あなたが手を引いてくれるなら。   作:コンブ伯爵

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※前回投稿から3ヶ月以上空いたので、特別にあらすじを挟ませていただきます。

※ここまで一気に読んで下さった読者の皆様は、このお話を読まなくても小説を楽しむことができます。








翔「...ここで話すのも久しぶりだな、電。」

電「読者の皆様、翔さん、お久しぶりなのです!」

翔「突然次話投稿というのもアレだから、コンブ自身が思い出すためというのも含めて今までのあらすじをまとめてみたぞ。」

電「ここまで一気に読んで下さった読者の皆さんは、ブラウザバック推奨なのです。」

翔「それでもいいなら────」

翔・電『────あらすじへ、どうぞ!』



回想 これまでのあらすじ

 

〜登場人物〜

 

 鞍馬 翔

 

 第七鎮守府の現提督。電と共に軍学校を卒業し、第七鎮守府に着任した。

 頭はかなり良いが、授業中はほとんど寝て過ごしている癖に筆記テストではほとんど満点を取るので教師からは嫌われていた。

 身体能力はかなり低い。軍学校で教わった護身術程度はマスターしているらしい...が、激しく抵抗されるなど単純な力比べにはめっぽう弱い。

 電を半身のように頼りにし、また頼られている。艦娘への風当たりが強いこの世の中で何故二人が深い信頼関係にあるのかは...まぁ、読み進めていただきたい。

 

 

 電

 

 暁型四番艦の駆逐艦であり、第七鎮守府の現秘書艦。翔と共に軍学校を卒業し、第七鎮守府へと着任した。

 生まれた当初からほとんど目が不自由で、それ故に軍学校では成績を挙げられず人間はおろか、艦娘からも笑われ避けられていた。

 翔を半身のように頼りにし、また頼られている。艦娘への風当たりが強いこの世の中で何故二人が深い信頼関係にあるのかは...まぁ、読み進めていただきたい。

 

 

 ∽

 

 

【一章】

 

 軍学校を卒業した主人公“鞍馬翔”と秘書艦“電”。

 二人は元帥直々に第一鎮守府、またの名を大本営へ呼ばれ、第七鎮守府に着任することとなる。

 

 

 ∽

 

 

 〜第七鎮守府の過去1〜

 

 第七鎮守府の前の提督...前任は艦娘のことを無機質な“物”としてこき使い...またそれを憲兵に知られないよう賄賂を回すなどして誤魔化していた。

 その手口は巧妙で、また戦果も挙げていたこと、第七鎮守府が日本の最北端(東北地方)という目が届きにくい環境だったこともあって前任の支配は数年と続いたのだが...何者かによって悪事が暴かれ前任は逮捕。艦娘たちは解放され、一時大本営が預かり治療を施した上で他の鎮守府に配属されることになった。

 

 

 ∽

 

 

 第七鎮守府に着任した翔と電。

 しかし到着したのは空に星が見える頃。

 懐中灯を頼りに鎮守府内を散策するが外観から考えられない程に建物内は荒れ果てており、また人の気配も全くなかった。

 不審に思った二人は工廠へ向かい、翔が安全確認の為に中へ入ると...暗闇に紛れて何者かが殴りかかってきた。

 翔は軍学校で叩き込まれた護身術を駆使し抵抗、襲撃者は元からボロボロだったようで力尽き、倒れ伏す。

 奥の資材倉庫の扉を開けると、四人の艦娘と遭遇、一触即発の空気が流れる...

