彼女との1年   作:チバ

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今回はR-17的描写があります。そういうのNOって方は回れ右をしてください。


8月 –––旅行–––

 電車に揺れること数十分。

 外はもう暗く、隣では吊革を掴み、立ちながら寝ているサラリーマンが1人。

 

 財布の中に入れておいたカードをとる。

 

 【運転免許証】

 

 自分の顔が貼られている。

 そのカードを見て、俺は本日2度目となるガッツポーズを静かにとった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 飛び交う男女の声。

 久し振りに5人集まった私たちは、学内にある食堂に集まって昼食を食べていた。

 私はサンドイッチを注文し、今トレイに乗せて持って来たところだ。

 

「おまたせ」

「遅いよ蘭〜」

「ごめんごめん。じゃいただきます」

 

 そう言って食事を始めた。

 私たちは同じ大学に入ってはいるが、学科まで同じというわけではない。こういう集まった時に話す内容は、決まってそれぞれの講義の様子などだ。

 

「そういえば、大槻はどうしたんだ?」

「うん、今日1日見てないんだけど…」

 

 巴の声に、つぐみも同意する。

 そういえばつぐみは彼とは同じ学科だったか。

 

「車の免許取りに行ってる」

「今?」

「単位は間に合ってるみたいだし、本人は心配するなって」

「フラグ立った〜」

 

 モカから縁起でもないことを言われている。

 

「まあ、大丈夫でしょ。その辺よくわかんないけど器用だし」

「器用で取れるもんなのか、免許って…」

 

 多分、平然とした顔でメールでも送ってくるだろう。

 

「…ん。ねぇ、蘭」

「なに、ひまり」

「髪ちょっと伸びたんじゃない?」

 

 ひまりからの指摘に、初めてそのことに気づく。

 確かに、少し髪が伸びてきたかもしれない。少し髪を触る。

 

「そうかな。…まあ、これからさらに暑くなるし、早いうちに切ろう」

「…あ、そういえば」

 

 巴が何かを思い出したかのように言う。

 

「来週の3連休、どうする?」

「あー、そういえばそうかぁ」

「私は特に予定はないかな

「モカちゃんも予定は未定さー」

 

 どうやら4人とも予定はないらしい。

 私はどうだろう、と考えたところで、ふと京介の顔がよぎる。

 

「蘭はどうするー?」

「おいひまり、蘭は大槻と何処かに行くんだろうよ」

「ああ、そうだったね!」

「まだ何も言ってないけど」

 

 早とちりする世話焼きコンビを置いといて、予定を考える。

 まだ彼からの連絡はない。ここは巴からの誘いは一旦保留ということにしておこう。

 

「わからない。もしかしたら行くかもだし、行かないかもだし」

「わからない、ってことか」

「そういうこと」

 

 その後もサンドイッチを頬張り、昼食を終えた。

 少し雑談をし、解散をした私たちは、それぞれの予定に沿った行動をとった。

 最も、私の場合は午後は講義も何もないため、このまま家に帰るのだが。

 

 帰ったらギターの練習と作曲をしよう。

 そう思いながらコンクリートの道を歩いていると、携帯電話が電子音をたてた。

 

 誰からだろう。そう思って携帯電話を取り出すと、京介からだった。

 

 【今度の三連休、予定あるか?】

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「…ここが、京介の家」

「なんてことのないアパートだがな」

 

 玄関前に立って扉を眺めている蘭。

 

「行くぞ」

「あ、うん」

 

 家を眺められるのも何だか変な感じなので、早々に蘭を連れて行く。

 

「車の免許っていうけど、車はあるの?」

 

 蘭が聞く。

 そう、車の免許を無事に取れた俺は、蘭と一緒に海に旅行をしようと誘った。「行かないか?」と。

 最初は断られるんじゃないかと思ったが、まさかの即決だった。

 

「ああ、あるよ。アレだ」

「アレ…」

 

 俺が駐車場に指を指すと、そこには白色のジムニーが。

 

「どうしたの、あの車」

「お袋の。全く乗らなくて豚に真珠状態だったからな。交渉してみたら何も言わずにくれたよ」

「へー」

 

 蘭と一緒に旅行に行く、と言ったら嬉々とした表情で俺にくれた。

 

 目を輝かせてじっくりと見始める。

 

「じゃ、行くぞ」

「うん」

 

 エンジンをふかし、頭の中で教習中に教官から言われたことなどを思い出す。

物に当たらないように、速度を出しすぎず…。

 

「…頼むから、事故だけは勘弁してよ」

「わかってる…1発だし、きっと大丈夫だ」

「1発ってことだけでなんでそんな自信がつくのかわかんないけど…ま、信用だけはしてみるよ」

 

