ある日、沙英は小説のネタ探しに散歩に出ていた
沙英:うーん、今ひとつ出ないなぁ……どうしたらいいかなぁ
そこへしんのすけがやってきた
しんのすけ:何が出ないの?お通じ?
沙英:違うわ!ネタだよネタ
しんのすけ:ヘイ!らっしゃい!何握りやしょう
沙英:穴子とトロ!あとホタテ……って違ーう!!
しんのすけ:ノッてたじゃん
沙英:………オホン、小説のアイデアだよ
しんのすけ:んもーはじめからそう言ってよ~
沙英(コイツは……)
沙英はため息を1つつく
沙英:一緒に来る?甘い物でもご馳走するよ
しんのすけ:おおー!オラ、ウルトラスーパーデラックスパフェ!
沙英:そんな高いモン奢れるほど私の懐は温かくないのよ、頼むからフツーのにして
しんのすけ:おケチだな~
沙英:女子高生の財布なんだからしょーがない
しんのすけと沙英は喫茶店に向かった
ゆの:………ん?あれは沙英さんとしんちゃん……ま、いいか……とりあえずゲームセンター行こっと
ゆのは目的地へと向かう
【喫茶店】
しんのすけはパフェにがっついていた
沙英:そんなに慌てなさんなって……誰も取りゃしないよ、それにむせるってば
しんのすけ:何書くの?
沙英:ん?
しんのすけ:小説
沙英:………ああ、特には決まってないんだ……だから悩んでる
しんのすけ:何で?
沙英:何でって……そりゃあ自由に書いていいからね……だからこそ何を書けばいいかわからないんだよ、しんちゃんだってさ
しんのすけ:……お?
沙英:例えばね、みさえさんに好きなおもちゃを1つだけ買ってあげるから自由に選んできてって言われるとするじゃん?迷わない?
しんのすけ:………うーむ、迷いますなぁ
沙英:でしょ?
しんのすけ:でも
沙英:でも?
しんのすけ:迷うけどいずれは決まるゾ、何故ならオラはそのたくさんのおもちゃを見て回って気に入った物を選ぶんだゾ、沙英さんの小説も同じだゾ
沙英:………同じ?
しんのすけ:とりあえず書けばいいんだゾ、その中から自分のお気に入りを選ぶんだゾ
沙英(お気に入り………か)
しんのすけ:オラは自分の遊びたいおもちゃを選ぶゾ
沙英:……そっか、そうだよね……書けばいいんだよね……たくさん書いて、その中から自分の本当に書きたい物を見つける……うん!そうだ!ありがとうしんちゃん!お礼にクリームソーダもつけちゃうよ!
しんのすけ:おおー!沙英さんふとももー!
沙英:………フフッ、それを言うなら太っ腹
沙英がその言葉を口にした瞬間
『さぁ~えぇ~』
沙英:え!?ヒ、ヒロ!?
ヒロ:だぁ~れが太っ腹なの~?
沙英:あ、いや……その……さいなら!
沙英はさっさと会計して逃げた
ヒロ:待ちなさーい!
ヒロは追いかける
しんのすけ:やれやれ~
そして、夜の野原家
沙英の頭にはたんこぶが出来ていた
宮子:あれ~?何でゆのっち右手痛めてるの?
ゆの:………パンチングマシンやりすぎちゃって……いたたた、宇宙の帝王倒せなかった
しんのすけが珍しくいいことを言ってる話
しんのすけは意外としっかりしてます
たまにはこういうのもいいですよね
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