魔人探偵脳噛ネウロVS名探偵コナン 魔人と探偵   作:加藤才

1 / 15
アヤの事件からきっかけに爆発的に知名度を上げたヤコ
そして数々の難事件を解決してきた毛利小五郎
その二人を裏からサポートしている
ネウロとコナン

その二人がついに巡り会う、、


敵【たんてい】

ここは桂木探偵事務所

 

いつもなら新聞なんか読まないネウロが

珍しく新聞を読んでいる

 

ネウロ「ん?眠りの毛利小五郎またもや事件解決…」

 

ヤコ「最近話題みたいだね毛利小五郎」 

 

ネウロ「ヤコよこの毛利小五郎とは何者なのだ?」

 

ヤコ「最近話題の名探偵でなんでも眠りながら推理を披露するらしいよ」

 

ネウロ「成る程、要するに我が輩達の商売敵か」

 

ネウロ「気に入らんな、これでは我が輩の大切な謎が減ってしまうではないか」

 

ヤコ「仕方ないよ、ネウロだって日本全ての事件が一度に解決できるわけじゃないんだから」

 

ネウロ「そうだヤコ!貴様もこの探偵のように何かしながら推理するぞ!」

 

ヤコ「な、何させる気だ、」

 

ネウロ「やはりインパクトがあるものがいいな…

そうだ!推理する間身体に火をつけるというのはどうだ?名付けて火炙りのヤコ!」

 

ヤコ「できるかぁぁ!!」

 

ネウロ「早速練習するぞ!」

 

ヤコ「た、助けてぇぇ!!!」

 

 

 

 

毛利探偵事務所

 

蘭「えー!またキッドからの予告状?」

 

園子「そーなのよー!おじ様まーた気合い入っちゃってさー」

 

蘭「あららー」

 

園子「まだ警察には出してないからオフレコだけどねー」

 

コナン「ねえ!今回キッドは何を狙ってるの?」

 

園子「あんたキッドになるとすごい食いついてくるわね、、」

 

蘭「まあコナンくんキッドキラーだからね、」

 

園子「今回は「魔人の涙」っていう宝石よ

なんでもこの世に魔人が落とした涙って言われている

ルビーのような真っ赤な宝石だって」

 

コナン「ルビーとはちがうの?」

 

園子「さあねえ、今学者やらが調査中だけど謎の宝石らしいわ」

 

コナン「そうなんだー」

 

園子「そうだ!おじ様が今度はこのがきんちょともう一人探偵を呼ぶみたいよ」

 

コナン(何っ…!?)

 

コナン「ねえ!その探偵って誰!!」

 

園子「なによ、、やけに食いつくわねー」 

 

コナン「教えて!園子姉ちゃん!」

 

園子「んーとね確か桂木弥子っていう女子高校生探偵よ」

 

コナン(桂木弥子…?聞いたことがある)

 

蘭「あー!その子知ってる!アヤ・エイジア事件解決した子でしょ?」

 

コナン(ハハ…そういやおっちゃんアヤちゃんが!!って嘆いてたっけ、)

 

園子「ところで今日おじさまは?」

 

蘭「昨日の事件の取材、」

 

コナン「蘭姉ちゃん!ちょっと僕博士のところ言ってくる!」

 

蘭「遅くならないようにね!」

 

コナン「はーい!」

 

園子「それでどうなの?新一くんは?」ニヤニヤ

 

蘭「あいつはまた事件だってさ、、」

 

園子「もしかしてその桂木弥子ってこと、、笑」

 

蘭「なんでその子が出てくるのよ!」

 

園子「バカねー同じ探偵だからじゃない

話とか推理とかで気があっちゃって、、」 

 

蘭「もーバカいわないでよー、」 

 

 

阿笠底

 

灰原「あらどうしたの?」

 

コナン「おー灰原、ちょっと調べものしてくれねーか?」

 

灰原「なによ、いきなり。で、何を調べればいいの?」

 

コナン「キッドが狙ってる宝石で「魔人の涙」って宝石だ!」

 

灰原「あら、またこそ泥さんが予告状出したの?」 

 

コナン「オフレコだけどな、」

 

灰原「あらそう」

 

コナン「だから、くれぐれm…」

 