 

 

 ∽

 

 

 〜第七鎮守府の過去2〜

 

 大本営によって保護された元第七鎮守府の艦娘たち。しかし、第七鎮守府に残ると言う艦娘も数名居たのだ。

 その艦娘たちは特に人間を嫌い、それこそ“物”のように何とも関わらず、じっと静かに暮らしたいという意思を持ち、またその意志を元帥は尊重し“そっと”しておいたのだ。

 だが、新たに着任した提督により...彼女たちの運命は大きく変わっていく────

 

 

 ∽

 

 

 倉庫の中の第七鎮守府艦娘たちが皆やつれているのを見て、翔はバケツの底に残った高速修復材を集めて水で薄め、彼女たちに応急措置を施す。

 翌朝、本当に鎮守府内には何も無いので春雨を連れて買い出しに行く翔。留守番の艦娘たちは“また”見捨てられたと騒いでいたが、一人ニコニコと笑顔で佇む電に翔との関係を聞く。また、春雨も翔に電との関係を聞く────

 

 

 ∽

 

 

 〜電と翔の過去1〜

 翔は軍学校に入る前、電と会ったことが...いや、毎日のように遊んでいた。

 きっかけは鎮守府に迷い込んだ翔を外へ案内したのが電、ということらしい。その鎮守府の提督は主力艦以外は置物と考えているようで、いわゆる“置物”であった電はその日から翔と遊ぶことになり、また提督は気づくことはなかった。

 数年後、翔と電が両親と街へ出かけるのだが、帰り道で深海棲艦の地上侵略攻撃に遭う。翔の両親は爆風に巻き込まれて死亡、翔と電は逃走を試みるが電が翔を庇って落石に挟まれる。翔は助けようとしたものの、人間...ましてや駆逐艦でも手のつけられない岩の量を見て電を見捨てて逃げる。電は艤装を展開し、砲撃で深海棲艦を引きつけて翔を逃がそうとするが、敵戦艦の砲撃で落石もろとも爆散。その電の形見として翔は今も特Ⅲ型を示すバッヂをネックレスにして常備している。

 その日から翔は提督を志し、軍学校に入学するのだが...三年生になった春、軍学校に電が転入してくる。

 

 

 翔は電と接触を試みるが、過去の電と性格などは似ているものの...どうやら記憶は全く無いらしい。

 電は目が不自由で演習や訓練で全く戦果を挙げることができず、同じ艦娘にも友達ができず、独りで過ごしていた。

 しかし、そんな電を翔が訪ねて会話の末...二人は艦娘を“物”扱いする日本を変える決心をするのだった。そしてその日から、翔と電は寮で生活を始める────

 

 

 ∽

 

 

 話を聞いた第七鎮守府艦娘は、もう一度人間────翔を信じることに決め、少しずつ翔に歩み寄っていくのであった。

 

 

 ∽

 

 

 〜第七鎮守府艦娘〜

 山城

 扶桑型戦艦の妹のほう。軍学校から不幸が伝染る、などと毛嫌いされ、人間に対して恨み...というより人間と関わりたくないという意思が強い。戦艦故に燃料や弾薬を大量に消費し、不幸故に修復で鋼材を消費し...前任からは“ゴミ”として倉庫に放置されていた。ちなみにだが前任に“不慮の事故”に遭ってもらうべくナイフ投げを練習していたらしい。

 

 摩耶

 高雄型重巡洋艦の三番艦。根は良い娘だが、その気性の荒さから前任に物申した結果...中破状態で放置され、化膿した脚の傷を理由に大本営の誘いを断った。また、山城も摩耶の世話を理由に断ったらしい。翔着任初日に鉄パイプで殴りかかった襲撃者は摩耶だが、駆逐艦たちを守る為という理由があったのだった。

 

 龍田

 天龍型軽巡洋艦の妹のほう。常に薙刀を持っていて、信頼を置ける人の前では薙刀をしまい心から尊敬する人は“さん”付けで呼ぶ。いつも笑顔を浮かべていて面倒見が良く、春雨と雷を見守るという理由で大本営の誘いを断ったが...本当はある駆逐艦の遠征の帰りをずっと待っている。

 

 春雨

 〇〇型駆逐艦の四番艦。幸か不幸か第七鎮守府に着任したのは前任逮捕の半年前で、練度を上げるのが面倒という理由で倉庫に放置されていた。非常に気が弱く、また酷い仕打ちを受ける艦娘を見て“司令官”という存在にトラウマを感じ、大本営からの誘いを断った。

 

