クラスメイト K [本編&おまけ完結]   作:ちびっこ

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初めての勝負

 ふわあああ。と、あくびが出る。今日の授業は寝そうで危なかった。昨日の夜に少し夜更かししたせいだな。

 

「珍しいね。寝不足?」

「ん。本の続きが気になって夜更かしした」

 

 隣で歩いていた沢田綱吉に聞かれたので教えた。彼は私の返事に関心したような顔をしていたので、本の種類がマンガというのは気付いていないらしい。もちろん教えるつもりはない。

 

 会話がなくなったので、チラッと隣を見る。違和感はない。本当にいつの間に当然のように彼と一緒に帰るようになったのだろうか。思い出せないので首をひねる。

 

「どうしたの?」

 

 考え事をしていたことを彼に気付かれたようだ。1人ではわからないので彼に聞いてみた。が、彼もわからないのか首をひねっていた。

 

「……10代目が退院した日からスよ」

 

 獄寺隼人の言葉に2人で「あ」という感じで思い出す。まだ筋がおかしくなってる彼が心配で一緒に帰ったのだった。そして、そのままズルズルと一緒に帰るようになったのだ。心配という割りに行きは一緒ではないし、原作と関わる日は先に帰ってるが。

 

 しかし、よく覚えてるな。という感じで獄寺隼人を見る。沢田綱吉を挟んでいるではっきりとは見えないが。それでも視線を感じたのだろう。「んだよ」と、声をかけられる

 

「兄と似てると思っただけ」

「あんな奴と一緒にするんじゃねぇ!!」

 

 なぜか怒鳴られた。彼は沢田綱吉、兄は私が好き。だから細かいことまで覚えてるのではないのかと思ったのだが。

 

「僕を呼んだかい!?」

「……悪かった」

 

 素直に獄寺隼人に謝る。これと一緒にされるのは死んでも嫌な気持ちがわかったのだ。しかし彼は私の謝罪は聞こえなかったようで、突如私の横に現れた兄を害虫のように「どこから湧いてでやがった!」と叫んでいた。

 

「ふっ。僕はサクラの行く先々にいつでも居るのさ」

 

 ドン引きである。沢田綱吉に位置を変わってくれと目で訴えたが、彼もドン引き中だった。しょうがないので兄に話しかけることにする。

 

「真面目に」

「最近、スリやひったくりが発生してるようじゃないか。母上には僕が買い物に行くと声をかけているのだが、サクラは学校があるだろ? 僕は心配でね。念のために迎えに来たのだよ」

 

 「最初から真面目に話せよ……」と心の中でツッコミしたのは私だけではないだろう。

 

 しばらく呆れていたが、兄の言葉でスリやひったくりの原作を思い出す。確か、一週間後に解決するはず。まさかこんなに早くからスリやひったくりが発生していたとは思わなかったな。ただ、このタイミングで沢田綱吉達がこのことを知ってもいいのかと心配になる。

 

「君達、なに群れてるの?」

 

 背後の方から美声攻撃をくらい、肩がビクッとなったのは3人だった。唯一反応しなかった兄は声をかけられた方に優雅に振り返っていた。ビクッとしていた彼らは兄から一歩遅れて振り返ってた。私は振り返りもせず、部活でこの場にいない山本武が羨ましいと思う反面、声だけお願いします。と、のんきに思っていた。が、「サクラの好きそうな声だね」とボソッと兄が言ったので慌てる。彼らにはギリギリ聞こえないレベルの声だったが兄を睨むために振り返る。それに彼と会ってしまったのは兄が私達の足を止めたせいな気もするしな。

 

「……ああ。また君達か」

 

 振り返った時に雲雀恭弥は沢田綱吉達を見ながら言っていた。もちろん美声で。その後、彼は兄をチラっとみるだけで見向きもしなかったので知らないのだろう。体育祭の応援で知っているはずなのだが、普段の兄は正義感の塊なのだ。風紀を乱すことはないので目をつけられず興味もなかったのだろう。ある意味で兄は有名だったので心配事が消え安心した。しかし、安心したのも束の間で、私と目が合うと僅かに口角が上がった気がしたのだ。

