立花くんのゾンビな日々   作:昼寝猫・

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 ふと思いつきで書き始めた。興が乗るかUAが150を越えたなら続きを書こうかと思います。


始まりは
Doom of the day


「ホヨットーホー!ホヨットーホー!ヘイハ~~~~!!」

 

 

 

 予想外に良いものばかりが手に入り、ご機嫌な俺はおもわず歌いだしてしまった。まあ俺が選んで貯めておいたものなのだから当然と言えば当然なのだが。

 

 

 

「インデムゲヲークブリック~♪」

 

 

 

 ワーグナー第三幕の一節でワルキューレの騎行といえば、だれでも知っているんじゃないだろうか?

 

 

 いま俺がやってることは単純で、学校に何を持っていこうか悩んでいるのだ。あんまり重くなって動きにくくても困るし、逆に足りなくなったりしても大いに困る。

 

 上は別にこっちに危険はないんだから、そんなに重いものいっぱいつけてもしょうがない。まぁ、だから軽めのベストで済まそうと思う。

 そのかわり、色々持てるようにしとくのがいいかな。

 

 あ、でも途中まではタクシーで行く必要があるわけだから・・・あ~、でもそういえば破綻するんだから、自家用車で問題ないのか・・・。

 

 考えてみれば、わざわざこの日のために用意したわけだし。

 

 

 

「~~~~~~!!」

 

 

 

 だめだなもう、記憶がだいぶ薄れてきてるっぽいな。

 

 ここからはほぼ新しい未知の人生といったところだろうか?

 いままでが気持ち悪かっただけで、これから正常ともいえるわけだけれども。あ、でもおかげで助かったことも多いのか!

 そう考えると、世の中何が役に立つかわからないよな~。

 

 

 

「~~~!!!!!~~!」

 

「よしこんなもんか!迷うところだけど結局は全部持っていけばいいよね!」

 

 

 そういうと俺は、FNMINIMIとM27を両方の鞄にしまう。

 

 タクシーは使わない事にしたのだから、色々と車に乗せる移す必要がある。

 棚から車のキーを見つけると、できるだけ目立たないようにするために、ベストの上から学ランを着た。

 荷物を車庫の車に積み終わると最後のチェックのために一通り見て回り、戸締りをした。

 

 

 

「しかし、これ着るのも久しぶりだよな~。下は・・・違うのでもバレないっしょ!」

 

 

 

 さあ、行こうか。

 

 愚かなオレのせいでおかしくなってしまったこの世界を、始まる前に少しだけ抵抗してから地獄を見ようじゃないか。

 

 

 

「~~~~!!~~!!!!!!」

 

「おっと、その前に・・・」

 

 

 

 忘れ物をしていた。

 

 全部準備をしておいて、最後の最後で、全部ぶっ壊されてしまった心底頭の悪い俺。

 その俺の「最後の屁」みたいなことではあるが、これは忘れちゃいけなかったな。

 やっぱり、どうしようもないって解っていても、俺は焦っているようだ。問題ないだろうとはいえ、学校にはまだ彼女がいるわけだし。

 

 

 

 俺は、もう必要ない赤ん坊用の無線とモニターの電源を切ると、隣の家のドアを開けた。

 

 

 

「「「んんーーー!!!!!」」」

 

 

 

「まぁなんだ、俺がヘマこいて、いない間にアカネが死んだわけだが・・・ある意味では、これからの事を知らない彼女は幸せなのかもしれないな。そういう意味では、お前らに感謝しなきゃならないかもね」

 

 

 

 そこには、金色に頭を染めた、頭の悪そうな屑のオス二匹とメスが三匹いた。

 

 彼らはカップルで、とても仲がいい。あんまりにも仲がいいので、床に縛られて放置されている。五匹もそろって仲良く、豚のように口に貼られたガムテープ越しに呻いている。

 

 

 

「え?何言ってるかわからないよ。もっと人間みたいに喋ってくれないと、そんな面白い鳴きまねじゃなくてさ」

 

 

 

 僕は、せせら笑いながら肩をすくめる。

 

 すると、ぼこぼこに歪んだ顔をさらにゆがめ、豚がおびえた目で俺を見つめてくる。

 

 

 そう彼らはとても仲がいい、一緒になってちょっとやりすぎて人一人殺しちゃうくらいには。

 

 

 

「あぁ、これ?そうそう、これを探しに数日いなくなっててね?まあ、その間に君たちが、まんまとしてのけたわけだよ。『どうせ今日まで』とか思って放っておいたらさ、このざまさ」

 

 

 

 手に持った『エモノ』を見せびらかす。

 

 

 

「まあでも本当に、今日からの事を見せなくて済むと思うとさ。正直、少し胸の閊えが取れた気もするよね。彼女すっごい優しかったからさ」

 

 

 

 なら助けてくれ!そう彼らの目が訴えている。

 

 

 

「それでもさ・・・」

 

 

 

 ゆっくりと、俺が立ち上がるとその五匹はいっそう喚きだした。床をはいずり、どうにかして俺から離れようとしている。

 

 

 

「俺はそれでもさ、彼女に生きていて欲しかったんだよ」

 

 

 

「「「「「~~~~~~~~~!!!!!!!!」」」」」

 

 

 

 

 「ソレ」はまるで許しを請うように、怯えた目で床に這いつくばっている。

 

 

 

 

 

 

「謝るの遅えし、相手も違うんじゃねえの?」

 

 

 

 

 

 そう告げると、俺は手に持っていたKeltechKSGショットガンの、グリップの後ろにある真ん中になっているレバーを右に倒す。フォアエンドを一度、ガシャンとスライドさせ、弾を薬きょうに送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 五つの破裂音が、閑静な住宅街に響く。

 

 そううちの一件から、学生服を着た少年が現れ、車に乗り込んだ。

 

 少年はKSGを助手席のカーシートの下に置くとエンジンをかけた。

 

 

 

「さて、全部終わっちまう前に弔い合戦だ」

 

 

 

 そう呟くと、少年は大量の武器弾薬を積んだ車を発進させた。

 

 

 

 

 少年の名前は、立花洋介。神に選ばれた転生者である。

 




現在の武装
Spetnaz machete     右太ももカイデックスホルスター
Keltech KSG        ショットシェルホルダー付きスリングで背中
H&K M27IAR(HK416 MGVer)  首掛けの一点スリング
Taurus Gudge Magnum 3inch model   ショルダーホルスター右(左はEKACamlock警棒二本)
Beretta PX4 Storm SD 左太ももカイデックスホルスター
Colt M37           左アンクルホルスター

 彼は残りの面子に復讐するため、車で学校に向かっていますが、頭おかしい武装ですw
特にM27のマガジンは、車に乗るので最初は邪魔にならないC-MAG、他は車載分を含めないでもシェアファイアーの60連と100連のハイキャパマガを各四本装備していってますw
 ちなみにPX4をサブに選んだのは、最近の流行りとかではなく、グリップの握りを簡単に細くできるようになってるからです。
 ある程度、実用性を重視していきますのでご了承を・・・そしてお気づきとはおもいますが、バカスカ撃ちますwそれはもういやってほどw

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