iron whale   作:セメント工房

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久しぶりです皆さま

・・・前略


・・・中略




・・・後略!

それではどうぞ
(おいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!By卓也)


28話 旅の仲間が増えた

カスタエル王国とは、ビロテノス王国から北に6000km北上した所にある中国位の面積の国だ。

人間からエルフまでいろんな種族が共存している。

ビロテノス王国よりも国の歴史は長く、国としての権力も強く・・・。

 

 

 

「・・・発展途上国を襲っては植民地とし、国土を広げている。らしい」

ビロテノス王国を出て3日、伊404は針路を北にとり、順調にカスタエル王国を目指していた。

そして、ひたすら一直線に北に向かっている為、操縦室では操舵手の卓也は暇を持て余していた。

そこで卓也は城内で入手した資料を読んでいた。

「つまりカスタエル国はそこそこ強いって事だね?」

こうきはレーダーを見ながら聞いてきた。

「そうだな・・・ん?前方に感有り。距離20km。ってあれ?」

こうきは首を傾げた。

「どうしたこうき?」

卓也がこうきに尋ねた。

「・・・前にいる艦・・・たしかレントルとか言う駆逐艦じゃない?」

そう言って操縦席天井に備え付けの大型ディスプレイに出した。

そこには一隻の駆逐艦が自分たちの方に向かってきていた。

「確かにあれはこの前見た駆逐艦じゃな・・・それに私が捕まった艦じゃ・・・」

春樹は捕まった時の事を思い出したのか、少し震えていた。

『ねぇ、前方の駆逐艦から手旗信号来たけど・・・』

丁度司令塔で見張りをしていたベレッタがレントンからの手旗信号を確認した。

「相手はなんと?」

『貴艦は速やかに停船し、航行目的を報告せよ・・・だって』

「・・・なんと・・・小娘共が・・・」

春樹は黒いオーラを放ちながら呟いた。

「で、どうする?」

卓也は春樹に聞いた。

「大人しく従っておくか・・・機関停止!ブレーキオン!」

「了解!機関出力下げ!両舷停止!」

『了解!機関停止!』

卓也が出力を下げ、タカは機関を停止した。

「メイン電源は再起動時に備えてオンの状態にしておいてくれ」

「了解」

「こうきは攻撃目標をあの艦に設定、いつでも攻撃できるように設定しておいてくれ」

「了解!」

「それではわしは甲板に出ておるからここは任せたぞ」

そう言って春樹は操縦室を出て甲板へ向かった。

 

 

 

 

ーーーー伊404甲板ーーーー

数十分後、駆逐艦レントンは伊404の左舷に停止した。

「・・・また会うとはな・・・アンジェリカ」

「お、お久しぶりです・・・春樹さん」

レントン中央甲板に立つアンジェリカに春樹は面倒くさそうな視線を送った。

しかしアンジェリカは顔を赤くして春樹の視線に気づいていない。

(面倒くさいからさっさと終わらせよう・・・)

「それで私たちを止めた理由をさっさと説明してくれんか」

「っは!そうでした!あなた達!ここから先カスタエル王国領土になります!貴艦の航行目的を説明してください!」

(やっぱりそれか・・・)

「はぁ・・・王様から頼まれた手紙と物を隣の王様まで届けるんじゃよ。ほら」

そう言って春樹は王様から受け取った通行関係の書類を見せた。

「ふむふむ・・・確かに確認した」

「確かに間違いないわね・・・」

すると後ろからリカが現れた。

「か、艦長!」

「では我々が護衛いたしましょう」

リカは満面の笑みでそう言った。

(別に必要ないんじゃが・・・)

「いや結構j「護衛いたします」・・・了解じゃ・・・」

(断ったところでこの小娘共にエンドレスに言われ続けられるんじゃろうな・・・どっちをとっても面倒じゃ)

こうして春樹は(渋々)リカたちの提案に乗ったのであった。

 

ーーーー駆逐艦レントルーーーー

「良いのですか!?艦長」

「いいのいいの!だってあの人達陛下のお気に入りでしょ?それに私としても興味があるし!なんてたってあの艦の操縦士の卓也?だっけ?あの人にすっごく興味あるもん!あなただってあの艦の艦長に興味あるでしょ?」

リカは嬉しそうに話していた。

「まぁ・・・気になりますけど・・・好きじゃ・・・ないですし・・・」

そう言いながらアンジェリカは頬を赤くした。

「ならいいじゃん!総員!これより護衛任務に就く!各員配置に着け!」

『了解!』

レントルの乗員たちはそれぞれの配置に着いた。

 

 

 

 

ーーーー伊404----

「・・・という訳じゃ・・・」

春樹は艦内に戻り、卓也たちに外でのやり取りを話した。

「成程な・・・」

「・・・少し面倒だね・・」

『しかし、護衛についてくれるのはありがたいんじゃないか?』

「まぁ確かにそうなんじゃが・・・」

春樹たちは少し面倒くさそうに感じていた。

 

しかし・・・

 

「「『『「まぁ・・・いっか!!」』』」」

『良いんですかぁぁ!?』

 

セレナがびっくりする中、5人はこの問題をこの一言で片づけて何事も無かったように配置に着くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

こうして伊404は駆逐艦レントルを引き連れてカスタエル王国領海へと入って行った

 

 

 

 

 




部活の6月の休みが無さ過ぎて茂りそうです・・・
(茂りそうって何だよ・・・Byタカ)
茂りそうとは禿げそうの反対です・・・



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最後まで読んで頂きありがとうございました!

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