 

「そういうことね」

 

 私と沢田綱吉をチラチラと交互に見て呟いた。一体1人で何を納得したのだ。と、思わず聞きたくなる。怖くて聞きたくないが。いや、美声だけは聞きたい。何という矛盾……頭を抱えたくなる。

 

「そういうことさ!」

 

 そして、兄。絶対わかってないのに余計なことを言うな。本気でこの場に座り込み頭を抱えたくなる。

 

「君達と遊びたいけど、僕は今忙しいんだ。また今度ね」

 

 よくわからないが、彼が忙しいので助かるようだ。美声を聞いて咬み殺されない。素晴らしいことだ。生きてて良かった。彼が出る原作と関わる気はないので、彼の言う今度は一生来ないと思い、先程の美声の余韻に浸ることにする。うむ。余は満足じゃ!

 

「ちゃおッス。ヒバリ」

 

 どこから湧いてきた。思わず獄寺隼人と同じツッコミをしそうになる。雲雀恭弥もリボーンも黒い。そしてどこからか湧く。ゴ――。

 

「ゴホン!」

 

 急にリボーンからプレッシャーを感じたので咳払いをし誤魔化す。雲雀恭弥は咳払いしてから私を見たので、これは腕の差なのだろう。恐るべし、リボーン。失礼なことを考えた私は大丈夫だろうか。しかし、元はと言えばリボーンが私の余韻を潰したせいである。普段の私ではそこまでひどいことは考えないのだぞ。と、1人開き直る。リボーンは寛大だったようで、そんな私の態度に気にせず雲雀恭弥に話しかけていた。

 

「ヒバリ、ツナ達と引ったくり犯をどっちが早く捕まえるか勝負しねーか?」

「……赤ん坊。僕は自らの手で風紀を乱すものに鉄槌を下したいんだ。誰の手も借りるつもりはない」

 

 珍しくリボーンが雲雀恭弥を怒らせた気がする。咬み殺すまでは怒ってはいないが、機嫌が悪くなり空気が張り詰めた。そんな中、私は思った。少し怒ったその美声もナイスである。

 

「だが、おめーも早く風紀の乱れをなくしたくねーのか? それにツナ達が捕まえたとしてもヒバリに引き渡すと約束するぞ」

 

 リボーンの話を聞いて雲雀恭弥には悪くない話だなと思った。彼が先程忙しいと言ったのは引ったくりのせいだろう。それに原作ではこれから一週間は捕まらない。まぁこのことを知ってるのは私だけだが。

 

「勝負に勝てば、ヒバリのいうことを1つ聞くぞ」

「……うん。君の案にのってもいい」

「ちょっと待ってください!! ヒバリさん! ……勝手に話を進めるなよ! リボーン!! オレはいいって1度も言ってないんだぞ!!」

 

 沢田綱吉の切実な叫びだったが、獄寺隼人は雲雀恭弥に一泡吹かせたいのでやる気であり、元よりリボーンがきくわけがないのでスルーされた。ご愁傷様である。

 

「じゃ、ツナと獄寺チーム。サクラと桂チーム。ヒバリは1人だが、ツナ達より情報を知ってるんだ。文句ねーだろ?」

「いいよ」

「よくない」

「ん? なんだ、サクラ。わかって思うが不公平を防ぐために2人組みにするのは決定事項だぞ。それともこの組み合わせに反対なのか?」

 

 そっちじゃない。組み合わせなどどうでもいい。私は人事と思って美声の余韻に浸っていたのだ。参加しても適当にすればいいかと一瞬考えたが、兄が私と2人で組むと聞いて目を輝かせてしまってるのだ。つまり、面倒なことになるので参加すること自体が却下である。「別に僕は問題ないけどね」という美声はいい。内容は私の思いとずれてるので問題だが。

