魔人探偵脳噛ネウロVS名探偵コナン 魔人と探偵   作:加藤才

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見事に連続放火犯を捕らえたコナン達だったが、
コナンとヤコはなにか違和感を覚えた、、
この先待ちうけているかげとは、、


喰【しょくじ】

駅前

 

蘭「あったあそこ!玄田(くろだ)キッチン!」

 

コナン「あれ?でも意外と空いてる、、」

 

?「みんな先っき火災現場を見に行っちゃいましてね、」

 

小五郎「ん?誰だあんた」

 

玄田「申し遅れました僕はこの店の店長の玄田と申します!」

 

小五郎「ここの店主か!」

 

蘭「でも運が良かったね」

 

コナン「ここの店って平日でも混んでるんでしょ?」

 

玄田「まあね!ささ!今のうちに!入って入って」

 

蘭「やったー!」

 

玄田「それじゃ改めていらっしゃいませ!」

 

 

 

 

 

 

 

店内

 

蘭「うわー!おっしゃれー!」

 

小五郎「しかも値段もそんな高くないな!」

 

バイト女「玄田さんは本場のお店で修行していたので

高級食材を使わなくても本物の味がだせるんです!」

 

玄田「はは、おいおい持ち上げすぎだって、」アセアセ

 

蘭「おすすめはなんですか??」

 

バイト女「はい!店長特性スープです!」

 

小五郎「じゃあ!それ三つとビール…」

 

蘭「お父さん?」ジロッ

 

小五郎「や、やっぱり烏龍茶で」

 

コナン「僕オレンジシュース!」

 

蘭「それと、このハンバーグセットと、コナン君は?」

 

コナン「オムライス!」

 

小五郎「なら俺はこのポークセットってやつを!」

 

バイト女「かしこまりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネウロ「ここだ、」

 

ヤコ「えー!!ここ有名な玄田キッチンじゃん!」

 

ネウロ「入るぞ」

 

 

 

カランカラン

 

バイト女「いらっしゃいま、あ!あなたは!」

 

蘭「ん?あ!ヤコちゃん!」

 

ヤコ「あれ!蘭ちゃん!」

 

蘭「奇遇ね!ヤコちゃんたちもこの店?」

 

ヤコ「え!?まあへへへ、」

 

蘭「よかったらご一緒しない??」

 

コナン・小五郎「げっ!?」

 

コナン(おいおい、蘭のやつ、、)

 

小五郎(忘れたのか!?)

 

コナン・小五郎(あいつの、、胃袋、、、は、、

化け物だ、、、、)

 

ヤコ「だ、大丈夫です!自分の分は払います!」アセアセ

 

コナン「そ、そう?あはは、(あっぶねー、)」

 

小五郎「な、なら、一緒に食うか!(危うく一文無しになるとこだったぜ、、)」ホッ

 

ネウロ「はい!ありがとうございます!」

 

 

コナン(ネウロさん、)こそこそ

 

ネウロ(なんだ)

 

コナン(あんたがきたってことはまさか、、)

 

ネウロ(その通りだ)ニタァ

 

コナン(まじかよ!?二件目かよ!?)

 

ネウロ(貴様なかなかの死神ぶりだな、)ニヤ

 

コナン(バーロー、)

 

バイト女「おまたせしましたー!」

 

小五郎「おっ!きたか!」

 

蘭「うわあ!良い匂い!」

 

コナン(ん?)

 

ネウロ(ほう、)

 

蘭「いただきまーす!」

 

コナン「まって!」

 

ネウロ「飲んではいけません、」

 

小五郎「えっ!?」

 

コナン「なんか変だよ!」

 

ヤコ「な、なに!?」

 

玄田「どうかしましたか?なにか不手際でも」

 

バイト女「きゃぁぁあぁぁ!!」

 

一同「!?」

 

玄田「ど、どうした!?」

 

バイト女「て、店長、、副店長が、、、」

 

コナン「まさか!」ダッ

 

 

 

 

 

 

 

そこには血まみれの副店長が倒れていた、、、

そして警察が駆け付けた、、、

 

蘭「ひ、ひどい」

 

高木「被害者は頭部を鈍器なようなもので殴られ撲殺、、、死後30分ってところでしょう、、、」

                                    

 

目暮「しかし、」

 

 

「また君達かね、、、」呆れ

 

小五郎「い、いやあ、なんでですかね、、」

 

目暮「しかも本日二件目ではないか、、

そのうち地球を滅ぼしかねんな、、」

 

小五郎「そんなー、」

 

コナン「あはは、(滅ぼしそうな奴が一人いるんだけどな、、)」チラッ

 

ネウロ ゲス顔

 

ひぐち「へぇ~あんたが桂木ねえ、」

 

ヤコ「あ!さっきの」

 