 蘭の心配はわかる。が、俺も馬鹿ではない。1人ひとりの命が乗っているのだ。いつも以上に慎重に運転しなくては。

 

 くしゅんっ、と可愛らしく蘭はくしゃみをした。

 

「ティッシュどこ?」

「そこに…はないか。グローブにないか?」

「グローブって…これか」

 

 助手席の正面にあるグローブボックスを開ける。

 中にはCDや紙など、色んなものが入っている。

 

「どうだ?」

「あったあった。ありがと」

 

 ちり紙で鼻を押さえて、少し声が詰まっているが。

 そしてグローブにティッシュを戻そうとすると、何かを見つけたらしい。えっ、と声を漏らした。

 母から受け取って数日も経ってない。見てくれ以外、特に何もいじってないのだ。探そうと思えば珍しい物の1つや2つあるだろう。

 

「何かあったのか」

「いや、何かというか…」

 

 よほど珍しいものでも見つけたのだろう。彼女にしては珍しく、言い淀んでいる。

 

「お宝でも見つけたのか?」

「……これ」

 

 信号が赤になったので停車し、蘭が取り出した物を見る。

 それが目に入った瞬間、俺は言葉を失った。

 淫靡的なカラーリングをした蝶が描かれた、小さな箱。

 ああ、間違いない。

 俗に言う避妊具。別名″コンドーム″だ。

 

「……お袋…」

「……」

 

 完全に気まずい空気になる。

 蘭はそれを元にあったところに静かに戻した。

 

 その空気に耐えられんと言わんばかりに、蘭は震えた声で俺に聞いた。

 

「…で、海って言ってもどこに行くの?」

「ん?ああ、それはな」

 

 俺が目的地を言うと、蘭はマジで?と顔をした。

 心を落ち着かせようとラジオをつける蘭を横目に、俺は運転に集中した。

 

 

 暫くたち、ようやく目的地へ近づいてきた。

 

「へー、勝浦…初めて来た」

「良いところだぞ。海が綺麗で街も静かだ」

 

 そう、俺たちが来たのは、千葉県の勝浦市。海に面している千葉県の中でも指折りの知名度を誇る市だ。

 

「意外と人はいる」

「夏休みだからな。ここら辺の南房総周辺は、夏になると観光客がよく来る」

「…よく知ってるね」

「まあな。伊達に元住人じゃないよ」

 

 俺は昔…8歳ぐらいの時だったか。勝浦に住んでいた。

 今回、蘭を旅行に誘ったのは、日頃の感謝を込めてだ。もてなすなら、やはりそれなりに土地勘がなければ。

 

「海もいいが山もあってだな…」

「ふーん、よっぽど気に入ってるんだ」

 

 と、勝浦について話していると、蘭はやや不機嫌そうな顔で俺に言う。

 

「…安心しろ。1番好きなのはあの街だ。ただ、ここもここで良いところだ」

「…そう。ならいいけど」

 

 顔を背けて景色を見る。

 以外と子供っぽいな、と思いながらハンドルをきる。

 

 専用の駐車場に車を停め、砂浜に足をつける。

 

「じゃ、着替えてくる」

「行ってらっしゃい」

 

 蘭は袋を持って更衣室に向かって行った。

 俺はその間にパラソルを立てたりシートを敷いたりした。

 

 しかし。

 海には久しぶりに来た。ここの所、引越し先は内陸ばかりだったので、海に行く機会というのはほとんどなかった。

 

 涼しい潮風が気持ちいい。

 激しく照りつける太陽さえなければ、いい睡眠が取れるだろう。

 

 シートに上に仰向けになる形で倒れこむ。

 

「……眠いな」

 

 寝てしまおうか。

 そう思った矢先、腹の上に何かが落とされた。それにより一瞬で眠気が覚める。

 

「何寝ようとしてるの」

「潮風が気持ちよくてつい、な」

 

 蘭は、黒色を基調とした水着の上にパーカーを着ている。

 

「けど、海には久しぶりに来た」

「その久しぶりの海への感想は?」

「…ま、最高かな」

 

 静かに最大の賛辞を送った。

 

「さて、じゃあ泳ぎに行ってくるか」

「あんた泳げるの?」

「ん?まあ、泳げるが」

「…ならやりたい事があるんだけど」

 

 極めてクールに、いつも通りに言ってるつもりだったのだろうか。

 しかし、俺からすれば、おもちゃを買うのを強請る子供にしか見えなかった。

 

 少しだけ沖にまで出る。

 充分に膨らませた浮き輪に、蘭はくつろぐように身を任せていた。

 俺は馬という名の操縦係だ。

 

「あー…これやってみたかったんだよね」

「…そうかい」

 

