やはり俺達が地球を守るのはまちがっている。   作:サバンナ・ハイメイン

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第3戦 かくして川崎沙希は戦いに挑む。
14.こうして川崎沙希は訪れる。


 両親が寝静まった夜、俺と小町はリビングのテーブルで向かい合っていた。

 秋も本番となり、小さなファンヒーターで暖を取りながら、ホットミルクを片手に重い沈黙が流れる。

 普段の悩み事ならばカーペットの敷いてあるソファの方へに座れば良いのだが、俺がコックピットで座っているものなので、二人で意図的に避けていた。

 

「私たち、本当に死んじゃうのかな?」

 

 震えた声音で小町が言った。愛猫であるカマクラ抱きながら、足を折り曲げて、顔を伏せている。

 俺は否定すること出来なかった。色々な言葉が頭の中で浮かんでは、慰めにもならないと消え、ただその葛藤が唸り声として喉を鳴らすだけだった。

 

 雪ノ下陽乃は死亡した。

 これが俺たちに突き付けられた紛れない真実。如何に言葉を弄しようが、揺るがないひとつの結果だった。

 しかしこれがジアースを動かしたのが原因であるとは、まだ断定できなかった。材木座も雪ノ下さんも完全な偶然で死亡した可能性が、僅かばかり存在していた。

 

 だがこれもかなり苦しいだろう。

 ジアースという存在が、コエムシを介して、命が燃料だと、圧倒的な力で示していた。

 考えてみれば、あれほどの巨大なロボットを動かすために、一体どれほどのエネルギーが必要なのだろう。またどこから調達しているのだろう。その答えは現代のテクノロジーで説明するより、コエムシの言葉に従い、人間の命と考えた方がよほど自然だった。

 

「……仮に事実だとしても、まだ生き残る可能性はある」

 

 そう、まだあるにはあるのだ。小町も俺も、生き延びる可能性。コエムシの言葉を全て事実だと仮定しても、まだ、ある。

 それはあの時の契約を覚えている人間ならば、誰しもが思いつくことだった。

 しかし小町は忘れてしまったのか、きょとんとした顔をしている。

 

「ココペリは俺たちが戦うのは10回だと言っていた。俺たちは全員で13人。つまり──」

「私たちの中で、三人は助かるってことなんだ……」

 

 全て順調にいけば、そういうことになる。

 だがそれは他の10人を犠牲にして成り立つ話。とてもコックピット内で話せることじゃない。

 なんせ、既に操縦者が選ばれている。その、川崎の前で、そんなことを言えるわけがない。

 

 小町の頭を撫でて、誤魔化すことしかできない無力な自分が腹立たしかった。

 俺のことはどうでもいい。妹だけは、小町だけは、なんとしてでも助けなければならない。

 そう決意すると、もう何度目かわからない眠れない夜を過ごすのだった。

 

 

 

 ***

 

 

 

 翌日の学校のクラスの雰囲気は、目に見えて変わっていた。

 というのも、三浦と戸部が休んでいたからだ。戸部はともかくカーストトップの女王である三浦の不在は、第二グループに甘んじていた相模達を増長させるのには十分だった。

 そして能天気に彼女たちは、葉山に向かって例の怪獣の話をして盛り上がっている。

 

「隼人くーん、聞いてよー。この間の怪獣、たまたま近くに居合わせちゃってぇー。ウチー、超怖かったのぉー」

「それは、大変だったね」

 

 相模達は気が付いていない。葉山の笑顔が引きつっていることに。葉山の目の下にクマがあることに。葉山の小さな舌打ちに。

 リア充も大変である。少なくても葉山にとって幼馴染である雪ノ下陽乃さんが死んでいて、精神的な負担はかなりあるはずだ。あの中では妹の雪ノ下に次いでショックが大きかったんじゃなかろうか。

 相模が調子に乗っているのは他のトップカーストメンバーも葉山のそばにいないことも要因の一つとしてあげられた。いつもは近くにいる由比ヶ浜だが、今日は昼休みの度に雪ノ下のいるクラスに足を運んでいた。また海老名さんはどこで仲良くなったのか、川崎と何やら話し込んでいた。

 

 それで川崎と視線がかちあう。少し前までは俺と同じくらい目が死んでいたが、今では幾分かマシになっている。

 川崎はビクッと肩を震わせ、強引に目線を切った。俺が何度か気にかけて視線を送っては、川崎がそれに気が付いてこのように拒絶する。最近そんなことが何度も繰り返されていた。いやいや、そこまで嫌わなくてもよくないですかね……。

 その様子を見た海老名さんが、穏やかな笑みを浮かべている。俺は妙に気恥しくなって、葉山の一団へと再び意識を向けた。

 

