笛吹「話してみろ、」
ひぐち「あ！そういやさ目暮警部」
目暮「なんだね？」
ひぐち「あの探偵二人組まだいるの？」
目暮「まあ、彼等にも聴取しなくてはならないからな、」
ひぐち「その二人呼んできてよ！」
目暮「えぇ？？」
笛吹「どうゆうつもりだひぐち、」
ひぐち「見てもらう上で、あいつらの意見聞きたくてさ！
今日捕まった二人も関わってることだし、」
笛吹「成る程な、、、、おい呼んでこい」
小五郎「なんだよー、せっかく帰れると思ったのに、」
蘭「いいじゃない、協力くらい、」
コナン「そうだよ！」
笛吹「なんだその二人は、」
ひぐち「いーの！いーの！二人も犯人見慣れてそうだしね！」
蘭「ひ、否定できない、、、、」
小五郎「警部殿こちらは？」
目暮「本庁の笛吹警視だ」
小五郎「え！？これはこれは！お若いのに、、」
笛吹「年じゃないんだよ」ドヤッ
蘭(やな感じな人ねー、)
ひぐち「ところでさ、お二人さん！今日の犯人達からなんか変わったことはなかったか？」
ヤコ「！っ、、確かに、、ちょっと変だったかも、、」
小五郎「へんっ！犯罪者なんてみんな変な奴等ばっかりじゃねえか、」
コナン「いやいや、、、そういうことじゃないと思うけど、、、」
蘭「そうね、、、なんかね動機があやふやだっていうか、、」
ヤコ「そう、、なんか今まで犯罪をしてきた人達は、なんか明確な芯があって、、ポリシーを持って犯罪を犯してたけど、、
あの放火魔はその芯がしっくりきてないっていうか、、、」
コナン「無理矢理芯を作られた、、」
ヤコ「そう、そんな感じだった、、」
小五郎「あーそういや、あの玄田って料理人も、
殺した動機はともかく、
あんな料理を作り出したっていう動機がわかんなかったなー、、
ついこの間までは本当に真面目な野郎だったって聞いたし、
本人も急にっ作りたくなったって言うばっかしだしな、、、」
ひぐち「おおー！流石名探偵のお二人さん！
言うだけあるね」
コナン「薬物検査とかしたの？なんかドラッグにはまってるような感じだったけど、、」
高木「いや？特に検出はされなかったよ、」
ひぐち「いや、ハマってたんだよ今言った二人とも」
笛吹「どういうことだ、、？」
ひぐち「そいつら拘置中に共通して、
狂ったようにパソコンを要求してきてさ、
俺の許可のもとでいじらせてみたんだけど、、、
そしたら、凄い勢いでアドレス打ち込んで、
飛んだ先の映像を憑かれたように見つめてた、、」
コナン(映像、、？)
ひぐち「それを撮ったのが、、これさ、、」
コナン「…」コソコソ、、ﾋﾟｯ、、
ギュイイイイイイイ！！！！
バシン、、、、バシン、、、ファン、、、、
インン、、、
一同「…？？」
蘭「な、なに、今の、、、」
ひぐち「電子ドラッグ、と俺は呼んでいる、」
筑紫「電子ドラッグ？、、」
ひぐち「よくさ子供がアニメをガン見しててぶっ倒れたりすることあるじゃん？
あれとかと似てるかな、、」
ひぐち「目と耳から入ってくる情報が、直接脳に何らかの作用を及ぼすことがある」
小五郎「そういやあったな、そんなこと」
ひぐち「それでね、この映像を見た奴からは
日常ではまずありえない量の脳内麻薬が分泌されてた、」
笛吹「なに！？」
ひぐち「あ、今見せたのは大丈夫、解像度も大幅にさげてあるし、」
蘭「これを見たら、どうなるの、？」
ひぐち「いい質問だね、、まあこれは俺の想像なんだけどさ、、この映像脳内の深層にまで情報を刷り込めるみたいでさ、
そこに次の映像の場所と、、
恐らくある指令をだしている、、
そんであいつらの身元調べたんだ、そしたら驚いたよ、、、」
笛吹「なんだ、言ってみろ、」
ひぐち「あの放火魔さぁ、葛西善二郎の甥だったよ、」
目暮「なんだって！？」
コナン(！！葛西善二郎だと！？)
小五郎「葛西善二郎って！世界的に有名なあの連続放火犯か！？」
ひぐち「そう、葛西本人から教わったのか、
近くにいることで影響を受けたのか、、
とにかく放火に対して潜在的な魅力があってもおかしくない、」
ひぐち「そして、あの玄田っていう料理人だけど、、」
小五郎「そ、そっちはなんなんだ、？ 」