 雷

 暁型駆逐艦の三番艦。翔に一番に懐いた、電のひとつ上のお姉ちゃん。期間は分からないが少なくとも一年以上前から第七鎮守府に着任していたらしく、ずっと倉庫に放置されていた。あとから着任した春雨とは親友であり、気弱な彼女を支える為にと大本営からの誘いを断った。

 

 

 ∽

 

 

 【二章】

 

 元帥に貰った(翔自身は頑なに“借りた”と言い張っている)金で鎮守府を改装し、ようやく鎮守府として立ち上がろうという時...一本の電話が入る。

 相手は第六鎮守府提督の浦部。内容は演習を行い、浦部が勝てば鎮守府を交換、負ければ何かしらの言うことを聞くという内容だった。

 

 

 ∽

 

 

 〜第六鎮守府〜

 浦部はどうやら親の七光りで鎮守府を継いだ。そのため設備がボロく、あまり気に入ってないらしい。改装されたばかりの、そして日本の端ということもあって仕事が少なさそうな第七鎮守府を奪おうと試みる。元第七鎮守府のような“支配”と言うより、浦部自身のスペック(仕事効率、適性など)が足りてないと翔は見ているらしい。

 

 

 ∽

 

 

 演習当日。第七鎮守府艦娘は全員他鎮守府へ異動したと勘違いしていた浦部はほとんど指揮を取らなかった。

 指揮官代理として第六鎮守府艦娘・加賀が率いるのだが、よろよろと第六鎮守府艦隊に近づく駆逐艦...電がいた。電は加賀に衝突し小破。目の不自由な艦娘がいると聞いていた第六鎮守府艦隊は電に投降を提案するが、全ては電の狙い通りであった...

 

 

 ∽

 

 

 〜電と翔の過去2〜

 戦えるようになる為に毎晩訓練所へ通うこととなった二人。ある晩の訓練所で天龍と出会う。天龍と電は艦娘として生まれ変わる前...『艦船』として現役だった頃からの知り合いで、電の訓練を見ることになる。

 雷撃は方向を翔が伝えることによってある程度正確に撃てるのだが、砲撃は方向は合っているものの...距離が全く合わせられなかった。そこで天龍は自分の双刀の片方を渡し、刀で戦うことを提案する。それは砲撃が全くできなくなる代わりに、とても艦娘とは思えない速力と超至近距離では戦艦を凌ぐ火力を手にするという...もはや賭けのようなものだった。

 しかし一ヶ月後の演習にて、電はMVPを獲るのであった────

 

 

 ∽

 

 

 豹変した電は一番近くに居た正規空母加賀、呆気に取られていた駆逐艦暁を轟沈判定、重巡洋艦鈴谷を中破判定、駆逐艦村雨を小破判定にする大損害を与え...翔の指揮を頼りに見事自軍艦隊へ逃げ延びた。

 演習の結果は第七鎮守府の圧勝。浦部に対して翔は、この演習に出した浦部の艦娘を全員、第七鎮守府へ異動させることだった。その演習艦隊の中には親の代から活躍していた第一艦隊の艦娘も含まれていて、当然浦部は取り消そうとするが...そこに元帥が現れた。元帥は艦娘の異動を認め、その場を去っていく。

 こうして、第七鎮守府の戦力は大幅に増強されたのだった。

 

 

 ∽

 

 

 〜新・第七鎮守府艦娘〜

 

 加賀

 第七鎮守府唯一の正規空母。第六鎮守府では元秘書艦を務めていたが、浦部の適性の低さや人使いの荒さに愛想を尽かし、秘書艦を自ら降りる。練度は非常に高いらしく、彼女が発艦する艦載機は機体性能は特筆する程ではないものの、パイロット妖精はプロ中のプロばかり。甘く見ているとMVPを掻っ攫いに来る。

 

 榛名

 高速戦艦、とも呼ばれる金剛型三番艦の巡洋戦艦。真面目で謙虚で従順な性格だが、真っ直ぐが故に嘘や奇襲に弱く、また騙されやすい娘である。第六鎮守府ではそれを逆手に取られ、加賀の代わりに秘書艦として働かされていた。

