客員神姫の異世界見聞録   作:天龍神

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集いし戦士達に現るトリオ・ザ・マイナーの段

加音町のハロウィンイベントを楽しむために仲間達が勢ぞろいしていたのであった。

 

「アコと奏太は大丈夫かしら?」

 

「多分、ヴィヴィオ達と合流して「修羅場」になってたりして」

 

「小学生で、それ経験したらまずいだろ」

 

「何ですか?その状況」

 

奏太に密かに思いを褪せている姫様コスを着ているアコの二人が心配している奏に、勇龍辺りが製作したのであろう明らか場違いな日本軍の軍服のコスプレ衣裳を着ている弥生が笑顔でヴィヴィオ達まで巻き込んでアコのドロ沼状態になっているだろうと言ったので、軽装の戦士風のコスプレ衣裳を着ている天夏はツッコミを入れたのであった。

 

天馬と瑛夏はお揃いで猫耳に巫女服に日本刀と言う西洋文化に似つかないコスプレ衣裳を着ている状態で、恋人で幼馴染にして見た目が女の子にしか見えないがれっきとした男であるコスプレではなく完全に、

 

「理輝さん、響が男に見えるほど美しいですね」

 

「これでも男だよ‼」

 

「男の人がミニスカートって、なんで周りの人たち気づいていないくらいすごい( ˘•ω•˘ )」

 

ミニスカートの巫女服と言う下手すれば女装癖の持ち主扱いしかねない状態で、両脇を抱えられて二人のサラシで隠しているがふくよかすぎる胸が押し当てられているのであるため、紅白の巫女服に髪型をポニーテールに束ねてプリキュアたちからも羨ましい麗しい腰まで伸びてしまう黒髪にミニスカートと言う格好だったので、加音町の住民は理輝が男だと分かってなかったのである。

 

龍音達は折角のハロウィンイベントを楽しんでいたのであった。

 

だが、こんな時でも、

 

【弥生様、何でしょう? 音符が】

 

『わかってる、そこの変な仮装してる奴らが狙ってるしね』

 

「音符?」

 

『さてと、ボク達はと』

 

どうやら天夏達も音符が見えているらしく、ハロウィンの飾りのカボチャであるジャック・オー・ランタンに憑依したのを見ていた天夏達は、各自戦闘態勢に入り、龍姫達と龍音達は人込みに紛れてその場から離れて変身できる場所を探しに向かったのであった。

 

「ファルセット‼」

 

「なに? コルセット?」

 

「「誰が‼ コルセットだ‼ ファルセットとバスドラとバリトン‼」」

 

「パズドラとバリトンね」

 

「おい‼」

 

「こうなったら‼ 出でよ‼ ネガトーン‼」

 

「‼」

 

アコに気が付いたらしい完全に突っ込んでほしいと言わんばかりのド素人の変装もとい仮装で加音町のハロウィン会場に乗り込んできたトリオ・ザ・マイナーたちはメフィストが元に戻ってもやることは一緒だったのであった。

 

そして、ジャック・オー・ランタンのネガトーンが現れてしまったのであった。

 

 

 

 


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