翌朝 IS学園食堂
「なぁ桜ISの事を教えてくれ!」
朝食を食べている時に一夏が言ってくる、まぁ全くの素人である一夏がISの事を聞いてくるのは非常に関心する…いや本当なら教師に聞くべきだけど……まぁ其れだけ俺の事を信頼してるという事だ……悪くない悪くない!むしろ最高だ!
「そうですか…ふふ……まぁご主人様が如何してもっと言うのであれば」
「結構だ桜!一夏は私が鍛える!」
ダンッとテーブルを叩き立ち上がったポニーテールをした美少女の名前は篠ノ之箒、一夏の二番目の幼馴染みだ。
彼女がそんな事をした事により唯でさえ目立っている席が更に目立ってしまった。
「全く…箒さん行儀が悪いですよ?少しは落ち着いて食事をしたらどうです?」
溜息を吐きながら箒を睨み付ける、怖気づいたのか大人しく席に座ったのを見た後、視線を戻し朝食のトーストを頬張る。
流石大量の無駄金を注ぎ込んだだけある…トースト一枚とっても非常に美味い。
「話を戻しますが…ご主人様が如何してもっと言うのであれば」
「結構だ桜!一夏は私が鍛える!」
ダンッとテーブルを叩き立ち上がったポニーテールの髪型をした美少女の名前は篠ノ之箒、一夏の二番目の幼馴染みだ。
彼女がそんな事をした事により唯でさえ目立っている席が更に目立ってしまった。
「……箒さん行儀が悪いですよ、少しは落ち着いて食事をしたらどうです?」
「と言うか桜!お前そんな変な口調じゃなかっただろ⁉︎と言うか何でメイド服なんだ!制服を着ろ⁉︎」
「お生憎様、此れはIS学園の制服をカスタマイズしただけです、其れと今の俺は一夏様に仕えているメイドですので」
「其れが制服か⁉︎」
「IS学園ってスゲェな」
呑気な一夏と突っ込みをする箒、煩い周りを無視しながらトーストを食べ終える。
全く…箒にもウンザリする
「其れで箒さん、鍛えると言いますが具体的には?」
「剣道だ!」
自信満々に言う箒だが……確かに一夏は昔剣道はやってはいたが其れだけじゃあ足りない圧倒的に足りない。
「お言葉ですが箒さん、控えめに言って馬鹿ですか?」
「なっ…なんだとぉ⁉︎」
またもやテーブルを叩き立ち上がる箒だが…芸人なんだろうか?
「ご主人様…一夏様は初心者にも関わらずイギリス国家代表候補生 セシリア・オルコットが提案した決闘を受けました…然も相手側のハンデは無し、まぁ其れは一夏様らしいカッコよかったでしたが…其れでも無謀です」
一夏の様なIS初心者とセシリア・オルコットの様なIS熟練者、其れも専用機持ちともなれば勝率は0:10だ。
専用機とは一般的な量産型ISとは違い、その操縦者に合わせた機体で量産型ISとは圧倒的な程の性能差がある。
つまり…一夏がセシリア・オルコットに勝つ確率は殆ど0に近い。
だが…其れは一夏が普通の人間だった場合の話だ、俺が言うのもアレだが一夏の呑み込みの速さは異常だ…まるで水を吸収するスポンジだ。
「其れに一夏様が負ければ、一夏様が奴隷にそして俺はあのライミーのメイドになる……其れだけは何としてでも阻止しないといけません…其れは箒さんもご存知でしょう?申し訳ありませんが箒さん、セシリア・オルコットと決闘する迄の間一夏様は俺が鍛えます」
「……うぐぐぐ」
箒は悔しそうな表情を見せるがこの決闘自体決して負ける訳には行けない…だからゴメン箒。