ひだまりしんちゃん   作:影山明

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『ゆず』がウチに来たゾ

ある日、野原家に彼女がやってきた

 

 

 

しんのすけ:ほーい、開けるよ~

 

 

 

インターホンが鳴り、しんのすけが出ると

 

 

 

??:久しぶりね、しんちゃん

 

 

しんのすけ:おお!妖怪オホホ女!

 

 

 

??:夏目だっつってんでしょうが!夏目 柚!

 

 

しんのすけ:ギターかハーモニカ持ってきた?

 

 

 

夏目:持ってこないわ!アホ!

 

 

 

しんのすけ:じゃあ青春の日々も過ごせませんなぁ、鳥も飛べませんなぁ、栄光の橋もかかりませんなぁ

 

 

 

夏目:だから!歌わないっつーの!

 

 

 

しんのすけ:え?

 

 

 

夏目:まったく……ねぇ、沙英っている?

 

 

 

しんのすけ:いますぞ

 

 

 

夏目:何してるの?

 

 

 

しんのすけ:冴えてます

 

 

 

夏目:………沙英が、冴えてるの?

 

 

 

しんのすけ:うん、沙英が冴えてます

 

 

 

そこへ

 

 

 

沙英:あんたら!人の名前でダジャレ作るな!

 

 

 

夏目:あーら、沙英……こんなところに居候してるなんて、ひだまり荘はどうしたのかしら

 

 

 

沙英:無いよ、粉々に吹っ飛んだからね

 

 

しんのすけ:オラのおかけだゾ

 

 

 

沙英:そうだよ!全部アンタのおかげだよ!ありがとさん!

 

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもー

 

 

 

沙英:褒めてない!

 

 

夏目:さ、沙英……お茶くらい出しなさいよ、気の利かない

 

 

沙英:………何、偉そうに

 

 

 

沙英はため息をついてお茶を入れてきた

 

 

 

沙英:ほら、お茶だよ

 

 

 

夏目:ええ、ありがと

 

 

 

沙英:………うん

 

 

 

二人は何故か赤くなる

 

 

 

しんのすけ:おおー!弓ですなぁ!

 

 

 

沙英:それを言うなら百合!

 

 

 

夏目:………

 

 

 

そして夜

 

 

 

ゆの:ふぅ~ただいま~

 

 

 

しんのすけ:お、なーんだ妖怪胸ペッタンか

 

 

 

ゆの:次言ったらぶっ飛ばすよこの野郎

 

 

 

しんのすけ:んもー軽いジョークってやつだゾ、妖怪ワイシャツジーパン女

 

 

 

ゆの:あのなぁ!その妖怪何たらって言う呼び方をやめろってば!!

 

 

しんのすけ:やだー!

 

 

 

ゆの:こらー!待てぇ~!!

 

 

 

ゆのとしんのすけの追いかけっこを余所に、二人は

 

 

 

沙英:………ゆ、夕飯……食べる?

 

 

 

夏目:と、とりあえず頂くわ

 

 

 

沙英はちゃちゃっとチャーハンを作って夏目に出す

 

 

 

沙英:ひ、ヒロよりは美味しくないと思うけど

 

 

 

夏目:い、頂くわ

 

 

 

夏目は一口食べてみる

 

 

 

夏目:お、美味しいじゃない……

 

 

 

沙英:ありがと

 

 

 

そして、夏目は一晩泊まった

 

 

沙英:またね、夏目

 

 

夏目:……え、ええ

 

 

しんのすけ:今度はギターかハーモニカ持ってきてねー

 

 

夏目:まだそれ引っ張るかあんたはぁ~!!

 

 

沙英:いいからほらほら、行った行った

 

 

夏目:さ、さようなら!

 

 

夏目は出て行った

 

 

夏目(沙英に会えてよかった……沙英の手作りチャーハン、美味しかったなぁ……また食べにいこっかなぁ)




夏目ネタ(笑)

もちろんゆずをいじる(笑)

沙英が冴えている、お気に入り(笑)

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  • 涙涙の感動話
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