哿と婚約者   作:ホーラ

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遅くなってすみません…

注意:最初三人称視点


第58話:敗北の先

闘技場(コロッセオ)の外側に群がる群衆が見つめる一点、そこにはアリアと銀華、そして向かい合うようにカナが立っていた。

その様子に群衆達は驚愕する。なぜなら銀華+アリアvsカナの2vs1だからだ。

多人数vs1の模擬戦というのは、チームの連携の練習、または1vs1じゃ実力が離れすぎてるという時に行われる。だが観客は肌も斬り裂くオーラを出してる銀華とアリアを見て、後者だと理解したのだ。

銀華とアリア。

強襲科の1,2位の生徒。

3位に銀華達と同じくSランクでX組の一石がいるが少し戦闘力が落ちる。それほど銀華とアリアは他との実力が離れているのだ。

だが、その2人が束にならないと勝てない相手。

 

「さあ、いつでも来なさい」

 

余裕のある声がアリアと銀華の目の前にいるカナから放たれる。

 

(隙がない……!)

 

ただ立っているだけにも関わらず、アリアはカナの隙を見つけることができなかった。

しかし、アリアは不安には思わない。なぜなら……

 

(あたし達は何たって2人!銀華もいるんだから!)

 

 

 

あらかじめ、銀華とアリアは情報を共有し、作戦を決めていた。

 

『カナに死角はない。だから、この勝負に勝つには、決定的な隙を作るしかない。私がどうにかして隙を作るからアリア、あなたが決めなさい』

 

死角がなくとも、隙というものは意外とできる。

銃のリロードの間、刀剣による大きなノックバック、などなど。

ダメージを与えることができなくても隙を作ることぐらいはできる。

だが、そう簡単にいくものではなかった。

 

パパパパパパッ!

長い三つ編みを翻し、カナの周囲に6つの光がほとんど同時に閃く。

不可視の銃弾(インヴィジビレ)。その攻撃の6連射(ファンショット)だ。

その6連射を銀華は--

ギギギギギギィン!

前方5メートルほどの距離で同じ6連撃の『銃弾撃ち(ビリヤード)』で全て防御する。

その隙を見計らい、銀華と反対、挟み込むように展開していたアリアは刀を携え一気に近づく。そのアリアに対して……

 

パァン!

 

カナは長い三つ編みを踊らせながら、振り向きざまに不可視の銃弾。銀華はその勘と推理力、技の特性を知っているのもあって防御や回避することができるが、不可視の銃弾は普通回避することはできない。

バシィッ!

アリアから鞭で叩かれたような音があがる。

 

「うっ」

 

アリアは短い悲鳴を上げ、見えない足払いをかけられたように前のめりに倒れる。

カナのコルト・ピースメーカーの弾の数は6発。なぜ6発以上撃てるかというと、その理由は簡単。もう一丁コルト・ピースメーカーを隠し持っていたからだ。

それを見た銀華は同じように二丁持ったベレッタ93Rの9+15の24連射。

 

「--!」

 

ギギギギギィン!

今度はお返しとばかりにカナが銃弾撃ちをみせる。それも銃弾撃ちより高度で、4連鎖、5連鎖を組み込んだ『連鎖撃ち(キャノンショット)』。

星々のような弾丸が弾ける中で、流星を二筋走らせるように、いつの間にか既に先ほどの攻撃から体勢を整えていたカナの背中に二刀流で切りかかった。

 

「やっ!」

 

カナの背後を襲う、挟撃。

強襲科1位,2位の連携技に、おおっ!と生徒たちが声を上げる。

しかし、カナはそう甘くない。

ギギンッッ!

くるくるくる……

かしゃん、かしゃん。

とアリアの小太刀は……闘技場の左右まで飛ばされる。

誰もそれを見ることはできなかった。

カナがしたのは、先ほどと同じように三つ編みの髪を揺らして振り返っただけ。

サソリの尾(スコルピオ)

不可視の銃弾と同じように見ることができない攻撃。

カナの背後に回ったものは、それに襲い掛かられる。

バンバンッ!

と二丁拳銃に持ち替えて至近距離からカナのことを撃つアリアだがその照準は定まってない。口元からは一筋の血が流れ、足取りもたどたどしい。

なぜなら、カナが今の見えない打撃でアリアの顎を殴打したからだ。

後退したアリアを庇うように、銀華が後ろからリロードを済ませたベレッタでカナを撃つが跳ねるようにしてかわされる。

接近戦に持ち込んだ銀華だったが…

 

「くっ……」

 

カナに対しては分が悪い。

なぜなら不可視の銃弾を銀華が使えるように、カナも銀華の技を使うことができるからだ。そしてカナはキンジでさえ知らない遠山家の技をいくつも持っている。銀華も戦闘の引き出しは多いとはいえ、まだまだ若い。

銀華もそれがわかっているようで…

ビュン!