 気分が良いのか、いつもより少々だらしがない声を上げる。

 

 あまり沖に出過ぎないように、周りの風景などに目を向けながら動かす。

 

 すると、ポチャンッ、と音を立てて水中から魚が飛び跳ねた。見事に蘭の腹の上に着地する。

 

「うわっ、なにっ」

「…ん」

 

 暴れる魚をなんとか抑えつけて、少しだけ観察する。そして海水の中へとリリースをした。

 

「あれ、なに」

「鰡だな」

「ボラ?」

 

 どうやら聞きなれない名前だったらしい。鸚鵡返しで俺に聞く。

 

「食う所はあんまり多くないんだが…唐墨が美味い」

「…食べるの、あれ」

「正しくは加工か?」

 

 などと言い合いながらその後も遊泳を楽しんだ。

 昼ごはんを海の家で済ませ、昼も少しだけ遊んだ。別に蘭が不良にナンパされて俺が助けるとか、そういう都合の良いイベントはなかったが、とても楽しかった。

 それは多分、蘭も同じ気持ちだったのだと思う。

 

 その日、彼女はずっと笑顔でいた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 その後、ホテルに向かうまでの間に日が暮れてしまったため、夜ご飯はラーメンにすることにした。

 俺はこの地にいた時、よく食べていたものを注文した。

 

「…これが、あの勝浦坦々麺」

「おお、相変わらずエゲツないぐらい赤いな」

 

 出されたのは、どんぶりいっぱいに入った赤色のスープと、それに沈む面やその他具材。

 これぞ勝浦を代表する料理″勝浦坦々麺″だ。

 ちなみに蘭の方は普通の醤油ラーメンを頼んでいる。

 

「いただきまーす」

「いただきま…えっ、普通に食べれるの、それ」

 

 俺は別段辛いものが得意というわけでもないのだが、この勝浦坦々麺に関してはその価値観は通用しない。

 とにかく美味しいのだ。辛さの向こう側にある旨味が最高に美味しいのだ。

 

「……」

 

 すると、蘭が勝タンのスープをまじまじと見ていた。

 

「…飲むだけ飲むか?」

「……少しだけ」

 

 蓮華に少しだけスープを入れ、口に運び入れた瞬間。

 蘭は今までにない以上に顔を赤く、表情を崩壊させた。

 

「からっ!」

「そりゃあな」

 

 コップに水を注ぎ、悶絶している蘭に渡す。

 

「…!?なんだろう、あの辛さの中にあの美味しさ…」

「お、イケるのか」

 

 続けてさらに俺のスープを掬い、口に運ぶ。その度に辛いと言っては水を飲み、また掬い…その繰り返しが数分続いた。

 

「美味しい…勝浦坦々麺、アリかも」

「良かったな」

 

 俺のお気に入りの食べ物は、どうやら彼女のお気に召したらしい。

 

 その後、予約していたホテルに着き、受付でチェックをしていると、とある問題が起こった。

 

「え…2部屋ないんですか?」

「はい…申し訳ございません」

 

 ペコペコと頭を下げる職員。

 

「どうかしたの」

 

 手続きに長引いたのが気になったのだろうか、蘭が顔を見せてくる。

 

「ああ、どうやら俺が予約していた部屋が何かの手違いで埋まったらしくてな…」

「それは、また大変な」

「ああ、大変だ。ホテル側も俺らも」

 

 暫くすると、最高責任者の女性が顔を出し、空いているVIPルームを使っていいと言われた。こちら側のミスだということで、値段は当初予約していた時と同じになった。

 

 …のだが。

 

「それもひと部屋しかない、か」

 

 どうやらVIPルームもひと部屋分しかないらしい。

 蘭にどうするかを聞いてみると。

 

「別に…私はいいよ。あんたと同じ部屋でも」

 

 それを聞いた職員が案内を始めた。

 

 案内された先の扉を開けると、とんでもなく広くて豪勢だった。

 広々とした空間に、無駄とも思えてしまう装飾品の数々。

 窓の外は、人工的な明かりが一切ない、自然一色な世界が広がっていた。

 

「…こんなにいいのか」

「いいんでしょ。今はその権利を使わせてもらお」

 

 そう言って蘭は荷物をソファに置いた。

 一通り部屋の中を一瞥して、改めて思う。

 今、ここには俺と蘭しかいない。

 そう思うと、なんだか変に意識してしまう。

 

「……」

「……」

 

 それは、どうやら蘭も同じらしく、顔を赤くしてソファに座っている。

 

「…ベッド、1つしかない」

「…そうだな。俺は床で寝るよ」

「いやいいよ。私が床で寝る」

「女にそんなことさせられるか。俺が寝る」

「いいや私が」

 