ひぐち「桂木、覚えてるかな？お前がかつて解決した事件の犯人、
至郎田正影の弟子だったらしい、学生の頃のね、」
ヤコ「！？あいつの！？」
ひぐち「こいつだってそうだ、至郎田本人からドーピングコンソメスープを教わったのか、
近くいることで、ドーピングコンソメスープに魅力を感じたか、
どちらにせよドーピングコンソメスープを作りたいっていう潜在的な気持ちがあったかもしれない、、」
ヤコ「…、」
笛吹「それでどうなるんだ？」
ひぐち「この映像は、、そんな潜在意識の犯罪願望を、
解放する指令を出している！！」
一同「！？！？！？」
ひぐち「なんで人が犯罪を犯さないか知ってる？」
笛吹「ひぐち、なにをバカな事を、」
コナン「理性があるから、、」
蘭「こ、コナン君、？」
ひぐち「そう！坊やの言う通り！
普通の人は犯罪を犯した際のリスクを怖がる理性の方が勝るんだ、」
ひぐち「だけど、こいつを見た人間は、そんな理性のフタを押しのけて、中のやりたいが爆発する！」
小五郎「つまり、常人よりも犯罪を犯す確率が格段にあがるってことか、、」
ひぐち「こいつは、犯罪者制作プログラムだよ、、」
蘭「犯罪者制作、、、」
ヤコ「プログラム、、、」
笛吹「くっ、、確かにこれは、、、対策を練らねばいけない事態かもな、、」
高木「そ、そうですよ！！こんなもの世の中に出回ったら！！」
目暮「だが、憶測だけで、、」
ざわざわざわ…、、
コナン「…」ﾋﾟｯ、、
阿笠低
灰原「博士ーお風呂わいたわよー」
阿笠「おお、すまんのう哀君」
Prrrrrrr!!!!!
灰原「ん？また、、」
ピッ
灰原「なによ、こんな遅くに、、、」
コナン『わりいな、ちょっとまた頼みたいことがあってさ、、』
灰原「全く、、今度はなに？」
コナン『おめーのパソコンに送った映像を解析してもらいてーんだ』
灰原「映像ー？」
カチッ
灰原「なーにこれ？なんか不気味ね、
また変な事件に首突っ込んだんじゃないでしょうね？」
コナン『あはは、まぁな、』
灰原「で、なによこれ、」
コナン『あぁ、電子ドラッグっていうらしい』
灰原「電子ドラッグ？？」
コナン『そ！これを見た奴は心の中の犯罪願望が爆発するらしい、』
灰原「！？」
コナン『そして、常人よりも遥かに犯罪を犯す確率が上がっちまうっていう代物だ』
灰原「あんたねぇ！？
そんな危なっかしいもの説明も無しに送ってこないでよ！！」
コナン『はは、わりーわりー、
んじゃ頼んだ！』ﾋﾟｯ
灰原「ちょ、ちょっと！！」
ツー、ツー、
灰原「ったく、私を便利屋か何かと勘違いしてないかしら、、？」
阿笠「はは、、、」
桂木探偵事務所
ネウロ「ほう、それは面白い、、」
ヤコ「うん、、」
ネウロ「久々だ、、地上に来てこんな心踊る謎があるとは、、」
ヤコ「やっぱり、そこなんだ、、」
ネウロ「早速探すぞ」
ヤコ「探すったって、」
ネウロ「なに、まずはその電子ドラッグだ、
それはパソコンの中に存在するのだろう？」
ヤコ「まあね、」
ネウロ「その映像とやらで何か特徴などあるか？」
ヤコ「特徴、、？」
ネウロ「些細なものでも構わん、目立った図形などだ」
ヤコ「図形、、、あ！！確かこんなマークが最後にあったよ！！」カキカキ
ネウロ「それで十分だ、、
さて、捕まえにいくぞ、、、」ググッ
ズズズズズズ、、、、
とある大学院、、
学生A「まーた教授独り言いってるよー、、、」
学生B「まあ引っ込み議案なとこあるしね、、、」
研究室
？「私よ、このステップも遂に成功した、、」
？『君の頭脳なら造作もないことだろう、』
？「それは自画自賛というやつだ、、」
？『それもいいじゃないか、、』
？「いよいよ、、、次のステップだ、、、」
？『ああ、わかっている、、』
？「必ず達成しよう、、、」
？『そうだな、、、』
？「1の私と、、」
？『1と0の狭間の私がいれば、、、』
？「必ずしも達成できる、、、」
？『ああ、その通りだ、、、、、』
「刹那、、、、、、、、、、」
第11話 完
原作の台詞も通りに書こうかなとおもったんですが、、
少し変えてみました！！
そして、ここからは大幅に設定を変えていきますが
ご了承ください、、、