後悔はないですね
バトルメモリーデバイスを託された龍音はそのまま実家へ帰っていたのであった。
龍美は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会で生活しているため、超神次元ゲイムギョウ界に帰って行ったのであった。
「バトルメモリーの使える能力を確認しないと(天馬お姉ちゃんも持てるし)」
龍音は自室に文机に向かい龍美から渡されたバトルメモリーデバイスにインストールされている内容を確認することにしたのであった。
いざという時に、使えない能力があるといけないからである。
「ボクのバリアジャケットも使えるみたいだし、ライダーはクウガ~エグゼイドまであるけど、使えるのは、クウガ~鎧武までのライダー達の装備品と能力か、こんだけあれば十分かな」
龍音が託されたバトルメモリーデバイスにインストールされている中で、使える内容はバリアジャケットは龍音達、中学生組だけで、仮面ライダーは随時アップロードされるがクウガ~エグゼイドまでがインストール可能で、他者に渡せるのは鎧武までのライダー達の能力だったのであった。
龍音はバトルメモリーデバイスを授与されたということはこれを用いて導けということではないかということだと思ったのであった。
そして、龍音は就寝したのであった。
バトルメモリーデバイスを授与されて数日後、約束のコンクール当日の日曜日がやってきたのであった。
「龍音、それに、え~と、天龍」
「そうだよ‼ エレンちゃん‼ そうだ、今日はね、龍琥達も来てるんだ」
「エレンちゃん~」
「エレン‼ 元気‼」
「ふふふ双子(゚д゚)!‼ これが双子って奴なのね。音吉さんの本で・・・」
「その本以外で、調べられなかったの・・・?」
コンクールに出場する響を応援にやってきた龍音はいつものメンバーでやってきたのであった。
もちろんのことながら、和真と颯太達もついて来たのであった。
もちろん、エレンは小雪がキュアスノーと言うのは気付かなかったのだが、どうやら調べの館に置いてある音吉の所有物であろう本で「双子」について学んでいたようだが、何か間違えている気がしない天龍だったのであった。
そんなこんなで会場入りをした一行はチケットに指定されいる席へ着いたのであった。
『この気配、来る‼』
「14番、北条響です‼」
龍音達はいつもの直感で席に着き響の順番が回って来たのだが、それとは違う違和感に龍音達は気が付いていたのであった。
そして、響の演奏が終わった瞬間、
「ネガトーン‼」
「きゃ~( ゚Д゚)‼」
「こうなるんだ(*'ω'*)」
「此処は逃げて‼」
「そうさせてもらうね(いや別にボク達は大丈夫だけど、まだ正体を明かすわけにはいかないからね)」
突如、バイオリンやトランペットのネガトーンが襲撃して、観客から黒いオーラを出現させていたのであった。
龍音達はもちろん、効かないがエレンから逃げるように言われたので、言う通りにして、一目散に会場の外へ避難したのであった。
「行くよ‼ セットアップ‼」
「久々の変身だけど、そうちゃん、ちゃんとしたコスチュームになってる」
「やっぱり、おまえの趣味なのか? いい加減に男で変身させてくれないか?」
【無理です】
「行くしかないのです‼」
「そうですね。皆さん、いざ‼」
「お~」
龍音達は言われるがまま、会場の外へ逃げて人の気配がないことを確認して結界を張って、変身したのであった。
そして、ネガトーンが現れた会場のホールへ転移したのであった。
「はぁっぁぁ‼」
「あの仮面の剣士はいないようですね~」
「プリキュアだけでも厄介ですし」
「裏切り者を始末するついでですしね」
「どうしよう?」
「ミューズが来る偶然を狙うのは分が悪いわね」
どうやら、二体のネガトーン相手に苦戦していた三人にトリオ・ザ・マイナーは高笑いしていたのであった。
だが、それがフラグを建ててしまうことに気が付いていなかったのである。
「楽しそうだな、わたし達も入れてもらおうか?」
「その声は‼」
「どうする~‼」
「今日はわたし達も一緒だ‼」
「助っ人参上って感じね」
「今思うと、この子達は誰なのよ?」
そう、如何にもグッドタイミングでホールのドアが開き、プリキュアとネガトーンの間に割って入った龍音に和服風のコスチュームに如何にも漫画の忍者よろしくと言わんばかりな鉢金と白い覆面と言う格好の神姫化した志澄琥とサングラスのようなバイザーの龍琥に、ビキニアーマーと言う完全に人前では恥ずかしい格好から龍音と同じタイプの胸元だけの黒色の軽鎧(アイアンガード)に男物の服装に背中にはバスターソードで仮面ライダー龍騎のような鉄仮面と言う神姫化している颯太達が姿を現したのであった。
「さてと、一体は引き受けてやる。ちょうどいい、おまえ達で、これを試させてもらうか」
《HIBIKI IBUKI TODOROKI》
「うわ‼」
「これはいったい」
「何か嫌な予感が」
「なんだか、やれる気がする」
「礼は後にしろ」
龍音達が一体を引き受けることになり、龍音はバトルメモリーデバイスを起動させて空中にタッチパネル式のスクリーンを映し出して、響鬼・威吹鬼・轟鬼をタッチした瞬間に、メロディが炎に包まれ、リズムが竜巻に、ビートに雷が落ちたのであった。
なんと、メロディのコスチュームが紫色に変わり赤い手甲装備され、ベルティエが音撃棒・烈火に変わって、リズムも青色にコスチュームが変化して、ベルティエが音撃管・烈風に変化して、ビートはラブギターロッドが音撃弦・烈雷に変わったのであった。
「これって」
「わたしが尊敬している偉大なる戦士達の物だ。それは清めの音で魔化魍を倒す響鬼、仮面ライダー響鬼のメンバーの装備だ」
「あたしと同じ名前の仮面ライダーがいるの(゚д゚)!‼」
「今のうちにやってしまいなさい‼」
メロディ&リズム&ビート「やられるもんですか‼」
「終わりました」
「早(゚д゚)!」
まさか自分達のコスチュームが仮面ライダーと同等になるとは思ってなかったようで、メロディ達は戦いながら驚くのだが、龍音はそんなトランペットのネガトーンを見ないで圧倒して、志澄琥の二刀で止めを刺して元のトランペットに戻っていたのだが、それが合流して一秒以内で倒していたのだから仕方ないのである。
そして、
メロディ&リズム「これでも喰らえ‼」
「心のビートは止められない‼」
「覚えてろ~‼」
「来なくていいから」
「待って、ありがとう・・・」
メロディの火炎連打の型・リズムの疾風一閃・ビートの雷電激震が決まり、バイオリンのネガトーンを元に戻して、元のコスチュームに戻って、トリオ・ザ・マイナーは逃げて行ったのであった。
それを見届けると、龍音達は足早にホールから出ようとしたので、メロディが呼び止めてお礼を言って、龍音達は無言でホールを出て行ったのであった。
ネガトーンを倒したことで破壊してしまった個所は元に戻り、何事もなかったかようにホールに戻ってきた龍音達はそのままコンクールを観賞したのであった。