 

「リボーン、なぜ私も参加することになってるんだ。簡潔に述べてみろ」

「オレの気分だ」

 

 なぜか負けた気がする。私は間違ってないはずなのだが……。「心配しなくていい。僕が引ったくりなんかにサクラを指一本触れさせはしないよ! そして引ったくりを捕まえる僕を見て『お兄ちゃんカッコイイ』と言わせるのさ!」というやる気の声を聞こえて項垂れる。ふと沢田綱吉と目が合い、仲間意識が芽生えた。沢田綱吉も同じ気分なのだろう。私がリボーンと話してる間に獄寺隼人に説得?させられていたのだ。

 

「しょーがねーな。ツナが勝てば一週間勉強は休みだ。そしてサクラも勝てば何でも1つ聞くぞ」

 

 思わず魅力的な言葉に顔をあげる。何でもだぞ……何でも……。しかし、リボーンが言ったことだ。結局はぐらかされることが多いと私は思い出したのだ。

 

「……その条件では飲めない。彼が何でも1つ聞いてくれるならいいけど」

 

 雲雀恭弥を指を指しながら言った瞬間に私は調子に乗ったと気付く。獰猛な目をした雲雀恭弥と目があってしまったのだ。誰だ、雲雀恭弥の目について語り合っていた女子は!どこがいいのか教えろ!恐怖にしか感じないぞ!!

 

 もうここは兄に助けを求めるしかない。私のために盾ぐらいしてくれるだろうと期待して兄を見れば「ぼ、僕に頼みがないのは実の兄だからだよ! 決して僕が頼りにされてないわけじゃないんだよ!」と、泣きそうになっていた。うん、少し黙っててくれ。

 

「いいよ、それで。君が勝てればね」

 

 なぜか嬉しそうに了承した。が、負けた時は危険だと感じた。最悪の場合、日付は原作とずれたが遠まわしにヒントをだし沢田綱吉に譲ろうとか思っていたが、自分の身の安全のために勝つ決意をする。私は死にたくないのだ。

 

「じゃ、捕まえたらオレに連絡な。よーい――――」

 

 パン!という音が響いた。この音は風紀を乱したことにならないのか?恐らくリボーンだから許されたのだろう。羨ましい限りである。

 

 ボーっと考えてる間に沢田綱吉は獄寺隼人に引っ張られていった。ご愁傷様である。雲雀恭弥というとフラッと商店街の方へ歩いていった。被害が多い場所なのだろう。

 

「さぁ! サクラ、僕達も行こう!」

 

 いつの間にか復活した兄が私の腰に手をまわしエスコートし始めた。方向は雲雀恭弥と一緒で商店街だった。兄も少しは情報を知っているのだろう。

 

「……ちょっと待って」

「ん? どうかしたのかい?」

 

 兄の質問には答えない変わりにスタート地点から移動していないリボーンに話しかける。

 

「引ったくり――スリの犯人だけを捕まえればいいのか?」

 

 間をおかずにリボーンは「ああ」と答えた。返事の早さからしてリボーンはもう犯人の目星をつけているのだろう。本当に原作と違い早すぎるなと思ったが、私のせいでリボーンは周りを警戒してることを思い出した。また私のせいかと軽く落ち込んだため、兄のエスコートに身を任せることにした。

 

 

 

 

 

 

「サクラ、何か知っているのかい?」

 

 商店街に着いてすぐ兄に聞かれた。兄の前でリボーンと話をするべきじゃなかった……。と、今になって後悔する。

 

「……スリの犯人を知ってる」

 

 捕まえるためには兄の協力が必要不可欠である。いろいろ面倒なことになるが兄には全て話してしまおうと思い、素直にスリの犯人を知ってると話した。兄は私が変な記憶を持ってると知って一体どんな反応するのだろうか。しばらく私の言葉に固まっていた兄だったが、急に動き出した。

