龍音がお風呂に入って来ると言ったので響を含む中学生組は元プラネテューヌ教会の大浴場前にやってきたのであった。
「そこで何やってるの?」
響&奏&エレン「(ギクッ(゚Д゚)ノ‼)」
「もう、一緒にお風呂入りたいなら、そう言ってよ」
「ちょっと‼ いや、それは不味いって‼」
武偵であり感が鋭い龍音にはとっくに感づかれていたようで、大浴場の扉前でこれからお風呂に入るために入浴セットを持った龍音に遭遇してしまい、響&奏&エレンは冷や汗をナイアガラの滝のように流しており、必死に言い訳を考えていたのだが、龍音が少し間が抜けているのか鳴流神家の血筋らしく、大胆に一緒にお風呂に入らないかと、間違ってもレイヴン(リタ談)には言ってはいけないことをサラッと言ってしまったので響&奏&エレンは思いもよらない龍音の爆弾発言(笑)に驚いて慌てふためいていたのであった。
龍音は三人の慌てふためいている様子を気にすることなく、そのまま大浴場の脱衣所へ向かって行ったのであった。
念のため言っておくが、今いる元プラネテューヌ教会大浴場の脱衣所は男性と女性と別れているため安心なのである。
「良かった、脱衣所が別で、あんなお姉ちゃんが居て、龍音は幸せだよね」
「当たり前でしょ、そうね、如何にもできるって感じのおねえさんだったわね」
「龍姫さんもそうだったけど、真龍婭さんも捨てがたいわね。脱衣所が別個じゃなかったら、入らないわよ ん?」
「どうかした、エレン?」
結局、響&奏&エレンは脱衣所に設けられている壁掛けの電話を使い自分達の着替えを龍音の義姉の龍舞と婭龍紗が響&奏&エレンの着替えをなぜか気に入ったのか龍舞はノリノリにロングスカートのヴィクトリアタイプのメイド服を着こなしながら持ってきてくれたので、御礼を言って受け取って脱衣所で準備をしながら話をしていたのであった。
三人とも八方美人な姉達に囲まれて暮らしている龍音に憧れと羨ましいと言ったことを述べているのだが、龍音と真龍婭達が出会うきっかけが今のスイートプリキュアメンバーが受け入れられるのか知る由もなかったのだから。
そんな中、元が黒猫の為か何かに気が付いたのであった。
「龍音の歌声、迷いがないていうより、誰かを」
「普通に鼻歌を歌ってるだけでしょ‼」
とエレンは先に大浴場の室内の檜風呂に入っている龍音の鼻歌まじりの歌声に魅了されたようで、響&奏は呆れながらも大浴場に向かったのであった。