 おそらく葉山自身が他の奴のケアをさせるように促している部分はあるのだろう。だが、それでは、葉山の苦しみは、一体誰が分かち合ってあげられるのだろうか。

 ああ、クソ、俺らしくもねえ。気持ち悪ぃこと考えてやがる。葉山をチラ見して、また考える。

 それでも、それでも、分かち合えるとしたら、俺達以外にいないのではないだろうか。

 

「八幡……」

 

 戸塚が俺の元へやってきた。

 疲れた様子だが、その顔は憂いを帯びていた。視線の先には、やはり葉山の姿があった。

 

「どうにか出来ないかな……?」

 

 戸塚に言われては仕方ない。

 そうこれは葉山のためではないのだ。戸塚にこんな顔をさせたくない。ただそれだけ。それだけなのだ。

 

「おい、葉山。修学旅行の自由時間、どこ行くか決めようぜ」

「あ、ああ……。すまない、あっちへ行ってくる」

 

 俺と戸塚、葉山と戸部は修学旅行で同じ班になる予定だった。

 この話題なら相模達も迂闊に噛みついてこれないだろう。……凄まじい形相でこちらを見ているけれど。

 ともかく、嬉々として黒い怪物の話をしようとする相模から、葉山を切り離すことが出来た。

 

「すまない……。正直、助かった」

「礼なら戸塚に言うんだな」

「ふふ、八幡ってホント、素直じゃないね」

 

 教室の端で「はやはちキター!」という謎の叫び声が聞こえたが無視を決め込んだ。

 本来ならアンタが助けなきゃいけないんだぞ、海老名さんよ。鼻血を垂らして倒れ込んじまって、どちらが大変かわかったもんじゃないな、川崎。

 

 そうしてなんとか放課後を迎えた。

 

「ヒッキー、ちょっと放課後時間ある?」

 由比ヶ浜にそう言われて、ほいほい後をついて来てみると、特別棟の奉仕部の教室であった。

 

「いらっしゃい。由比ヶ浜さん、それと比企谷くん」

 

 雪ノ下雪乃が、いつもそうしていたように紅茶を淹れていた。陶器のような肌は青白く、目は腫れ、頬はこけ、その場に立っていることすら痛々しくも健気に感じられた。

 俺は動揺して由比ヶ浜の方を向くと、小さく何度か頷くので、平生と同じように「うっす」とあいさつして、自分の席へと座った。

 

「ゆきのん、やっはろー。良い香りだね。ダーリン? っていうんだっけ? この紅茶?」

「ダージリンよ」

 

 四つ準備してあるティーカップのうち湯気の立つ三つを俺たちテーブルに置き、雪ノ下は由比ヶ浜の隣に腰を下ろした。

 しばらく奉仕部は休部になったのではなかったのか? 雪ノ下の体調は大丈夫なのか? それにあの母親とはどうなったのか? 

 そんな疑問を持ちつつ、ダージリンの紅茶でそれを喉の奥へ追いやる。雪ノ下が自分から話すのを待つべきだと判断したからだ。

 

 何度秒針が動く音を聞いただろうか。おそらく十分にも満たないほどのティータイムだったが、俺にはとても長く感じられた。

 そうして、ゆっくりと雪ノ下が口を開く。

 

「そうね、何から話したらいいかしら……。まずは、姉と母が迷惑をおかけしたわ。ごめんなさい」

「そんなことないよ」

「ああ、まあ家族のことはどこの家も色々あるからな」

 

 由比ヶ浜が手を振りながらそう言ったので、俺も便乗する。

 本来ならばここで自虐ネタのひとつでもツッコむところだがそんな気分になれなかった。

 雪ノ下陽乃さんと母親の確執。自分の両親と比較しては失礼にあたると思ったからだ。

 

「それから奉仕部についてなのだけれど、再開させようと思うの。もちろん、私の意志で。由比ヶ浜さんには了承してもらっているけれど、貴方は大丈夫かしら?」

「俺もまあ、大丈夫だが、雪ノ下は本当に平気なのか?」

「問題ないわ。少なくても今は一旦、自分のことより他の事、特に川崎さんの方が大事よ」

 

 雪ノ下の目は死んではいなかった。きっと辛いだろうに、明らかに無理しているのが分かるのに、その瞳は頑としていた。

 由比ヶ浜と顔を見合わせる。いつもよりも随分固い決意を結んだものだな、とお互いに苦笑した。

 それで何だか恥ずかしくなったのか、雪ノ下はこほん、とワザとらしい咳を一つ吐いた。

 

「それから、もう一つ言っておかなければならないことがあるわ」

 

 コンコン、と扉をノックする音が転がってきた。雪ノ下が返事をするまで入ってこないということは、平塚先生でないことは確かである。

 姿を見せたのは、青みがかったポニーテールに気だるげな瞳を持つ女子生徒、話題にしていた川崎であった。

 

