ちょっ!何を!

 

 

宮子:ゴメンね……私が悪かったよ

 

 

ゆの:フンッ何を今更

 

 

宮子:聞いてゆのっち!私がそんなことって言ったのはね、ゆのっちにそのままでいて欲しかったんだ

 

 

ゆの:………そのままで?

 

 

宮子:うん、ゆのっちはその小さな胸を人のために痛めることが出来る……人の悩みを受け止める事が出来て、その小さな胸で人を優しく包み込む、小さくたってゆのっちの胸は立派だよ

 

 

ゆの:………宮ちゃん

 

 

宮子:それに、大きかったら悩みも跳ね返ってどっか行っちゃうよ?私はそんなの嫌だなぁ

 

 

ゆの:………

 

 

宮子:受け止めて欲しいんだ、全部……その小さな胸で……そして、私を優しく包んで欲しいんだ

 

 

 

ゆの:宮ちゃん……いいよ、おいで

 

 

宮子はゆのに体を預けた

 

 

ゆのはそれを抱きしめて胸に宮子の顔を当てる

 

 

宮子:気持ちいいね、この少しだけ膨らんだゆのっちの胸は

 

ゆの:ふふ、ありがと

 

 

いつの間にか2人は仲直りをしていた

 

 

宮子:ゆのっち、前にさ……ケンカってしたことないねって言ってたよね

 

 

ゆの:うん

 

 

宮子:ケンカって嫌だね

 

 

ゆの:うん

 

 

しんのすけ:うむうむ、2人はこうでなくてはいけませんな

 

 

ひまわり:たいやい

 

 

シロ:アン!

 

 

シロはいつの間にか入っていた

 

 

2人はしばらくこのままでいた

 

 

そしてまたいつも通りの2人に戻るのだった

 

 

ゆの:もー!宮ちゃんてばー!

 

 

宮子:わははは!




ひだまり本編でケンカしたことないよねと言ってたのでさせた(笑)

まあ実際はしないと思うけど(笑)

書いてて楽しかった

どれを投稿してほしいですか?(最後の回答のキャラは活動報告へ書いてください)

  • 日常的なほんわか話
  • 涙涙の感動話
  • 色んな世界観、スペシャル編
  • クレしんと言えばのドタバタ話
  • しんのすけとひだまりスケッチの誰かとのコンビ話

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。