 

 鈴谷

 最上型三番艦の重巡洋艦。翔曰く“そこらのJKに装備積んでみた結果”のような娘で、第六鎮守府のムードメーカー的存在だった。普段はおふざけとえっちいことが大好きな元気っ娘に見えるが、真面目な時は真面目に振る舞う分別も備えている。

 

 北上

 球磨型三番艦の軽巡洋艦。第七鎮守府異動初日から執務室のソファーで寝るようなマイペースさを持っている。第六鎮守府では雷撃艦として重宝されていた。またかなりの面倒臭がりでズボラだが、魚雷装填の無駄のない動きが練度の高さを語っている。

 

 村雨

 白露型三番艦の駆逐艦。翔曰く“元気で真面目な子ども”。第六鎮守府の前任の頃は重宝されていたが、駆逐艦の大切さを知らない浦部はあまり出撃させず、ほかの駆逐艦たちと遊ばせていた。第七鎮守府で姉妹艦の春雨と会い、彼女曰く“ちょっと...すっごく嬉しかった”とのこと。

 

 暁

 暁型一番艦の駆逐艦で、雷・電の姉である。第六鎮守府の前任の頃は駆逐艦のエースとして重宝されていたが以下略。加賀や榛名のような美人で冷静で“おっきい”お姉さんを目指しているが、よく空回りする。ちなみに練度は第六鎮守府の中では、加賀さんの次に高かった。彼女曰く、“レディの嗜み”とのこと。『嗜み』の意味わかってないだろ。

 

 

 ∽

 

  

 【三章】

 

 新たな仲間とともに帰ってきた翔と艦娘たち。しかし、憲兵から北方棲姫を虜獲したという連絡が入っていた...が、正体はウラジオストク近海で嵐に巻き込まれ、漂着した暁型二番艦の響だった。彼女のブラックボックスに記録されていた漂着ルートを元に航路を組み、無事に護送を成功させた。

 

 

 

 

 【四章】

 

 翔着任から約四ヶ月が経った七月。大規模作戦参加許可を貰えなかったものの沖縄の第八鎮守府へのバカンスが決まった第七鎮守府の皆は、ショッピングモールへ買い出しに行く。憲兵に対する龍田・山城の畏まった態度、鈴谷が見た憲兵の身体中に刻まれた傷跡...彼の過去に何があったのだろうか。

 

 七月下旬、船で沖縄に向かった第七鎮守府一行を迎えたのは第八鎮守府提督の和泉秀吉と、正規空母赤城だった。赤城と加賀は再開を喜び、また第八鎮守府では翔と電が軍学校時代知り合った、正規空母瑞鶴がいた。しかし、加賀が瑞鶴に一言物申したところ、瑞鶴のトラウマに触れてしまったらしくショックで気を失ってしまう。

 

 

 ∽

 

 

 〜第八鎮守府〜

 

 沖縄に位置する比較的新しい鎮守府。市民はほとんど九州など内地に逃げてしまったが、一応日本国土なので建てられたらしい。島民は両手の指に収まる程度しか居ないため、ちょうど隣に建っているホテルから備品をちょくちょく拝借して営んでいるとのこと。

 

 和泉秀吉

 第八鎮守府の提督。目付きが悪く、口調は荒く、ドスの効いた声で話すため電は最初怖い人と勘違いしていたが...本当は艦娘を愛し、気配りのできる善人であり、第八鎮守府の皆がそれを知っていた。...が、秀吉自身は艦娘から嫌われていると勘違いしていたようで、夕張が作り赤城が貼り付け金剛が再生した録音データ...翔に話した自身の本心を皆にバラされてから、色々と吹っ切れたようだ。

 

 赤城

 第八鎮守府の秘書艦。一航戦として加賀と戦っていた過去がある。元は大本営に居たのだが、瑞鶴と共に新たに建てられた第八鎮守府へ異動になった。練度はかなり高く、異動前から瑞鶴と共に数々の修羅場を乗り越えた歴戦の艦娘である。沖縄に軍学校は無いため、制圧海域発見艦(以下ドロップ艦)の教育なども担当している。

