ヒーロシ:捕まったな
シンノー:うん
ミッサエ:ったく!誰のせいよ!誰の!
ヒマー:たいやい
そこへカツカツと足音を立て親分がやってきた
ユノー:おやおや、随分とおバカそうな一家だな
シンノー:フン!お胸がなくてリンゴジュースが好きなお子様に言われたくないゾ!
ユノー:やかましい!誰がお子様じゃクラァ!ええ!?坊主!
ヒーロシ:こ、こら!あまり挑発すんな!
ユノー:ふん、まあいい、お前らはそのままそこにいろ、後でゆっくり料理してやるよ、おいヨシーノヤ!見張ってろ、いいか!一瞬たりとも目を離すなよ!
ヨシーノヤ:はぁ~い!
ユノー:それ気持ち悪いからやめろよ
ヨシーノヤ:うっふん、親分ったらぁ~ん
ユノー:付き合ってらんね、行こ
ユノーは階段をあがって行ってしまった
【最上階】
ヒロー:親分、リンゴジュースお持ちしました
ユノー:ご苦労、ほうこいつはなかなか上等なリンゴだな
ミヤッコ:親分はお子様だな~、これからはオレンジジュースの時代ですぜ
ユノー:うっさいうっさい!そんな高価なモン買えねぇってば!だからこうやって稼いでんの!わかるか?
サーエ:ウチはビンボーだからなぁ
ヒロー:この基地だけは警察署を乗っ取ったから立派だけどねー
ユノー:それ言うなよ
そして、夜になった
ヨシーノヤ:スピー
ヒーロシ:寝ちまってるぜ、目離すなって言われてんのに
『助けにきましたよ、皆さん』
ミッサエ:あ、貴方達
ノリッペー:しっ!静かに!ナズーナ、鍵
ナズーナ:あった、はい
ノリッペー:よし!今開けますね
ノリッペーは鍵で牢を開けた
ヒーロシ:よし、出れた!後はあいつらをふん捕まえるだけだ
シンノー:父ちゃん、ヨシーノヤちゃんのお胸、揉んでこうよ
ヒーロシ:ぐふふふ!そうだな
ミッサエ:おバカ!そんなことしたら目ェ覚ますだろが!
げ ん
こ つ
ヒーロシ:す、すまん
シンノー:メンボメンボ
ミッサエ:それを言うならメンゴメンゴ!って古いわ!
ノッハラ一家は上へと駆け上がり敵の部屋を目指す
ミヤッコ:ふぅースッキリー!およ?
ヒーロシ:いかん!隠れろ!
用を済ましたミヤッコはノッハラ一家を見た気がして隠れた方に近づいてくる
その時
プスー
シンノーがすかしっ屁をこいた
ミヤッコ:くさっ
ミヤッコは倒れた
ヒーロシ:ちきしょー!くせー!シンノーやめろよすかしっ屁は
シンノー:でも敵を1人やっつけたぞ
ヒーロシ:まあ、それもそうだな
『おい!そこで何をしている!』
ヒーロシ:しまった!眼鏡の奴だ!
サーエ:動くな!動くと撃つ!
ヒーロシ:くっ!
サーエ:よーし、それでいい、手を上げてこっちに来い
ヒーロシ達は両手を挙げサーエに近づく
しかし1人足りない
ヒマー:たいやい
ヒマーはいつの間にかサーエの頭によじ登り眼鏡を取る
サーエ:ぐあ!くそっ!眼鏡を!あれがないと何も見えん!
ヒーロシ:今だ!くらえ!3日の靴下キーック!
サーエ:ぐへぇ~!くっさー!
ヒーロシ:よし!コイツを盾にいくぞ!
サーエの背中に銃を突きつけしばらく進む
ヒロー:あ!サーエ!貴方達!サーエを離しなさい!
ヒーロシ:やだね!どうしても離して欲しけりゃ武器を捨ててボスの居場所を吐きやがれ!
ヒロー:くっ!卑怯な
ノリッペー:卑怯はそっちだ!この豚野郎!
ヒロー:んな!ぶ、豚野郎!?
ナズーナ:と、とんかつにして食っちまうぞ~
『やい!こら!誰が豚野郎だ!』
声のした方を見ると小さな豚が二足歩行で立っていた
シンノー:おおー!ぶりぶりざえもん!
豚:違う!私はこの街の保安官、ブヒスタンだ!決して豚ではない!
ヒーロシ:まんまな名前だな
ブヒスタン:やかましい!貴様らと同じ牢にいたのに気がつくどころかそこのケツのでかい女の尻に敷かれ、危うく窒息するところだったぞ!
ミッサエはサーエに突きつけていた銃をすかさずブヒスタンに向け足下を撃った
ミッサエ:今度言ったら脳天貫いてホントにとんかつにして晩のおかずにするわよ
ブヒスタン:失礼、お嬢様
ヒロー:こらー!シカトするなー!!
ヒーロシ:おっと、忘れてたぜ、お前はこの靴の匂いを嗅げ!
ヒーロシは靴を片方脱ぎ、ヒローの鼻に当てた
ヒロー:うぐぐぐ!く、くさー!
ヒーロシ:どうする、ボスの居場所を吐くのなら離してやるぜ
ヒロー:そ、そこの階段をあがって突き当たりを左に行ったところの部屋が我々の部屋、ボスもそこに……うっ
ヒーロシ:やりすぎちまったな、気絶しちまった
ミッサエ:あなた!
ヒーロシ:おう!いくぞ!
ノッハラ一家とノリッペーとナズーナ、そしてブヒスタンは階段をあがって突き当たりを左に行き、ついにユノーの元へ行く
果たしてユノーを倒せるのか!?
③に続く
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