魔人探偵脳噛ネウロVS名探偵コナン 魔人と探偵   作:加藤才

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キッドの予告状の依頼を受けたネウロ
そしてまた新たに江戸川コナンという小学生に興味を持った
同じく桂木弥子に興味を持ったコナン
その二人がついに対面する


逢【であい】

翌日打ち合わせがてら

桂木弥子とコナンは鈴木邸に食事へ招待された

 

 

ヤコ「ここが鈴木財閥の豪邸、、」

 

メイド「お待ちしておりました。桂木弥子様」

 

ヤコ「は、はい本日はお招きいただきありがとうございます!」

 

メイド「治郎吉様がお待ちです中へどうぞ」

 

ヤコ「はいお邪魔します」

 

 

治郎吉「おお!よくぞきた小娘!」 

 

ヤコ「こんにちは(小娘って、、)」 

 

治郎吉「こわっぱが中でまっとるぞ!」

 

ネウロ「コナン君のことですね!楽しみです!」ニコ

 

ヤコ(…は、早くも犠牲者がっ、、)

 

メイド「お待たせいたしました桂木弥子様です

あちらが江戸川様、毛利小五郎様、蘭様です」

 

各々「よろしくお願いします!」

 

 

コナン・ネウロ(こいつが)

 

 

コナン(桂木弥子…!)

ネウロ(江戸川コナン、)

 

蘭「よろしくね!弥子ちゃん!」

 

ヤコ「あ、はい!毛利さん!」

 

蘭「蘭でいいよ!」

 

小五郎「本当にこんなガキがアヤちゃんの事件解決したのかー?」ムスッ

 

ネウロ「失礼な!先生は正真正銘の名探偵です!」

 

小五郎「なんだお前は、」

 

ネウロ「僕は先生にお仕えしている脳噛ネウロと申します!」

 

園子「あら結構いい男じゃない!」 

 

ネウロ「恐縮です、」ニコ

 

コナン「のうがみねうろさんっていうんだ!変わったお名前ー!」

 

蘭「ちょっとコナン君!」

 

ネウロ「はは、いいんです!慣れてますから!」

 

ネウロ「コナン君?だったかな君も珍しい名前だね!」

 

コナン「ま、まあねー」(なんだこいつ、)

 

園子「あ!そうだ弥子ちゃん工藤新一ってしってる?」

 

蘭「ちょっと園子、、」

 

園子「ばかねーこういうのはストレートに聞くのよ!」ニヤニヤ

 

ネウロ「?誰です?新一君とは」 

 

蘭「新一も弥子ちゃんと同じ高校生探偵なんですよ!」

 

ネウロ「ほう、その新一君はどこに?」

 

蘭「結構前に別れたっきり事件で忙しくて全然姿出さないんです、」

 

蘭「そういえばその頃かな、コナン君がきたのは」

 

コナン(ギクッ)

 

ネウロ「なるほど、、」チラ

 

コナン「は、ははは、」(やべえバレたか?)

 

ヤコ「そういば聞いたことあるなー平成のホームズとか言われてたね」

 

コナン「や、ヤコお姉さん!」

 

ヤコ「ん?」

 

コナン「弥子お姉さんってアヤ・エイジアの事件解決したんだよね!そのお話聞きたいなー!」

 

ヤコ「え、?わ、わたし?」

 

ネウロ「僕が説明するよ!」

 

コナン「あ、ありがとー」

 

 

 

 

 

数分後

コナン「へー!すごいそんなとこから手懸かりが!」

 

ネウロ「そうなんだ!ほんと先生の観察眼はすごいよ!なんたって道に落ちてるお金をひとつ残らず見付け出すんだから!」

 

ヤコ「余計なこと吹き込むな!!」

 

蘭「弥子ちゃんおもしろいね!」

 

小五郎「そしてがめついな」

 

ヤコ「うう、やってません、、」

 

コナン「そういえばさ!」

 

ヤコ「なに??」

 

コナン「お姉さん怪盗Xの正体見破ったってほんと??」

 

一同「ッ!?」

 

ヤコ(ギクッ)

 

園子「それって本当なの!?」

 

蘭「あの怪盗Xを、?」

 

小五郎「怪盗Xっていやあ誰一人姿を見たことないっていう」

 

コナン「ねえねえどうなのー?」

 

ヤコ「え、いやあ、あはは」

 

コナン(やっぱりこの人、、)

 

ネウロ「それも僕が教えてあげる!」

 

