加音町にやってきた龍音達はいきなりの騒音に耳を両手で塞いで怯んでしまったが、アイコンタクトで周りの人達が正気ではないことが災いして自分達の変身を見られてなかったのであった。
一番見られたらまずいのは和真の男から女の子に変身するという完全に痛い人物にされてしまうインテリジェントデバイスに搭載されている人工知能には呆れていたのであった。
「あそこ‼」
「あれは骨のドラゴン?」
「どうやら、スカルドラゴンを召喚したようだな」
「やるんだ( ゚Д゚)」
神姫化した龍音と天龍はいつものコンビネーションで目の前で戦っているピンクのツインテールのプリキュアと金髪のポニーテールで白いコスチュームの二人のプリキュアが骨だけのドラゴンの魔物と戦っている現場に到着した龍音達は数秒で作戦を決行することにしたのだが龍音のいつものあれをすることを一目散に見抜いていた天龍は引いたのは言うまでもなかったのであった。
「デモンズランス‼」
プリキュアの二人「えぇぇっぇぇぇ( ゚Д゚)‼」
「助太刀させてもらう」
「まさか、それって真剣( ☆ω☆)‼」
「メロディー( `ー´)ノ‼」
薔薇の客員兼私服姿に龍の兜を被って顔を隠している龍音が闇の槍を骨だけのドラゴン目掛けて投げて命中させて怯ませたのであった。
ドスが効いた男言葉で龍音は助太刀することを明かすと愛刀の天下五剣の内の一振りである「童子切安綱」と短刀を抜刀し両腕をクロスした独特の構えを取ったのであった。
黒いバリアジャケットに軽鎧「ミネルヴァガード」を装備している神姫化している天龍も男言葉で話ながら抜刀し、和真も同じく白と黒の刀を抜刀したのであった。
それを見たメロディーと呼ばれたピンクのプリキュア龍音達の愛刀に興味津々らしく目が輝いていたので、一緒に金髪の白いプリキュアに注意されてしまったのであった。
「ぐぇぇぇぇぇぇl‼」
「さぁ‼ あいつらもやっつけなさい‼」
「あの猫か」
「ねぇ。驚かないの?」
「驚きたくても、こういった状況には慣れている! 魔神剣‼」
「剣士なら接近戦でやれ‼」
「行くよ‼」
先ほど龍音の攻撃魔術を受けた骨のドラゴンは態勢を立て直して、側にいた黒猫が喋ったが元より和真以外が猫妖怪の血筋であるためか龍音と天龍は全く驚く気はないのでそれに二人のプリキュアは度肝を抜かれていたのであった。
龍音は軽く日本刀を振り斬撃を放ち骨のドラゴンを攻撃したのだが、黒猫が接近戦で来いと言い出している隙に、
「決めろ‼」
「翔けめぐれ‼ トーンのリング‼」
「いい気なるな‼ 行くぞ‼ 浄破滅焼闇‼」
龍音&メロディ「フィナーレ‼ 闇の炎に抱かれて消えろ‼」
「なんか、初めてのわりに、息が合ってるわね・・・( ゚Д゚)」
「あの・・・プリキュアと合体技で「闇属性」は・・・」
「きぃいいい‼ 覚えてないさい‼ 仮面侍とプリキュア‼」
骨のドラゴンをバインドに成功したと同時に龍音はオーバーリミッツLv3を発動し赤い闘気を纏いピンクのツインテールのプリキュア「キュアメロディ」と一緒に息の合ったコンビネーションで骨のドラゴンを倒したのであった。
すると、なんと骨のドラゴンだった物は元の鳥に戻って飛んで行ってしまい、黒猫は悔しそうに捨て台詞を言って立ち去ってしまったのであった。
流石に闇属性を使う技をプリキュアと放つという快挙を成し遂げてしまった神姫化した龍音であった。