 と、そんなやり取りをしていたが、次第に馬鹿らしくなった。

 とりあえずジャンケンでどっちが先に風呂に入るかを決めることにした。どっちが寝るか議論はそのあとだ。

 

 結果は俺の勝ち。

 

 俺は先に風呂に入った。

 湯船にも浸かろうかと思ったが、残り湯を嗅ぐとかっていうのを逆の立場で考えた結果、シャワーだけにすることにした。

 

 軽い寝巻きに着替えた俺は、風呂から出たことを蘭に告げて、適当に景色を眺めることにした。

 

「京介」

 

 と、バスタブの方から声が聞こえた。

 

「なんだ?」

「シャンプー取り忘れた。取って」

「……」

 

 それ、男の俺に頼むことなのか?

 そう疑問に思いながら、失礼ながら彼女の鞄の中を探る。

 あまり他のものを目に入れないようにシャンプーを手に取り、彼女の姿を見ないように色々と工夫をしながら渡した。

 

「……ねぇ、京介」

 

 また呼ばれた。

 

「今度はなんだ?」

「……あんたは、楽しかった?」

「楽しかったって…今日がか?」

「そう」

 

 予想外だった。

 まさか彼女からこんなことを聞かれるとは。

 少し間を置き、俺は言った。

 

「…お前の笑ってる顔が見れた。それだけで楽しかったよ」

「…そう、なんだ」

「ああ。寧ろ、それは俺が聞くことだと思ったが」

「京介が?」

 

 ああ、と返す。

 

「お前の方こそ、今日は楽しかったか?」

「……うん、楽しかった。海も久しぶりに入れたし、勝浦坦々麺も美味しかったし、こんな高級ホテルルームで寝れるし」

 

 最後の一つは予定外ではあるが。

 

 しかし、そんな蘭の感想を聞いて、俺は少し良い気分になった。

 

「それはよかったよ。お前の思い出に残るようなことが1つでもあったら、それだけで俺は嬉しい」

「……」

 

 蘭は暫く黙り込んだ。

 俺は再び窓に戻り、景色を眺め始めた。

 すると扉が開く音が聞こえて、俺は後ろを振り向いた。

 

「じゃ、どっちがベッドで寝るかだが…」

「……そのこと、なんだけどさ」

 

 瞬間。

 俺は、驚きのあまり一言も発することができなかった。

 彼女は、白いバスローブを着ていた。

 

「…なにバスローブ着てるんだ。普通の寝巻きあるだろ」

「…まあ、あるけど」

「で、どこで寝るかだ。俺は床で寝る気満々だが…」

「そのこと」

 

 と、蘭が震える声で言う。

 

「一緒に寝る、っていうのはどう?」

「…なんでだよ」

「その方がどちらとも床で寝なくて済む」

 

 彼女の言っていることは至極マトモだ。

 しかし、それにより生じる俺の理性や、倫理の問題がある。

 

「……一応言うが、今のお前…エロいぞ」

 

 自分でも最低なことを言っている自覚はしている。

 

「そっか…そう、なんだ」

「…何が言いたいんだ」

「……つまり…その、こういうこと」

 

 と、彼女は真っ赤になった手である物を取って見せた。

 それは、今朝彼女がたまたま発見したコンドームだった。

 

「おい…」

 

 ドクン、と鼓動が鳴るのがわかった。

 明らかに、緊張している。

 

 すると、蘭は自ら近づいて、息がかかるほどの距離で、こう言った。

 

「私、別に構わないよ」

 

 その瞬間だった。

 俺は知らず知らずのうちに、蘭をベットに押し倒していた。

 

「…悪、い……」

 

 当然の出来事に驚いた表情をしていたが、次第に全てを受け入れる、そして何かを望むような顔をした。

 

「……私さ、京介ならいいって、言ってるの」

 

 そう誘う彼女の表情、瞳、仕草、容姿の全てが淫靡的で。髪が伸びたのも、きっとそれに拍車をかけているのだろう。

 

「……っ…」

 

 心臓の鼓動が早い。

 顔が熱い。

 声が震える。

 

 声を絞り取って、なんとか形あるものに発する。

 

「いい、のか?」

 

 その投げかけに、蘭は笑った。

 

「いいよ」

 

 その瞬間、俺の理性を縛っていた鎖が、砕け散った。




「……まったく、物書きというのは嫌な生き物だな、中尉。
今……頭の中で嫁を作る為の人体錬成の理論を必死になって組み立てている自分がいるんだよ」
「……頭、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。––––––いかん、雨が降ってきたな」
「雨なんて降って……」
「いや、雨だよ」

※あとがきです。

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