「いらっしゃい、川崎さん。よく来てくれたわね」

 雪ノ下が最後に残ったカップに紅茶を用意する。

 由比ヶ浜も「来てくれてありがとう」と川崎に駆け寄った。

 俺がクエスチョンを頭に浮かべていると、川崎が気だるげな声で説明する。

 

「二人に来てくれって頼まれた。それだけさ」

 川崎は由比ヶ浜に連れ添われて、由比ヶ浜と雪ノ下の間の席に座った。

「放課後しばらくは川崎さんを奉仕部にお招きすることにしたの」

 

「それは別に構わんが……。川崎は大丈夫なのか?」

「塾辞めたんだ。だからその空白の時間を家族に怪しまれずに埋められればなんでもいい。あたしにとって、塾なんてもう時間と金の無駄にしかならないからね」

 

 自嘲して吐き捨てるように言う川崎に、俺たちはいたたまれなくなった。

 彼女はもう時間が無い。おそらく、数日後にジアースに乗って死ぬことになる。その事実に向かい合う彼女に、なんと声を掛けたらよいのだろうか。

 重苦しい空気が教室内に流れて、川崎はしまったという顔をした。

 

「……あ、その、悪かった。別に投げやりになってるわけじゃないんだ。ただちょっと、つい吐き出しちゃったっていうか……」

 語尾がもにょもにょと小さくなっていく川崎に、由比ヶ浜が良いんだよ、と優しく声をかけた。

 

「こんな状況だもん。少なくても私たちには弱音位吐いても良いんだよ」

「そうね。それにいざとなったら辛いでしょうけれど貴方には戦ってもらわないといけないもの」

 由比ヶ浜が慰めれば、雪ノ下は現実を突きつける。本人からすれば姉が守ったものを繋げなければならないという想いもあるのだろう。

 

 それで陽乃さんが戦った後、コックピットの中で話し合ったことを思い出す。

 俺は陽乃さんの推理を皆の前で話した。

 敵ロボットを倒さないと地球が滅んでしまうこと。48時間以内に決着をつければならないこと。故にジアースを動かさずに助かるという選択肢は無いこと。俺達以外に契約してもらい、死亡確率を減らすこともできないこと。

 操縦したら死亡する事実に加えて様々なルールが判明したことに皆困惑していた。そしてコエムシとひと悶着した後、冷静になってこれからどうするか、という話になった。

 

「これだけ大きな力だと、やはり国に頼るしかないだろうな」

「うむ。仕方あるまい」

 その時主に指揮を執ったのは葉山と平塚先生だった。こういう時にコミュ力が高い奴や大人がいると助かる。

「そうなると自衛隊に保護してもらうのがいいのかな。僕のお父さん、自衛隊なんだ」

 意外な事実と共にそんな提案をしたのは、戸塚だった。

 

「うちの父も政治家の弁護士をやっているし、雪ノ下さんの家も政界には顔が利くはず。こちらには平塚先生という大人もいる。話は何とか通じると思う」

 国にジアースを任せるという話になりかけたところで、待ったをかけたのは次のパイロット川崎だった。

「でもあたし達を調べたりするんだろう? わがままを承知で言わせてもらうけど、あたしはなるべく家族と離れたくない」

 

 それは切実だった。確かに政府にジアースのことを話せば、まず間違いなく拘束され、しばらくは家に帰れないだろう。

 家族思いの川崎にとって、今の彼女から家族を引き離すのは酷だと思われた。ただでさえ自分がいつ死ぬか分からない状況下なのだ。誰も彼女を否定することはなかった。

 方向性として、話す準備だけはしておくだけに留めることになった。

 

 雪ノ下の母親には追及を受けると思うが、それでも俺たちに繋がるまで時間がかかると踏んだ。

 しかしそれは、言うなれば、ジアースの秘密を解いて助かる可能性を捨てて、死を受け入れるということだった。

 

「雪ノ下の姉ちゃんですら助からないと思ったからこういうことになったんだろう? あたしもきっと助からない。ちゃんと戦えるから、あたしに日常を過ごさせてほしい」

 

 この川崎の言葉が決まりだった。死を待つ彼女にそう言われてしまえば、もう誰も反論できなかった。

 雪ノ下はその保険として、川崎を奉仕部に来させているのだろう。良く言えばメンタルケア、悪く言えば監視である。

 それでも、秘密を共有できる相手がいるということは、幾分か川崎の精神を楽にさせられるはずだ。

 