コナン「ほ、ほんとー!やったあ!」(またこいつか、)

 

ヤコ「私ちょっとトイレ、」

 

メイド「それではご案内いたします」

 

コナン「ねえ僕ネウロさんと二人で話してみたいなー」

 

ネウロ「僕とかい?いいよ!」

 

コナン「やったー!ありがとう!」ガチャリ

 

 

 

 

園子「ほんと推理バカよねーあのがきんちょ」

 

蘭「でもコナン君楽しそうだねー、」

 

小五郎「所詮ガキだな」

 

ヤコ「ただいまーあれ?ネウロは?」

 

小五郎「坊主と外で話にいったさ」

 

ヤコ「そう、ところでキッドが狙う宝石っていうのは?、」

 

治郎吉「そうそうこれじゃ、、」

 

 

 

 

庭にて

コナン「ねえねえ」

 

ネウロ「なんだい?」

 

コナン「お兄さん何者??」

 

ネウロ「…」

 

コナン「なんかお兄さんの方が探偵みたいだったからさ!」

 

ネウロ「いやだなー僕はただの助手だよ!」

 

コナン「そっか!ごめんね変なこと聞いて」

 

ネウロ「コナン君こそなにか隠してるんじゃないのかい?」

 

コナン「へ!?」(ギクッやっぱりこいつ)

 

ネウロ「なんか子どもぶっているっていうか、」

 

コナン(俺の正体に気づいて、、)

 

ネウロ「ほら!僕の前では素でいいんだよ!無理に子どものふりしなくて!」 

 

コナン(あ、こいつ俺のしゃべり方事をいってんのか)ホッ

 

コナン「はは、子どもらしくねーと思って」

 

ネウロ「その方が楽でしょ!工藤新一君!」

 

コナン「ははは、えっ!??」 

 

ネウロ「君は工藤新一君だよね?」

 

コナン「な!なんで俺の正体を」

 

ネウロ「怪盗Xは自在に細胞を変えられるから、

君も同じような要因で姿が違うのかと思ってね」

 

コナン「なるほどな、だが俺のは人為的なものだ」

 

ネウロ「へえ、それは興味深いね」

 

コナン「俺の正体ばらしたんだから、あんたも教えてくれよ」

 

コナン「あんたなんだろ?桂木弥子に探偵のふりさせて、実際に推理してんのは」

 

ネウロ「…」

 

コナン「なにか人前には目立てない理由でもあんのか?」

 

ネウロ「フフッなかなか鋭い小僧だな」

 

コナン「!?」

 

ネウロ「我が輩は魔界の生物だ、

そして我が輩の唯一の食事は謎に含まれる悪意だ」

 

コナン「な、なにいってやがる、」

 

ネウロ「これが我が輩の本来の姿だ」ググッ

 

コナン「あ、ありえねえ、、」

 

ネウロ「信じるか信じないかは貴様に任せるが我が輩の食事の邪魔だけはするな」

 

コナン「どういうことだ!」

 

ネウロ「我が輩は謎を主食としている、つまり謎を解くとは我が輩にとって食事なのだ」

 

コナン「なるほどな、要するに悪意をトリックやアリバイで隠した犯人のそれを暴くことで、悪意を引きずり出すと?」

 

ネウロ「その通り。本来なら商売敵の貴様らを消したいところだが」

 

コナン「ッ!?」

 

ネウロ「我が輩は平和主義者だ。故に無闇な殺生せん」ニヤ

 

コナン(う、うそくせぇ、)

 

ネウロ「それに人間は生きている限り謎を作り続ける」

 

コナン「悪意はなくならねえってことか、、」

 

ネウロ「その謎を我が輩が喰い続けるだけだ」

 

コナン「無闇に人は殺さねえってことだな?」

 

ネウロ「痛めつけはするがな」ニヤリ

 

コナン(ど、ドS野郎だな、、)

 

ネウロ「そろそろ戻るぞ。わかっていると思うが我が輩の

正体は」 

 

コナン「他言無用だろ?」ニヤッ

 

ネウロ「ほう」ニヤッ

 

コナン「なら俺の正体もばらさないでくれ」

 

ネウロ「フハハ!よかろう!我が輩に交換条件などいい度胸だな工藤新一よ」

 

コナン「ああ、魔人探偵、脳噛ネウロさんよ!」

 

 

ガチャ

コナン「ただいまー!」

 

蘭「遅かったじゃない!」

 

ヤコ「そんなに話し込んでたの?」

 

