約束の日になったので、龍音はいつものメンバーで加音町に到着したのであった。
加音町に到着したまでは良かったのだが、
「龍音‼ 早く‼」
「響‼ ちょっと‼」
「響姉ちゃん‼ 龍音兄ちゃん困ってるだろ‼」
「あ‼ そうだった」
「要するに、コスプレすればいいんだよね。調べの館で着替えて来るから待ってて」
「自前の衣裳を持ってるのね( ˘•ω•˘ )」
「まぁ、とりあえず、オレ達も着替えに行くか」
なぜか、海賊風の衣裳を身に纏った響がやって来て、それに続くように魔道士の奏に、姫なので西洋のお姫様の格好のアコ、それと黒猫のエレン、カップケーキの被り物のハミィがやってきたので、察しがついた龍音は呆れてしまったのであった。
最後にドラキュラの奏太と言うメンツであった。
態々、響達が約束の日を提案してきたことに。
言われるがまま、龍音達は調べの館でコスプレ衣裳に着替えることにしたのであった。
「やっぱりこれがいいかな」
「そうだね。龍音ちゃんにはぴったりだし」
「うん」
「まさか、わたしも巻き込まれるとはね」
「後で、士道さん来るんだし」
調べの館で音吉にコスプレ衣裳に着替えるためと言う訳を話すと納得してくれたので、案内された部屋でアイテムパックに念のために入れていた勇龍達が作ってくれたコスプレ衣裳を取り出したのであった。
で結局、龍音は流石に響達が自分を男だと思っているためか、閃光の剣士の衣裳は不味いと思い、アドリビトム組のリオン・マグナスと同じ格好に落ち着いたのであった。
天龍は髪型はいつものツインテールに束ねたまま、超神次元ゲイムギョウ界で生活していたので露出している服を着るのに抵抗が無いが流石にそれは不味いので、露出が少ない侍姿の衣裳になったのであった。
二人とも愛刀は不味いので、コスプレ用の模造刀を帯刀することにしたのであった。
一緒に来たメンバーは各々の衣裳を着ていたのであった。
着替え終わったので会場へ向かったのであった。
「あ、来た来た‼」
「どうかな?」
「龍音兄ちゃん、カッコイイな」
「刀持参の時点で誰かを思い出すんだけど」
「そうかな?」
「響が日本刀を持ったら猫侍だよ(゚д゚)!‼」
「うん」
会場へ向かう道中で響達と合流したのであった。
コスプレ衣裳に身を包んだ龍音達を見た響達の目には眩しいらしく、そこにアコが感づいている発言をしたが、奏太の発言に遮られたのであった。
そんなこんなでハロウィンの会場へ向かったのであった。
龍琥達は以前の魔導士ではなくくノ一と侍の衣裳で、和真は剣の物語の主人公の服で、颯太は西洋の軍服姿で、小雪は龍琥から借りた魔導士のコスプレ衣裳で会場に向かったのであった。