 数日間でそれが証明された。奉仕部に通うに連れて少しずつ顔色が良くなっていったのだ。

 雪ノ下の紅茶を飲み、由比ヶ浜とくだらないことを喋って笑顔をこぼす。川崎も普通の女の子らしいところがあるんだなあと思った。

 時々雪ノ下や由比ヶ浜と俺が話して、しょうもない自虐をすると、くすりと川崎は笑う。それがなんだか妙に安心させられた。

 

 秋雨が降っているある日。

 ちょっと肌寒くて季節を押し進めるような、そんな冷たい雨であった。

 俺は自転車ではなく、傘を片手に徒歩で登校しながら、こうして雨の音を立てて寒さを感じるのは、あと何度許されているのだろう、と思った。

 

 三浦や戸部もようやく戻り、クラスはそろそろ始まる修学旅行の話題で持ちきりとなっていた。

 修学旅行。一応話は進めているものの、本当に行けるのだろうか。また行く意味などあるのだろうか。

 浮足立つ周囲をよそに、孤独感が深まっていく。しかし俺以外の奴らはそうでもないようで、まるで現実を直視するのを避けるようにしているようだった。それがまた、どうしようもなくしんどかった。

 

 次のパイロットである川崎はどうなるのか。

 皆それなりに気を使っているようだが、川崎は修学旅行まで時間がない。その人間の前でどうしてあれほどはしゃぐことが出来るのだろうか。

 例えばやたらはしゃぐ戸部であったり、積極的に修学旅行を話題にあげる海老名さんであったり。

 天気同様にもやもやっとしたものが胸に渦巻いていた。

 

 だからであろうか。

 奉仕部が終わった後、雪ノ下と由比ヶ浜と別れ、流れで川崎と一緒に帰ることになった時。

 俺はそのことをつい口にしたのだ。

 

「お前は、今のクラスの雰囲気、どうだ? 大丈夫か?」

 

 それで川崎はきょとんとした顔を見せ、そのあと、腹を抱えて笑った。

 なぜ笑うんんだい? 八幡はとても真剣だよ? 俺また何かやっちゃいました?

 

「アンタからまさか、そんな言葉が出てくるとは」

 それで俺はもう知らん、と足を速めると、川崎がごめんごめん、と追ってくる。

「心配してくれてありがと。あたしは大丈夫だよ。もう腹は決まって、いや、まあ、うん、一応は決めてるつもりだからさ」

「なにその曖昧な決心は」

 つられて俺もにやりと笑う。すると川崎はビクッと肩を揺らして、顔背けた。もはや慣れっこである。俺の笑顔は気持ち悪いからね。仕方ないね。

 

「か、勘違いしないでよね! あたしが気に食わなかっただけなんだからね!」

 俺が一昔前のツンデレになりすますと、また川崎がふふっと声を漏らす。

 奴らに対して、別に川崎を思って大人しくしていろ、と言いたいわけではない。当人たちからすれば、必死で気持ちを沈まないようにしているのだろう。それが間違っているとも言えないし、なんなら正解であるとさえ思う。

 ただそこに俺の感情が付いていかない。それだけの話だった。川崎を(おもんぱか)っているのではなく、ただただ俺が納得してないだけ。

 

 それにしても、こうして冗談を言い合うほどの仲になるとは。

 ちょっとしたギャグでも川崎はよく笑ってくれる。本人が無理やり笑うようなタイプじゃないので、本当におかしくて笑っているのだと安心できる。

 しばらく雨と足で水を鳴らす音だけが響いた。それも悪くない。川崎との沈黙は、全然苦にならない。案外、俺と川崎は馬が合うらしい。

 

 そろそろ分かれ道に差し掛かる。

 ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、寂しさを感じた。ああ、これで今日川崎と一緒にいるのは終わりか、と。

 いつこれが最後になるか分からない。だからそんな柄にもないことを思ってしまったのだろう。

 

「今日、うちで夕ご飯食べていかない?」

 

 こんな幻聴も聞こえてしまっている。

 これは重傷だ。まさか俺が女の子にご飯に誘われるなんて。それも家にお呼ばれしてだぞ。

 はは、どうかしてるぜ、比企谷八幡。

 

「その、ダメ?」

 

 俺は思わず、聞き流していた。

 ん? 川崎が何か言ったぞ?

 キョウ、ウチデユウゴハンタベテイカナイ。今日、うちで夕ご飯食べていかない。

 

「んんっ!?」

 素っ頓狂な声で反応すれば、川崎が驚いて「ひゃあ!」と変な声で叫ぶ。

「ええっと。わりぃ、なんだって?」

 

 川崎は顔を赤くして、もにょもにょと口を動かす。そして、意を決して、言葉を発した。

 

「ウチ、両親居ないから、あたしのご飯を食べに来ないかって、聞いてんだよ!! 二回も言わせんな!!」

 

 ……マジ?


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