ネウロ「いやあすっかり意気投合しちゃってー!」

 

コナン(こいつの変わりようすげえな、)

 

ネウロ「それより先生!ちょっと!」

 

ヤコ「ん?なーに?」

 

ネウロ「お話があります!」

 

ヤコ「はいはーい!」

 

ガチャ

園子「あーまたいっちゃったーネウロ様ー」

 

コナン(とことん男運がねーなこいつは、終いには魔人だ、、)

 

ヤコ「どーしたのネウロー?」

 

ネウロ「いやー先生にお聞きしたいことがありまて」

 

ヤコ「ん??事件?」

 

ネウロ「先生はどこですか?」

 

ヤコ「?私はここにいるじゃない」

 

ネウロ「いやだなー、先生はここにいませんよ!」

 

ネウロ「そうだろう?怪盗キッド!」

 

ヤコ「!??」

 

ヤコ「なにいって、」 

ネウロ「我が輩はヤコと二人のときは先生とは呼ばん」

 

ネウロ「良く下調べをしていないのが仇となったな」

 

キッド「な、なんだよあんた!えらい態度がちげーじゃねーか!」

 

ネウロ「大方メイドにでも化けていて会話を聞いていたのだろう」

 

キッド「しかし!なんでわかった!?あんたは入れ替わったあと俺会った直後に見抜いたじゃねーか!!」

 

ネウロ「フハハ!笑わせるな

人間の技術的な変装などで我が輩を騙せるとおもったか!」

 

キッド「クッ、、」 

          ・・・・・・・・・

ネウロ「だが安心しろ普通の人間の中では貴様の変装は超一流だ」

 

キッド「どういうことだ、?」

 

ネウロ「さあな、兎に角ヤコはどこにいる?大人しく言って帰れば見逃してやる」

 

キッド「み、右奥の部屋のロッカーです、」

 

ネウロ「よし、いい子だ。早く消えろ」

 

キッド「へ、へい~」

 

キッド(なんだなんだ!あいつ!ぜってーやべー奴だって!)バサッ

 

 

その後

 

治郎吉「な、なにい!?キャツが!?」

 

蘭「やこちゃんと!?」

 

ヤコ「はい、、」(そのあとしばらくネウロに痛めつけられたけど、)

 

園子「うっそ!全然わかんなかった!キッド様がいたなんて!」

 

小五郎「じゃあ警備や防犯システムも筒抜けになっちまったということか、」

 

治郎吉「そうじゃのう、」

 

ヤコ「これは大幅に防犯システムを変えたほうがいいんじゃ?」

 

コナン「そうだね、」

 

ネウロ「ところでそのキッドの狙っている宝石というのは?」

 

治郎吉「ああこれじゃ」

 

ネウロ「こ、これは」

 

コナン「これが「魔人の涙」たしかに禍々しい宝石だ、」

 

コナン(おいあんたこれほんとに魔人の涙なのか?)

 

ネウロ(いや、確かに魔界の物だが涙ではない)

 

コナン(?じゃあなんだ?)

 

ネウロ(人間の耳の垢のようなものだな)ニヤリ

 

コナン(耳くそかよ、、、もしかしてあんたのか??)

 

ネウロ(失礼な、我が輩は清潔な魔人だ、

恐らくはここ数年のうちに魔界から地上へ落ちたのだろう)

 

コナン(地上はゴミ箱じゃねえよ、、、)

 

ネウロ(フハハ、まあ腐っても元魔人の体の一部だ

微弱ながら魔力を感じるぞ)

 

コナン(魔力??)

 

ネウロ(まあ今ならこの家が吹き飛ぶ程度だな)

 

コナン「はあ!?」

 

蘭「ど、どうしたのコナン君?」

 

コナン「な、なんでもないよ!」

 

コナン(は、はやくにげねーと!)

 

ネウロ(安心しろ、魔力を直接注がぬ限り爆発はせん)

 

コナン(ほ、ほんとかよ、)

 

ヤコ「どうしたの二人ともコソコソ」

 

ネウロ「いやー考え混んでしまって」ニコ

 

メイド「食事の準備ができました!」

 

ヤコ「やったー!お腹すいちゃった!」

 

園子「好きなだけ食べていってね!」

 

ヤコ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後ヤコの猛烈な胃袋により

鈴木財閥の料理人達が次々に過労で倒れ、

調理場が壊滅、

園子に生まれて初めてご飯を奢りたくないと思わせたヤコであった。 

 

 

第2話 完


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