高木「信じられないと思うけど彼も一応刑事、、」

 

小五郎「なに!?こんな小僧が!?」

 

ひぐち「お!そっちは毛利小五郎か!!」

 

蘭「み、みえない、、」

 

目暮「まあ彼は特殊だからね、、」

 

ひぐち「それでお二人さんは犯人の目星はついてんの?」

 

ヤコ「はい!?いやぁあはは、」

 

小五郎「あと少しってところだな、、」

 

ひぐち「へえ~、、」

 

蘭「あれ?ところでコナン君とネウロさんは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場

 

コナン「なんだ、この傷口は、とても人間技じゃない、、」

 

ネウロ「ほう、」

 

コナン「まさか!?X!?」

 

ネウロ「違うな、」

 

コナン「まあ確かに奴なら箱に積めるか、、」

 

ネウロ「ところで小僧、このスープになにか妙なところはないか?」

 

コナン「え?ああ、このスープだよな、、」

 

コナン(クンクン、やっぱりコンソメの匂いに混じって妙なかおりがするな、、)

 

コナン(ペロッ、!!、こ、これは!?)ピキン!

 

コナン「読めたぜ、、」

 

ネウロ「小僧さっきの借りだ、貴様に解かせてやる」

 

コナン「サンキューネウロさん」

 

ネウロ「毛利小五郎の推理ショーを見せてもらおうじゃないか」ニヤ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄田「南くん(副店長)、、なんで、、、」

 

ヤコ「大丈夫ですか?、、、」

 

玄田「彼女は、この店をささえてくれた、、

僕が行き詰まった時も、彼女はそばにいてれた、

いつだって、、、僕が売れない料理人の頃から彼女はそばに、、もう店を閉めるしか、、」ぐっ

 

ヤコ「、、、彼女はあなたにこのお店を続けてもらいたいとおもいますよ、、」

 

玄田「なに、、、?」

 

ヤコ「二人で作ったこのお店、閉めちゃだめです、

それに、ほら」指差し

 

バイトのみなさん「店長、、」

 

玄田「おまえたち、、」

 

ヤコ「あの人たちもあなたを支えてくれるはずです、」

 

バイトA「店長!閉めちゃだめです!」

 

バイトB「俺らもっと頑張ります!」

 

バイトC「もっと頼ってください!」

 

バイト女「店長は私達の希望なんです!!」

 

 

玄田「ぐっありがとう、、みんな、、、」ポロポロ

 

 

 

 

ひぐち「あんたほんとは全然わかんないんじゃないの?」

 

小五郎「もう、そろそろわかるはずなんだがな、、」

 

ピシュン!

 

小五郎「は、はにゃ!?」クラッ

 

目暮「おお!そのポーズは、、」

 

小五郎(コナン)「犯人がわかりました、」

 

玄田「ぐっ誰なんだね!南くんをころしたのは!」

 

 

 

小五郎(コナン)「それは、、あなたです!!」

 

一同「!?」

 

小五郎(コナン)「店長の玄田さん!」

 

玄田「へっ?」

 

一同(うそー!?あんな感動のシーンやってたのに次の瞬間犯人かよー!?)

 

ヤコ(あれ?前にもこんなことが、)

 

玄田「なにをいってるんですか?僕が彼女をころすなんて、」

 

小五郎(コナン)「まず凶器はあなたが日頃使っている

生地を伸ばす際に使用する棒だ!」

 

玄田「そんなもの、どこにでもあるじゃないか、、」

 

小五郎(コナン)「だがあなたのそれはオーダーメイド、そして被害者の頭部には小麦粉のきじなようなものが付着していた

つまりは貴方はその棒に小麦粉を巻き付け

少し炙り、小麦粉を固めた状態で被害者を撲殺した」

 

玄田「そんなの、ただの仮説だろ!?」

 

目暮「そうだぞ毛利くん、、どこにそんな証拠が、、」

 

小五郎(コナン)「店長の手のひらを見てください、」

 

玄田「!?」

 

高木「ちょっとみせてもらいますよ」

 

目暮「こ、これは!?」

 

小五郎(コナン)「そうです、火傷のあとです」

 

玄田「そ、そんなの料理を作るのだからやけどくらいするだろ!!」

 

小五郎(コナン)「しかし妙なんですよあなたのその火傷の仕方は、明らかに熱い棒状の物をつかんだ後だ、

しかし調理器具や料理を確認しましたがそのような火傷がつくような物はない、、よって貴方が犯人です!!」

 

玄田「くっ、、、、

そうだ、、僕が殺したんだ、、、」

 

バイト女「どうして!どうして副店長を、、」グスッ

 

玄田「…」

 

ネウロ「おそらくそれはこの料理でしょう、、」

 

目暮「いったいその料理にどんな秘密が、、」

 

玄田「急になんだ、貴様らにはわからんだろうな、

僕は、、俺は、、彼の悲願を達成する為に、、今まで頑張ってきたんだ、、それをあの女は邪魔をした、だから消したんだ、、、」

 

小五郎(コナン)「私には分かりません、そんな料理を作る理由も、人を殺す理由も、」

 

玄田「まだ完全なものではないが、、

貴様らごときこれで十分だ、、

数えきれない食材、薬物を精密なバランスで配合し、

特殊な味付けを施して、煮込むこと7日7晩!