 

 瑞鶴

 五航戦の妹のほうで、ちっさいほうである。元は大本営に居たのだが、赤城とともに新たに建てられた第八鎮守府へ異動になった。練度はかなり高く、赤城と数々の修羅場を乗り越えた...が、姉である翔鶴が瑞鶴を庇って轟沈。以来出撃にトラウマを覚え、頼れないなどといった言葉に敏感になっている。実はメンタルケアが目的で第八鎮守府へ異動となって、彼女の扱いには秀吉も手を焼いていたが...ある秀吉の言葉を聞いて、仲間を守る強さを手にするために立ち上がる決意を固める。

 

 金剛

 第八鎮守府二番目のドロップ艦であり、金剛型一番艦の巡洋戦艦である。本人曰く帰国子女で、英語混じりの会話や日本人にはない大胆な判断や行動力で皆を引っ張っている。秀吉のことを少し怖い提督と思っていたが...瑞鶴を励ます彼の姿を見て以来、全幅の信頼を置いている。

 

 夕張

 第八鎮守府三番目のドロップ艦。軽巡洋艦だが兵装の修理、開発などを妖精と共に日々探求している。どちらかと言えば彼女は兵器の試運転を仕事にしていたのだが、秀吉に半ば無理やりバイクのカスタムを手伝わされてから“造る”楽しさを発見。以来、苦手としていた戦闘を捨て工廠で工作艦のように働いている。秀吉曰く“メロンみてぇな名前だが、メロンなモノは持ってねぇ...うわなにをすr────”とのこと。

 

 島風

 第八鎮守府最初のドロップ艦。駆逐艦の中で速力が最も高く、敵の攻撃を回避しながら接近、近距離からの雷撃を得意としている。海でも陸でも走ることを好んでいて、常に廊下を走って移動するが衝突事故は今まで一度も起こしたことがない。自身の脚を褒めてくれたことから秀吉を慕っているが、秀吉が若干ふとももフェチだということを島風は知らない。

 

 望月

 第八鎮守府四番目のドロップ艦。マンガやゲームなどの娯楽を趣味としている、ぐーたらな駆逐艦。本人曰く、“やる時はやる”とのこと。秀吉から無理やり昼寝の抱き枕代わりにされて、意外と気持ち良く寝ることが出来たが本人に言うのは恥ずかしく、『どうしてもと言うならまた寝てあげてもいい』と言った結果、嫌っていると誤解された。

 

 

 ∽

 

 

 一方留守番の憲兵は、海岸でゴミ拾い中に響を見つける。また嵐に巻き込まれたのかボロボロで、前と違う服装だったり髪や身体が全く濡れていなかったりするが装備改修と思い、急いで第七鎮守府へと運び込むのだった。

 

 

 ∽

 

 

 憲兵

 第七鎮守府に昔から勤めていた、軍人歴二十と数年のおじさん。あと数年で五十路を迎えるのが最近の悩み。一応内地に妻と娘がいて、曰く妻は山城よりも綺麗で、娘は鈴谷や春雨よりも可愛いとのこと。お盆や年末に帰っているらしい...が、数年の間、一度も帰省どころか連絡も取り合っていなかった時期があったらしい。

 

 翔が着任した日から最近の砕けた態度への移り変わり、常に長袖長ズボンに手袋をしている姿、山城や龍田の憲兵に対する言葉遣い...

 まだまだ謎が多い存在だ。

 




後書き・コンブ

「どうもお久しぶりです、コンブです。

実は11月か12月に一話ぶん投稿予定だったんですが、何回上げても投稿したことにならず3ヶ月以上の間が空いてしまいました。

読者の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。
この場を借りて謝罪の意を。

────申し訳ございません。

これからの投稿ペースは受験勉強からの解放によって、一時期ハイペース投稿になると思います。

どうか今年も翔くんと電たんのお話にお付き合いいただけたら嬉しいです。

それでは次回、2月11日(予定)に。
ありがとうございました。」

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