神姫化した黒紫色のマントに龍の紋章が描かれた軽鎧に青紫色の軍服に当たり前のように龍の騎士の兜を被った神姫とかした龍音がトリオ・ザ・マイナーからハミィを依然と同様に救出して、プリキュアに起死回生の機会を作ったのであった。
「形勢逆転だ。どうすると言っても、この木の魔物を片付けるのが先決か」
「くっそ~‼」
「ネガトーン‼」
「スパーン~」
「遅い。貴様はどうする?」
龍音はドスが効いた引く声の状態でしか今の姿では話せないので、周りにいるプリキュアの二人は先ほどの龍音であるということに全く気付いていなかったようで、トリオ・ザ・マイナーのリーダ-(笑)のパズル&ドラゴンことパズドラではなくバスドラが木のネガトーンに龍音を襲わせたが、龍音は目にも止まらない速さで伸ばしてきた根っこを斬り捨てたのであった。
「ハミィを傷つけるなら、絶対に許せない‼」
「ラリー来るにゃ!」
龍音に決断を迫られたエレンは、先ほどの人物と同一人物とは気づいていなかったが、戦う意志を決めた瞬間、楽譜に持ちられているト音記号がエレンから浮かび上がりそして、
「レッツプレイ‼ プリキュア・モジュレーション‼ 爪弾くは魂の調べ! キュアビート‼」
「やれ‼」
「そこの二人、動けるようだな」
「さっきのあなたのおかげよ」
「わたしがこの戦闘で介入できるのは此処までになる」
「動きを止めただと~( ゚Д゚)‼」
薄紫色の髪をサイドテールに束ねて水色のコスチュームのプリキュア「キュアビート」に覚醒したエレンを見届けた龍音は、この戦闘で介入できるのはこれ以上はないと言って、木のネガトーンをバインドして動きを封じて、プリキュアに任せることにしたのであった。
キュアビートは音撃弦・烈雷ではなくラブギターロッドと呼ばれる名前が表す通り、ギター状の武器を呼び出し、
「駆け巡れ‼ トーンのリング‼ 三拍子 1‼2‼3 フィナーレ‼」
龍音が使ったバインドのような光の輪が木のネガトーンを拘束して、ラブギターロッドを演奏して、木のネガトーンを浄化して、元の木に戻ったのであった。
「待って‼」
「悪いが、わたしはこれで失礼する」
「ありがとう・・・」
「そうか、近いうちにまた会うだろ」
ネガトーンが元に戻ったのを見届け鞘に刀を納めて立ち去ろうとした龍音にキュアビートは声をかけて、一言「ありがとう」と言うと、龍音は龍の仮面に隠しているが表情が緩んだが、また、会えると言い残してそのまま、立ち去ったのであった。
「セイレ~ン‼」
「悪いけど、ごめんなさい‼」
「どこ行くにゃ~( ゚Д゚)‼」
龍音が立ち去った数秒後、変身を解いたエレンはそのまま猛スピードでどこかへ走り去ってしまったのである。
「エレンちゃん、大丈夫かな~」
「そうね。あの子はきっと立ち直れるはずよ」
その様子を天龍と奈凰海が走り去っていくエレンを見届けていたのであった。