バク転しながら『incessant shelling(降りやまぬ雨)』で空気弾を放つが、同じように空気弾を放ったカナに相殺されてしまう。

その後隙を狙い、アリアのガバメントが火を噴くが、不可視の銃弾の連鎖撃ちで迎撃されてしまう。

 

まるで子供と大人。

Sランクの二人を手玉に取るカナに観客はどよめいていた。

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

「おいおい、神崎と北条を同時に相手にするなんて、すごすぎるだろあいつ」

札幌武偵高(サッコウ)にあんなすげえ女子がいたなんて!」

「あの状態の北条先輩が負けるなんて…」

「っていうかどうなってるんだよあれ。斬撃も銃撃も見えねえぞ!」

 

俺の周りで興奮した強襲科の生徒たちが声を連ねている。

(銀華……アリア……!)

防弾ガラスの衝立の向こう、砂が敷かれた闘技場(コロッセオ)には銀華とアリア……そしてカナがいた。

カナは武偵高の制服を着てアリアと銀華の二人の連撃を軽くあしらっていた。

あの周りを魅了する美貌。

その顔に憂い色を浮かべながら、不可視の銃弾を放っている。不可視の銃弾の構造を知っており、なおかつ銃弾撃ちができる銀華は自分に向かう弾は防御しているが、アリアはかわせない。

防弾制服にあたり血しぶきは上がらないが、ずしゃっと前のめりに倒れるアリア。

いや本当は、防御できる銀華がおかしいのだ。その銀華もアリアが倒れている間のカナとの1vs1の時間は、かなり苦しそうだ。ヒステリアモードの銀華が圧倒されるのは初めて見た。

 

(というより……なんで、銀華とカナが!)

 

あの二人は仲が良かったはずだ。

中学の時俺の家に遊びに来ていた銀華はカナと本当の姉妹(?)のようだった。

なのになぜ…!生きていたカナと銀華が戦っているんだ。

 

「はぁ…はぁ…」

「2人でもキッツイ…」

 

前のめりに倒れたアリアとその横で肩で息をしながら片膝をつく銀華。

銀華の銃は弾切れでスライドオープン。

もう二人とも不可視の銃弾から逃げるすべはない。まだ大きなダメージはもらってない銀華はともかく、何度もダメージをもらっているアリアは死んじまうぞ!

この事態を収めるには…

 

「逃げろ、二人とも!」

 

俺はベレッタをカナに向けながら、銀華とアリア、そして勝負を決める銃弾を放とうとしたカナの間に割って入った。

パン!パァン!

ほぼ同時に放たれたカナの銃弾が、俺の脇腹を掠め、アリアと銀華の脇の地面にそれぞれ一つずつ着弾する。バットで二発同時に殴られたようなダメージに意識が遠のき、内臓全てが口から出てきそうな感覚さえする。

だがこの銃口は逸らさない!

 

「ど、どきなさい……キンジ!」

「わ、私は負けてない、どいてキンジ…!」

 

背後から聞こえる声に俺は慌てて振り返ると、二人とも立ち上がりつつあった。

二人ともどう見ても限界なのに…

 

「どきなさい、キンジ」

 

カナも二人と同じようなセリフで命令してくる。

 

「あなたの素人のような動きは事故が起こりやすい。危ないわ」

「あんたに言われなくても、そんなことわかってる!」

「なら、どうして?なんのために危険な場所に飛び込むの?まさか、私と戦うつもり?今のあなたじゃ私に勝てるハズは、万に一つも」

「そんなことじゃねえんだよッ!!」

 

絶叫した俺に

 

「キンジ…」

 

カナはその目を少し見開いた。

 

「勝てる勝てないだけじゃない。自分の大切な人達を守るために俺は戦う」

 

俺の言葉を聞いたカナは--なぜか俺ではなく後ろの銀華をチラリと見る表情は驚きの表情だった。

 

「……キンジ、変わったのね」

 

その声にどこか淋しさと淋しさだけではない何か納得する色、そしてほんの少しだけ銀華に対し敵視するようなものを込めたカナは訓練場の入り口の方へ振り向いた。

俺がその視線を追うと…そこには

 

「こ、こらー!そこで何やってるんですか!

 

誰かがこの騒ぎを通報したらしく、湾岸署から小柄な婦警が生徒をかき分け強襲科に入ってきていた。

 

「逮捕します!この場の全員、逮捕します!」

 

ぴーっと鳴らしたホイッスルに野次馬の生徒たちは慌て出す。

 

「あなた達も早く解散しなさい!」

 

などと叫びながら、小柄な婦警は俺たちの方に向かって走ってきた。

カナはその婦警を見たかと思うと--

……

…………

口元に手を寄せて

 

「……んっ」

 

といきなり緊張感も何もないあくびをした。

……闘気が消えている?

