ある夏の日
ゆの:暑い……汗がダラダラと出てくる
しんのすけ:オラ……溶けちゃいそう
野原家にはゆのとしんのすけだけだった
ひろしは会社
宮子、沙英は帰省
ヒロはみさえと買い物へ行った
ひまわりはみさえが連れて行った
しんのすけ:こんな時は裸ですごしたいですなー
ゆの:うーん、でもお客さん来たら困るよ?それに……私、恥ずかしいな
ゆのはしんのすけの考えには一理あると思っていた
やってみたいという思いもあった
しかししんのすけは5歳といえど男の子
たまにお風呂は一緒に入るがそれは風呂だから
ましてや部屋で裸になるなどゆのには出来なかった
ゆの(そうだ、服を変えよう)
ゆのは寝室に行き服を着替える
上を学校のYシャツ1枚にして腕捲り
下をジーパンにして少し涼しそうになった
しんのすけはそれを見てマネをしてみる
幼稚園の服をクールビズで着る
しんのすけ:いいですなー
ゆの:ねー
少し涼しそうになりテレビを見たりお昼寝をしたりして過ごしていた
ゆの:うーん、家にいても何もやることないなぁ……そうだ、お庭の草むしりと水撒きをしよう
ゆのは軍手をはめて草むしりを始めた
しんのすけはというと
しんのすけ:ゆのさーん、見て見て~
ゆの:ん?
しんのすけは裸になりセクシーポーズをとる
幸い草でぞーさんは隠れている
しんのすけ:あっは~ん
ゆの:ぐへっ!
ゆのは盛大にずっこける
ゆの:もー!ダメだよーお客さん来たらどうするの
多少怒るゆの
ゆの:ほら、お洋服着てきて
家を指さし服を着るよう促すゆの
しんのすけ:んもーわがままだなぁー
しんのすけはブーブー文句を言いつつ服を着に戻る
ゆの:そういう問題じゃないんだよ
草をむしりながらそう呟いた
服を着たしんのすけはゆのと一緒に草むしりと水撒きをした
終わったら2人でコンビニへアイスを買いに行って縁側で食べる
夕方、ヒロとみさえが帰ってきた
みさえ:しんのすけー、どこにいるの?
ヒロ:みさえさん、お庭、草が一本もないです、それに、水も撒いてあります
みさえ:あら、それじゃ2人で……
ひまわり:たっ、たたや!
ひまわりが呼んでいる
みさえとヒロはそこへ行く
そこには
スヤスヤ眠る2人がいた
近くにはアイスのゴミを捨てたビニール袋が置いてあった
ヒロ:ふふふ、寝ちゃってるわ
みさえ:ホント、しょーがないんだから
優しく笑った2人
みさえはビニール袋を持ってゴミ箱に捨てた
ヒロは2人に毛布を掛けてあげる
ヒロ:ふふふ、涼しそうな格好してるわ
そういって台所へ行く
しんのすけ:ムニャムニャ……かーちゃんおつやぁ
ゆの:ムニャムニャ……もうジュース飲めません
ゆのとしんのすけは夕飯までグッスリと夢の中にいるのだった
ゆのとしんのすけの始まり
この頃はまだまともだった(笑)
そう、キレるまでは
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