血液から尿からは決して検出されず、

なおかつ全ての薬物の効果も数倍、血管からたべることでさらに数倍!!」

 

ヤコ「あれ、これって!?」

 

玄田「これが、俺の理想のもとに復活させた、究極の料理!!」ムキムキムキムキ!ビキビキ!

 

ネウロ「デジャヴというやつか、」

 

玄田「ドーピングコンソメスープだ!!」ムッキーン!

 

コナン(げげっ!?)

 

小五郎「むにゃ?」ムクッ 

 

玄田「ふはは!!」バッ

 

 

 

ゴシカァン!

 

 

蘭「ね、ネウロさん!?」

 

ネウロ「ふっこれもデジャヴというやつか?」ニヤ

 

玄田「な、なにぃ!?」

 

ネウロ「さて、ん?」

 

蘭「はぁぁぁ!でいりゃー!!」ガッ

 

玄田「…ふん!」

 

蘭「!?」

 

玄田「まずは貴様だ小娘!!」ガバッ

 

コナン(やっべ!!)

 

小五郎「おいっ!!」ギロッ

 

玄田「なんだ、?」クルッ

 

小五郎「てめえ俺の娘になにするきだ?」

 

玄田「ははは!ならまずは貴様か殺してやろう!!毛利小五郎!!!」ガバァ!!

 

目暮「毛利くん!!」

 

蘭「お父さん!!!」

 

コナン(おっちゃん!!!)

 

小五郎   スッ…

 

 

ガシッ、、

 

ブォン!!

 

ドシャァン!!

 

小五郎の1本背負いが決まった!!

 

 

 

玄田「がっ!な、なにぃ、!?」

 

小五郎「柔道は力じゃねえ、、素人を投げるくらいわけないさ、、」

 

コナン(すっげー、、、)

 

蘭「お、お父さん!?」

 

玄田「ぐっくそー!!!」

 

 

ゲシッ

 

 

ネウロ「さて、今度こそ、、」

 

玄田「う、動けん、、、」

 

ネウロ「いただきます、、」

 

 

ガブッ

 

 

玄田「ぬおぉぉおぉぉ!!!!」ズズズズズ

 

 

 

ゴクンッ

 

 

ネウロ「ごちそうさま、、、」ゲプッ

 

玄田「か、かはぁ、、」

 

ヤコ「まさか、同じような事件にあうなんて、、」

 

ネウロ「まあいいだろう、、今日は2つ喰えたのだ、」

 

コナン「ははは、」

 

蘭「お父さんすごーい!!!」

 

目暮「見直したぞ!!毛利くん!!!」

 

小五郎「なーっはっはっはっはつは!!!(正直ちびりそうだったぜ、、)」

 

高木「ほら!さっさとあるけ!!」

 

ひぐち「待って、こいつの聴取、俺も参加させてくんない?」

 

目暮「べ、別に構わんが、、、」

 

ひぐち「それじゃね、桂木、おじさん、、」

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警視庁

 

 

目暮「以上が報告です、」

 

笛吹「ご苦労だった目暮」

 

目暮「はい!」

 

ひぐち「笛吹さーん!」

 

笛吹「ひぐち!?貴様今までどこにいた!」

 

笹塚「久しぶりだな、ひぐち、」

 

ひぐち「あ、笹塚さん久しぶり!」

 

笛吹「私の質問に答えろ!!」

 

ひぐち「あ、ごめんごめんちょっと調べもんしてて、」

 

筑紫「なぜ連絡をしなかった?」

 

ひぐち「ちょっと電話じゃメールじゃまずいかもしれなくて、」

 

 

 

 

笛吹「言ってみろ、お前がそんなに警戒するなら余程のことだろう、、」

 

ひぐち「まあね、、」 

 

 

 

 

「多分だけど、この中で結構ヤバイ奴が動き回ってる醸しんない、、、」

 

 

 

パソコン(ブゥゥゥィン、、、)

 

 

 

     

 

 

 

 

 

第10話           完

 

 

 




すみません!!
10分くらいなめ回すように探したのですが
ひぐちの漢字の変換が出てきませんでしたぁ!!
もし、こういう風に打てばでてくるよ!っていうのがあれば
ご指摘お願いします!!


そして今回はついにあの料理を登場させてしまいました!!
ドーピングコンソメスープだ!!

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