納村「はぁ………」
納村は男子の姿が全く見えず女子からは警戒の目を向けられ続け精神的に少し疲れ始めていた
???「ちょっとあんた」
納村「んぁ?……うぉ!? 女装男子…?」
???「女装じゃないわよ、化粧よ」
突然声がかかったのでそちらの方へ視線を向けたのだがそこには濃い化粧で大きな顔を覆い見た目的にもかなり大きな某デラックスを思わせるような男が居た。
突然の出現に納村も思わず後ろへ下がった。
???「そんな事よりあんた新顔ね? なぁに、その顔は?」
納村「いやなに、この学園には大仏様まであるのかと思ってな」
???「あるわよ!講堂の中にね! こんなのじゃなくてちゃんとしたのが!」
納村は相手から質問されたがその大きな顔を見て思わず
大仏みたいな顔のでかさだ…
と思い大仏デラックスさんを少し挑発してみた。その事に大仏デラックスさんは声を荒らげながら本物の大仏の場所を言った…自覚はあったらしい…
納村「ありゃりゃ…それでブッダ君?」
???「増子寺よっ!」
納村「えっと…ここじゃ豚くんみたいなのが多いのかい?」
増子寺「豚って悪化してんじゃねぇか!!増子寺! 増子寺 楠男(ますこでら くすお)よ!!」
もう少しからかえるかもと思い増子寺をからかうが流石に大仏デラックsではなく増子寺も激怒し
「誰が豚かぁ!!」
と言いながら納村を締め上げた。これには納村も
「分かった! 分かったよ! マスコ!」
と言ってからかうのをやめた。初対面の人に失礼すぎる男である。
そしてそこから納村はここの男子は皆こんな感じであり大人しく皆のようにしていれば最低限の自由は保証されると教えられた。
だが納村は
「俺は自由と平穏を愛する男だぜ?」
と言ってその話を流した。
とあるアパート
プルルルルルル プルルルルルル
???「ん? 誰だこの番号? もしもし」
突然かかってきた見知らぬ番号に多少の不信感を抱きつつ電話に出ると
???「もしもし、サイタマですか?」
サイタマ「あぁ。 そうだけど誰?」
???「まさか、忘れたというのですか?」
サイタマ「あー、忘れた。スマン、それで何?」
???「イラッ 愛地共生学園の学園長 藤林 祥乃(ふじばやし ゆきの)です」
ここまで言われてもサイタマは全く覚えがなかった。そして、その態度のでかさに祥乃はかなりの苛立ちを感じていた。
サイタマ「へぇーそうなんだ。 で何?」
祥乃「ピキッ まだ分からないのですか?」
サイタマ「いや分かるわけないだろ。 人の心とか読めないし、てか早く要件行ってくんね?」
祥乃「ピキッピキッ あなたという人は……ま、まぁいいでしょう。 それで電話した理由ですが、あなたなぜ勝手に学校を抜け出したのですか? あなたはまだ卒業していません。」
態度が更にでかくなりかなりイライラが溜まり始めた祥乃だったが怒りをぐっと堪え話を続ける。
サイタマ「は? いや、俺そもそも高校生とかの年齢じゃねーし。 てか俺確か高校退学にされたような…?」
祥乃「貴方の退学は取り止めになりました。 それを伝えるのにかなり時間がかかりましたが。」
サイタマ「いやいや、ちょって待てよ!
今更言われたって無理だろ!? てゆーかならなんで退学なんて言ったんだよ」
祥乃「あなたの言い分など知りません。 退学になるような事をするほうが悪いのです。」
サイタマ「確かにそうだけど……俺退学になるような事してねーし、まず何で今なんだよ、遅すぎだろーが」
ここまでかなり態度がデカかったサイタマも多少強引だが正論を述べられると多少は委縮してしまう。
祥乃「5回も乱闘事件を起こしその上校舎に傷を相当数付け、授業態度もあまり良くなく、成績も最低クラスこれのどこに退学させない理由がありますか?
逆にこんな生徒を残らせる方が他の生徒に対しての脅威になります。 そして、知らせが遅くなった件ですが、あなたに退学の知らせをしてから約3時間後にそれは取りやめになりました。 なのにあなたはもう学園にはおらずその上連絡手段もない状態だったのです。あなたの位置をつかむことが出来たこと自体が奇跡でしょう。」
サイタマ「スマン! 話長すぎてよく分からんかった。 もっと短く簡潔にして」
ここまでの長いことを祥乃が口にするのは割と珍しいことでありそこまでしたのに話を理解していないサイタマに祥乃はいい加減怒りが爆発しそうだった。
祥乃「ピキッピキッピキッ はぁ………つまり、すべて貴方が悪いので早急に学園に来なさいという事です。」
サイタマ「いや、無理だろ」
何言ってんだこいつと言わんばかりにそう返すサイタマだった。
アニメしか見てないので分かりませんがマスコと納村のやり取りは結構好きです!
あとサイタマとフブキ達の会話も好きです!
かなりひどい文ですが続けて行けたらいいと思います_(:3 」∠)_