なるほど。あの時が近づいているんだな。兄さん。

それを見た銀華もベルセを解いて、ヒステリアモード特有の眠けが襲ったようだ。

 

「まったくもう…理子は」

 

理子?

と俺が眉を寄せると、婦警は

 

「くふ、くふふふふ」

 

ほおを引きつらせながら笑い出した。理子の声で。

この婦警、理子かよ!

目を丸くする俺の横でカナはふらり。

踵を返し、欠伸をしながら闘技場を出て行く。

俺は緊張が解けガクッと、被弾した脇腹を抑え片膝をついた。

振り返れば、銀華が気絶したアリアの応急手当をしている。

 

救護科(アンビュラス)に連れて行かないのか?」

「今日、救護科と衛生科(メディカ)は実習で居ないから。私はサボっちゃったけどね」

 

テキパキとアリアの手当てをしながら銀華はそう答えてくる。銀華自身は怪我をしていないようだが、疲れきっている。

女のヒステリアモードは基本弱くなるヒステリアモード。銀華が自身の能力を向上させるベルセは裏技のようなものだ。裏技にはそれ相応のリスクが付きまとい、女のベルセは無理やり体を動かしてる分スタミナの消費が早い。

もともと女のベルセは取られた男を取り戻すために相手の女を破滅させるものなので、そんなに時間がいらないという経緯もあるのだろう。

まあそんなことはどうでもよくて……

 

「なんでお前、兄さ……カナと戦ってたんだよ」

 

カナと銀華は失踪する前は仲が良かったはずなのに…

 

「勝手に失踪して勝手に帰ってきて自分勝手すぎるでしょ。朝キンジが少しおかしかったのもカナ関係でしょ?」

「……まあな」

 

気付かれていたか。

俺としても言いたいことはあったが手当してる銀華に言うのもあれだったので、俺たちの間に手当する音だけが流れる。回復の早いアリアは手当の途中で意識を取り戻していたが、黙りこくっている。

 

「……どうして止めたのよ」

 

俯いたアリアが震える声で問いかけてきた。

 

「止めるも何も勝負はついていただろ」

「違う!」

 

アリアはヒステリック気味に叫んだ。

だがその顔は上げない。

事実から目を背けるように、小さな膝に額を押し付けたままだ。

 

「あんたが止めなければいくらでも勝つ手はあったもん」

「自分を誤魔化すな。銀華とお前が組んでもカナに押されていた。それは誰の目にも明らかだった」

「力量差があっても勝たなくちゃいけなかったの!」

 

負けず嫌いのアリアはうつむきながら叫ぶ。

 

「初めての銀華とペアを組めたの!それに相手は理子が化けた時あんたが動揺した……昔の知り合いの女!しかも1vs2!逃げるわけにも負けるわけにもいかなかったの!それをあんたが--」

「悔しいのはアリアだけじゃないんだよ」

「っ!?」

 

自分の近くから放たれる声にアリアはビクッとツインテールを震わせる。

 

「アリアと一緒に戦った私が悔しくないわけないでしょ。カナが強いのはわかってる。負けるのは嫌」

 

あまり表には出さないが、銀華はアリアと同じぐらいプライドが高く負けず嫌いだ。4vs4戦(カルテット)では入学試験の俺に負けたのもあり、Sランク3人+Aランク1人のチームを組むぐらい。

その銀華がカナに負けて悔しくないわけないよな。

 

「でもね…死んだら元も子もないでしょ。あなたが死んだら、あなたの母親は助けられない。わかってる?」

「でも…!でも!あたしは強くならなくちゃいけないの!いくら差戻し審になったとしても……ママはまだ拘留されてる!終身刑だって消えてない!あたしが…強くなきゃ……ママは助から……ない……!」

 

う…う……

とアリアはついに泣き出した。

 

「アリアはまだ強くなれるよ。だから今は負けを受け入れる強さを持って。それが強くなれる秘訣。私なんて99戦99敗の相手もいるんだよ」

 

銀華に背中をトントンされながらあやされるアリアは体型も相まって、大人と子供のように見える。

……というか銀華に99戦99勝の相手ってなんだよ。人間かよ本当にそいつ。

 

 

 

 

アリアの手当てが終わった俺と銀華は仕方なく自室に帰ることにした。

今日はもう授業もない。カナの追撃がないかは心配だったが、俺は被弾、銀華は疲労状態とすぐに戦える状態ではないし、カナは『あの時期』が近づいているようだったし、追い討ちをかけてくることはないだろう。

二人でそう予想した俺たちは自宅のドアをくぐり

 

「「--!!」」

 

