ある、日曜日
野原家はアスレチック場へと足を運んでいた
その理由は『チキチキ肩車レース』に出るためだ
なんと1位の賞品は商品券5万円分なのだ
それを聞いたみさえは出場を決めた
しかし、前日になりみさえ、ひろしは腰を痛め出場は不可能になった
そこで、以前運動会で夏目に圧倒的な勝利を収めたゆのに白羽の矢が立てられた
ゆの:ふー、よっと……
ゆのは準備体操を始める
しんのすけ:ゆのさん、よろしくお願いしマーライオン
ゆの:………はいはい、じゃあそろそろ行こっか
しんのすけ:あ、その前に……ふん!
しんのすけは屁をこいた
ゆの:……気が済んだ?
しんのすけ:いやーだってさぁ、ゆのさんに乗ってるときにやったら大変でしょー
ゆの:………まあ、いいから行くよ
あまり気乗りがしなく、何の相談も無しに勝手に決められたためゆのは若干不機嫌なのだ
ゆのはしんのすけを抱き抱えると自分の後ろに回して足を掴む
ゆの:落ちないでね?
ゆのはスタートラインに立つ
横にはライバル達が並んでいた
審判:位置について!よーい!
パン!とピストルの音が響く
各自一斉にスタート
まずはタイヤ跳び
ゆの:よっ!ほっ!はいっ!
難なくクリア
ひろし:よーし!出だしは好調だ!
みさえ:おっしゃー!
宮子:いいぞー!ゆのっちー!
沙英:いけー!ゆのー!
ヒロ:ファイトー!……でも私が出たかったわ
宮子:ダイエットか~
ヒロ:フン!
ヒロは宮子のボディに肘打ちをくらわせる
宮子:ぐぼっ!
ヒロ:どう?宮ちゃん、肘打ち美味しい?
宮子:け、結構なお味で……ぐふ
そして、レースは
網くぐり
ゆの:しんちゃん……頭に掴まっててね
しんちゃん:ほい!
しんのすけはゆのの首をグイッと掴む
ゆの:……ぐほ!ぐ……ぐるじい……もっど……そっど……
しんのすけ:あ
しんのすけはそっと掴まる
ゆのは四つん這いになりネットをくぐる
続いて平均台
ゆの:おっとっと……バランス……バランスっと
ゆっくりと少しずつ進む
ラストはトラックレース
ゴールまで行けば勝ちだ
ゆの:いくよ!ラストスパート!パワー全開!!
しんのすけ:おっしゃー!
ゆの:しっかり掴まっててね!はああっ!!
気合いを入れ走り出すゆの
なんと!ごぼう抜きをし続け一気に2位まで上り詰めた!
一位はガタイのいい父親だ
子供:パパ!追いつかれてるよ!
父親:心配するな!パパがあんなひょろゴボウとジャガイモ小僧に負けるわけないだろう?
ゆの:言ったな~!!目に物見せてやる~!!
しんのすけ:勝負は筋肉だけじゃ決まらないんだゾ!
ゆの・しんのすけ:うおおおお~!!
今!ゆのとしんのすけが1つになったのだった!!
しんのすけ:しんのすけ&ゆの!ファイヤー!!
ゆの:ファイヤー!!
ひろし:す!すげけぇ!
みさえ:う、うそぉ!!
ヒロ:ゆのさん!
沙英:ゆの!
宮子:それでは皆さん!ご一緒に!せーっの!
『いっけええぇぇぇぇぇ~っ!!!』
パァン!!
『ゴオォォォォル!!!』
審判:優勝は………ゆの&しんのすけチーム!!
野原一家:うおおおお~!!
ゆの:やったー!!
しんのすけ:それでは皆さん!またご一緒に!
『ワッハッハッハッハ!!』
そして野原一家は見事商品券を獲得して豪勢に買い物をして食事をした
ゆのとしんのすけが人一倍食べた
そのあと、疲れからか並んで眠った
ヒロとみさえは毛布を掛けてあげて見合って笑った
これ結構楽しく書けました
イメージ的にはヘンダーランドのマカオとジョマとの追いかけっこ(笑)
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