 

「うぐっ!」

「サクラ無事でよかった!!」

 

 痛い。急に抱きしめらるな。それに人が見ている。恥ずかしい。いろいろ言いたいことが山ほどあるのだが、「スリを目撃してしまったんだろう。すまない。僕がそのことに気付いていれば……」と、言われると何も言えなくなった。

 

 当然、私はスリなんて目撃していない。私は原作知識で犯人を知っているだけなのだ。兄は私がスリを目撃したと勘違いしただけでこれほどまで心配している。……全て話すのはやっぱりやめた方がいい気がした。ボンゴレ狩りのことを知れば、兄がどんな行動に移すか検討もつかない。私を幽閉すると言い出しても驚かない……。

 

 私が遠い目をしていると兄が離れた。恐らく気が済んだのだろう。

 

「サクラは目撃者だからね! 僕に任せたまえ! これでも僕は少しは強いのだよ!」

 

 言われなくても、こき使うつもりだ。という言葉は何とか呑み込んだ。本音を言えば可哀相だからな。しかし、問題がある。兄が私と違いハイスペックなのは知っているが、優しい性格なのも私が1番知っているのだ。1人では危ないのではないだろうか。相手は犯罪者なのだ。

 

 ――道具を使えば私でも足手まといにはならないだろう。

 

「危ない。先に私でも使える道具を買いに行く」

 

 防犯グッズで探せば問題ないのだろう。取り扱いしてそうな店に行こうとしたが、兄が動こうとしないので「どうした?」と声をかける

 

「……サクラ! 先に犯人を教えてくれないか? 道具を買いに行くとしても相手が分かったほうが選びやすいのだよ」

 

 兄の言葉に一理あると思った。兄に道具を選んでもらい、使い方のアドバイスをしてもらったほうがいい。犯罪3兄弟は私のことを知らないので安全だしな。まぁ兄は勘違いしているので遠目から教えることになると思うが。

 

 兄の言葉に納得して私達は先に犯罪3兄弟を探すことにした。

 

 

 

 

 

 意外にもすぐに見つかった。『ゆすりの二郎』が目立つのだ。今までこの街で歩いていて捕まらなかったのが不思議である。

 

「ふむ。彼らが犯人なんだね」

「ん。スリをしたのは長髪の方だけど」

「わかったよ。サクラ、必要な物はロープだね。僕はこのまま監視をすることにするから買ってきてくれないかい?」

 

 確かに私がケイタイを買ったので連絡が取れるようになった。1人は監視した方がいいだろう。だが、なぜロープなのだろうか?私が上手く使えると思えないので首をひねる。

 

「足に引っ掛けたることができるし、端を結んで投げるだけでも凶器にもなる。それに捕また後にも役に立つのさ。サクラは当然、足を引っ掛ける係りだよ!」

 

 なるほど。3人揃ってダラダラ歩いてるだけなのだ。意外と上手く行くかもしれない。兄にわかったと返事をし、兄から貰ったお金で買いに向かう。

 

 別に私が催促したわけではないぞ。兄がくれたのだ。……有り難く使うが。

 

 

 

 

 

 

 ロープを買うぐらいならば、私が1人で買っても店員に不審に思われることはなかった。兄はそういうことも考えていたのだろう。やはり私と違って頭がいい。

 

 連絡した場所で兄と合流しようとしたのだが、騒がしい。……兄が人を寄せ付ける体質ということを忘れていた。尾行に1番向いていないタイプだ……。溜息を出しながら騒ぎの中心に向かった。

 

「……なんだ……これは」

「サクラ!!」

 

 兄は私を姿を見ると尻尾を振ったように迫ってくる。かまってる状況ではないので無視をする。

 

 ――本当に一体何があったのだ。犯罪3兄弟が完全にのびているぞ。まさか……兄が……。と思い、無視していた兄を見る。私に無視されてネガティブホロウ状態の兄を見て、それはないと判断した。しかし、状況がわからない。周りもよくわかっていないようで落ち込んでいる兄に聞くことにする。