驚きで俺は腰を抜かし、銀華は手を口に当てた。何せそこには俺の部屋のリビングで、カナが昼寝をしていたからだ。

 

「カ、カナだよな?」

「うん。疲れてカナの居場所は推理してなかったからびっくりしたなあ」

 

カナは1度眠りにつくと、長時間眠り続ける。

10日から二週間ほど平気で寝続ける。

これは俺たちヒステリアモードのせいだ。

ヒステリアモードは脳髄に過大な負担をかける。俺や銀華もヒステリアモードの後は兄さんほどじゃないが長時間の睡眠をとることが多い。兄さんはカナになってる間ずっと使ってるわけで…その神経にかかる疲労をここで回復する仕組みとなっている。

カナは寝たり起きたりするあいまいな状態になった後、半日のうちに長時間の睡眠に入るのだろう。大あくびを見て警戒感を解いたのも、それを知っていたからだ。

だけど、寝るのが俺の部屋だとはな。

 

「ん…キンジと銀華?」

 

俺がすっ転んだ音で目が覚めたらしいカナが目を閉じたまま言った。

 

「消毒液の匂い。腹部を痛めて弱った人間特有のアンバランスな足音。銀華はアリアを手当したけど、キンジの手当てはしなかったのかしら」

 

目を開いたカナは、ぽん、とテーブルの救急箱に手を置いた。

 

「おいで。手当てしてあげるから」

「いいよべつに」

 

カナの声に心を掴まれそうなのを感じ、俺はそっぽを向く。

 

「「「こんなのかすり傷だ」」」

 

俺の言葉に合わせ、二人が鏡のように同じセリフを被せてくる。銀華は俺が銀華に治療してもらうのが男としてカッコ悪いと思い、この言葉を以前からよく使ったが、カナは心でも読んだのかと思うその一瞬に最適なタイミングで、

くい、くい。と手招きしてきた。

俺はカナから目を逸らしつつ歩み寄って……

ぽすっ。

逆らい難い不思議なムードに仕方なくカナの隣に座るのだった。

 

「く……私よりカナの方がいいの……?やっぱり血が繋がってるのとそうじゃないのじゃ差があるの…?」

 

銀華がブツブツとキッチンでお茶の準備をしてる間の今がチャンスだな。

話したい。話さなければいけない。アリアのことを。

だが怖い。

その会話が、俺の憧れの優しいカナを、兄さんを壊してしまいそうで。

 

「……キンジ。単位取れてる?」

 

唐突に処置中、学校の話をふってきたカナの言葉に顔をあげる。

 

「足りない。でもちゃんと仕事を取った、カジノの。カナは心配しなくていい」

 

アリアのことを話さなくちゃいけないのに普通に受け答えしてしまう。

 

「カジノ、カジノねぇ…今後が心配かも」

「?」

 

カナがなぜかチラッと銀華の方を見て、そう呟く。

 

「HSSはちゃんと使えてる?銀華と……その……エッチなことしすぎて抗体ついてない?」

「し、してないし、ついてねえよ!」

 

ヒステリアモードになるようなことはしてるが、まだ…その、子孫を残すようなことはしてない。結構危ない時もあるけどな。

 

「キンジはやればできる子。潜在能力は、私……ううん。たぶん、今までの遠山一族で一番。銀華でリゾナにもなれるんだから、もっとやる気出して」

「ほっといてくれ…その辺の話は…」

「私の名前が聞こえたけど、なんの話?」

 

お茶を持った銀華がカナの分も含めお茶を持ってくる。

 

「お、お前カナに怒ってるんじゃないんかよ…」

「キンジが仲良く喋ってるならいいかなって」

 

見た目は怒ってないようだけど、口調的に銀華はまだカナに何か思うところありそうだな。

 

「それでなんの話?」

「お、おい」

「キンジが銀華でちゃんとHSSになれてるかって話よ」

 

げほっげほっ。

カナの言葉を聞いて、飲んでいたお茶をむせる銀華。

 

「キンジの……エッチ」

「な、なんでそうなるんだ」

 

そんな俺たちの様子を見てクスクス笑うカナ。親戚のおじさんか何かですか貴方は。

 

「そうだ。眠いのを我慢してきたのは、貴女を呼びにきたのよ銀華」

「私……ああ、なるほど」

 

照れて真っ赤な顔を真剣な顔になった、1を聞いて100を知る銀華。だがこれは俺にも少しわかった。

 

「キンジ、銀華をしばらく借りるわね。銀華はここのホテルに来て」

「わかった。私もそこで寝させてもらうよ」

 

俺の推理では、このまま銀華は帰って来ずに夏休みを迎え、実家に帰るだろう。何せ銀華の実家は俺の推理だと………

 

 

 




原作最強キャラの一人のカナには勝てなかったよ…

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