元太「おいマジかよ!!コナン!!」

歩美「キッドが予告状だしたの!?」

光彦「しかも宝石ですか!!」

 

コナン「…お前らいたのか、、」

 

灰原「おバカな探偵さんね」

 

 

 

 

 

数時間後

灰原「終わったわよ」

 

コナン「やっとか!」

 

灰原「まずは魔人の涙について」

 

灰原「魔人の涙は2年前にアラスカで発見された

禍々しい赤色が特徴の宝石、その魔物のようオーラ放ちながらも、どこか悲しげな色をしている為、

魔人の涙と呼ばれるようになった、

一説には魔界から魔人が地上へ降り立った際に

落とした涙だという話もあるわ

ルビーやクリスタルの一種とされているけど、

未だ解明されていない新種の宝石らしいわ

なんでも発見時は周りの植物が枯れてたとか

魔力があるだとか逸話があるそうよ。」

 

コナン「そんな恐ろしい宝石があったとはなー、」

 

灰原「そしてついでに調べた桂木弥子って子だけど」

 

コナン「そっちはどうだった?」

 

灰原「そうねー、アヤ・エイジアの事件は知ってるわよね?」

 

コナン「ああ、」

 

灰原「それと、あの怪盗Xの正体を初めて見破ったのも彼女みたいよ」

 

コナン「なに!?怪盗Xだと!?」

 

元太「だれだ?怪盗Xって」

歩美「キッドの親戚かなー?」

光彦「うーん僕も名前くらいしか聞いたことが」

 

コナン「怪盗Xは何年か前に突然現れた泥棒だ

いや、殺人鬼かな、」

 

元太「泥棒じゃねえのか?」

 

コナン「Xは物を盗んだ代わりにあるものを置いてくんだ」

 

歩美「なにを置いていくの?」

 

コナン「赤い箱さ」

 

光彦「プレゼントかなにかですか?」

 

コナン「はは、プレゼントだったらいいな

ただ、中にはもっと恐ろしいもんが入ってる」

 

灰原「その箱自体はガラス性の透明な箱なのよ。

中に入ってるものが透けて赤く見えるだけ。」

  

光彦「一体中に何が、?」

 

灰原「人よ」

 

探偵団「!!??」

 

コナン「おい!灰原!」

 

元太「なんで怪盗が人を殺すんだよ!?」

光彦「バラバラってことですか!?」

歩美「怖いよ、、」

 

コナン「いうなればキッドとは対の怪盗だな」

 

灰原「なんたって怪物の強盗だものね」

 

阿笠「ワシも聞いたことがあるぞ

確か誰一人として姿も形も見たことがないとな」

 

灰原「なんでも誰にでも変身できる細胞をもった突然変異した人間らしいわ」

 

元太「すげーじゃん!」

 

コナン「バーローそんなの信用できるわけねーだろそれほど変装が一流ってことだろ」

 

光彦「ならみんなで怪物Xを捕まえましょう!」

 

元太「少年探偵団出動だ!」

 

阿笠「ダメじゃ危なすぎるぞい」

 

コナン「遊びじゃねーんだ!」

元太「わ、わりいコナン」

 

阿笠「ほれほれもう帰りなさい親御さんが心配するじゃろう」

 

歩美「はーいまたねーあいちゃん、コナンくん」

 

元太「またなー!」

 

 

コナン「で、どうなんだ?灰原」

 

灰原「なにが?」

 

コナン「怪盗Xって組織の奴らと関わりがあるんじゃねーのか?」

 

灰原「あら?なんでそう思ったのかしら」

 

コナン「さっきはありえねえと思ったが

奴らなら細胞を自由に変化させる薬とか作れるんじゃーねーかなと思ってな」

 

灰原「現にあなたと私はこんな姿になってるしね」

 

灰原「でも的はずれよ。

でも過去に怪盗Xの細胞に興味の沸いた組織がXを生け捕りにする為に、ジン位の幹部を数人差し向けたことがあるの」

 

コナン「それでどうなった?」

 

灰原「全員箱にされたわ」

 

コナン「ッ!??」

 

灰原「さすがの組織も怪盗Xには脅えてるのよ」

 

コナン「なぜXは人を箱にするんだ、」

 

灰原「さあね、とにかく今はその怪物強盗さんより

目の前の怪盗に集中したら?」

 

コナン「それもそうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

NEWS「なんとあの怪盗キッドがまたも予告状を!