 

「……何があったの?」

「サクラァ!! 僕の話を聞いてくれのかい!? 実は彼らが急にケンカをしだしたのだよ。しばらく様子を見ていると拳で語り合い和解したらしい。しかし、あまりにも弱っていたからね。このチャンスを逃すのはもったいなくて、不意打ちで気絶させてもらったのさ!」

 

 その状況なら兄でも問題なかったのかもしれない。周りは「桂さんすごい! カッコイイ!」と褒めているが、怒らずにはいられない。

 

「危ないって私は言った。そこまで弱っていたなら私が帰ってからでも問題なかったはずだ」

「ご、ごめんよ……。サクラ……。僕が悪かったよ……」

 

 もう少し続けたかったが、商店街で正座しながら妹の説教をきく兄はシュールすぎるのでやめた。怒りが静まったわけではないぞ。家に帰ってから、みっちり怒ることにしただけである。

 

 兄にロープを渡し拘束を頼み、私は原作通りカバンの中に証拠のサイフがあることを確認する。……気付くとなぜかリボーンも一緒にカバンを覗いて確認していた。

 

「証拠もあるし、今回はサクラの勝ちだな。やるじゃねーか」

 

 まだ連絡していないのになぜリボーンがいるのだ。尾行していたのかと思ったが「僕が連絡したのだよ」と兄が言ったので言わなければ良かったのになと思った。リボーンが私達を尾行していれば、兄が無茶なことをしていても安全だったのだ。しかし、尾行していなかったので説教の時間は減らない。

 

「サクラ、ヒバリに何を頼むんだ?」

 

 リボーンに言われて思い出す。そういえば、そんなことを約束したな。兄のバカな行動のせいですっかり忘れていた。

 

 欲望のままに言えば、耳元で何かささやいてほしい。言えばドン引きされるので頼むつもりはないが。……クソ!もったいない!!

 

 1人心の中で嘆きながら現実的に考える。自分の身のことを考えると『私を咬み殺さないこと』がいいと思ったが、彼は約束をしていても咬み殺す時は咬み殺す。それこそ1度だけしか我慢しない気がする。一生とかは無理だ。彼が許可する内容で我慢させないもの。その条件で考えると――。

 

「――私の話に耳を貸すこと。聞かずに判断されるのは勘弁だ。耳を貸し納得しなければ好きにすればいい。私も含めてだ――」

「……なるほどな。オレからヒバリに伝えたほうがいいんだろ?」

「助かる。もし彼が嫌がった場合は考え直す。彼は嫌な場合は死んでも聞かないのはわかってる」

 

 「わかったぞ。まぁその条件なら問題ねーと思うぞ」というリボーンの言葉を聞いて安心した。彼が譲れる範囲がわかってるのはリボーンが1番と思うしな。

 

「サクラ、本当にそれでいいのかい?」

「ぅ……。いいんだ」

 

 兄よ、誘惑するな。こんないい条件は一生あるとは思えない。私だってかなり我慢してるのだ!!

 

「リボーン、後は任せていいか?」

「ああ。問題ねーぞ」

 

 リボーンに返事を聞き、急いでその場から去った。ここにいると誘惑されるのだ!!

 

 

 

 

 その後、家に帰り兄に説教した。想定していた時間より短かったが。理由は――。

 

「ちゃんと彼の声が録音できていただろう?」

 

 勝負事の話をしている時に、兄はちゃっかりと私のためにケイタイで録音していたらしい。グッジョブである。

 

 

 

 浮かれてる私は当然知らない。目を覚ました犯罪3兄弟が「なんだ、あの男……」と震え上がっていたことも、リボーンが兄の強さを計っていたことも、兄がそのことに気付き連絡したとウソをついたことも――。

 




自分でも笑いを書いてるのかシリアスを書いてるのかわからないww

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