そして今回はキッドキラーのコナンくんと共にあのアヤエイジア事件を解決した名探偵桂木弥子もキッドをむかえうちます!!」

 

 

 

 

ヤコ「うわー、すごいことになっちゃってるー、、」

 

ネウロ「ふん、ただの人間の怪盗など興味がないが、たまには受けてたとうではないか」

 

ヤコ「珍しいね、謎も無さそうなのに」

 

ネウロ「目の前の謎に夢中になりすぎたせいで、

貴様の知名度が落ち気味なのだ。

これを境に一気に知名度をあげるぞ」

 

ヤコ「…いやそれはあんたのせいでしょう、、」

 

ネウロ「なにか言ったか?」シャキン

 

ヤコ「いってません!!いってません!!」

 

ネウロ「これで上がらなければ本当に炎上探偵になってもらうからな」ニヤ 

 

ヤコ「ひいー!!」

 

ネウロ「ところで依頼人はまだか?」

 

コンコン

 

ヤコ「調度きたみたい!はい!どうぞ」

 

治郎吉「おお!お主が桂木弥子くんかね?」

 

ネウロ「はい!彼女こそ名探偵桂木弥子先生です!」

 

治郎吉「NEWSで知っとると思うが」

 

ネウロ「はい!わかっています!共にキッド捕まえましょう!」

 

治郎吉「頼もしいぞい、君は助手かね?」

 

ネウロ「そうです!偉大なる桂木弥子先生の助手に仕えて光栄です!」

 

ヤコ「でもなんで私なんか?」

 

治郎吉「なーに!キャツは女の子にやさしいからじゃ!」

 

ヤコ「そ、そんな理由ですか、」苦笑

 

ネウロ「んーでも先生で大丈夫でしょうか、先生は推理しか取り柄のない美貌の欠片もないドラム缶体型ですが、、」

 

ヤコ「おい!!」

 

治郎吉「お主はほんとに尊厳しているのか??、」

 

ネウロ「はい!もちろんです!」

 

ネウロ「ところでキッドはいつ?」

 

治郎吉「予告では三日後に来ると言っておる」 

 

ネウロ「わかりました!それともうひとつ」

 

治郎吉「なんじゃ?」

 

ネウロ「キッドキラーのこなんくんというのは?」

 

治郎吉「おお!こわっぱのことか!

毛利小五郎の助手のような小学生じゃよ」

 

ヤコ「小学生!?」

 

ネウロ(ほう…)

 

ネウロ「なるほど、まさに小学生対決ですね、」

 

ヤコ「そんなに幼児体型じゃねーわ!」

 

治郎吉「と、とにかく三日後によろしくたのむぞい」

 

ネウロ「はい!」

 

 

ネウロ「江戸川コナンか」

 

ヤコ「気になるの?」

 

ネウロ「貴様のようなミジンコよりも頭のキレる小僧か」

 

ヤコ「悩んでても罵倒は忘れないのね、」

 

ネウロ「それにしても」

 

吾代「おーい呼んだか?化けm…ぎゃー!!!」ガチャ 腹蹴り

ネウロ「遅い下僕2号我が輩が呼んだら5分以内に来い」

 

吾代「無茶いうんじゃねえ!!で!なんだ!」

 

ネウロ「貴様にこいつを調べて貰いたい」 

 

吾代「なんだ?ガキじゃねえか」

 

ネウロ「要件は以上ださっさと消えないとまたその腹を凹ませるぞ」

 

吾代「わーったよ!たく!人使い荒れーな!」ガチャ

 

ヤコ「吾代さん、ごめんなさい、」

 

ネウロ「さて怪盗様へプレゼントを用意しなくてはな」ニヤニヤ

 

ヤコ(…前略怪盗キッド様、貴方の命に危険がせまっております、、)

 

ネウロ「ん?」

 

ヤコ「どうしたの?」

 

ネウロ「ほほう、これは嬉しい」

 

ヤコ「?」

 

ネウロ「微かだが謎の気配がするぞ、」

 

ヤコ「それって!」

 

ネウロ「もしかしたら出来るかも知れんぞ」

 

ネウロ「その毛利小五郎とやらと推理対決がな」ニヤ   

 

第1話完

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。