この素晴らしい王国王女に運命の出会いを!   作:しょうぷー。

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今回からリオン視点で進む時があります。少し書き方を変えてみました。そのせいでこれから文字数が少なくなりますがなるべく毎日更新は維持したいとおもいます。
どうも、しょうぷー。です。
誤字、脱字などがあれば教えてください。


王女との遊戯

場所は城から遠く離れた森。薄っすらと光を反射している泉の前で俺とアイリスが腰掛けていた。

 

「リオン、ずっと黙ってましたけど、実は私、あなたのことが…ん!」

「しっ、その先は言わなくても分かる。きっとお前と俺の気持ちは一緒だ」

俺はアイリスの唇に手を添えクールにきめる。

「では、リオンも私と同じ気持ちなんですか?そうだったらすごく嬉しいです」

「…アイリス」

「…リオン」

そのまま見つめあったまま俺とアイリスの唇は近づいていく。そしてそのまま俺の人生で初めてのキスをアイリスに捧げた。そのキスはなんか土の味がした。

「アイリス好きだ!結婚しよう!」

「……」

「アイリス?どうしたんだ急に黙って。もうしかして俺のキスが下手すぎて言葉がでないとか!?そうだとしたら俺はそこの恥ずかしさのあまりこの泉に沈むしかないんだが」

「…ゴー」

「アイリス?」

俺は心配になってアイリスの顔を覗き込んだ。そしてそれを深く後悔した。だって俺の隣に座っているのは……

 

「ンゴーー!!!!」

「なっ!?お前はこの前作ったゴーレム!どうしてここに」

「ンゴーー!!!!」

「うわっ!やめろ、この前の事なら謝ったじゃないか、だから俺に抱きついて自爆しようとするな!」

「ンゴーー!!!!(エクスプロージョン)」

「ギャァァァァ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ギャァァァァ!!!!やめてくれ!頼むから、もう壁を修理するお金なんてないから!」

 

「どうしたんですか?急にそんな叫んで?また悪い夢でもみたんですか?」

俺を起こしに来てくれたアイリスと思わしき者が聖母のような優しい心を持ってやって来た。

「アイリス?アイリスなのか?」

「そうですけど、どうかされたんですか?もしかしてまたゴーちゃんに仕返しされたんですか?」

「そうなんだよ!くそっ。あのゴーレム野郎、絶対にぶっ殺してやる」

「そんな事をするから仕返しに夢に出て来るのだと思うんですが…」

 

それもそうか、しかしあのゴーレム野郎力じゃ敵わないからって夢の中に出てきやがって。折角のアイリスとのキスシーンが台無しじゃないか。ん?待てよ、確かキスした時土の味がしたような、ってことはもしかして俺はあのゴーレム野郎と……

 

「イヤァァァァァ!!!」

「今度はどうしたんですか?」

「アイリス今すぐ俺にキスをしてくれ、じゃないと俺のファーストキスがあの泥だんごとし…なぁアイリス、夢の中のキスってファーストキスに含まれると思うか?」

「知りませんし、気持ち悪いのでやめて下さい」

「ぐっ、今の発言が気持ち悪かったのは認めるがもう少しオブラートに包んでくれてもいいんじゃないか?」

「じゃあ、考えただけでも吐き気がするのでやめて下さいなんてのはどうでしょうか?」

「オブラートの意味って知ってる!?」

「もちろん知ってますよ!いくら私が世間知らずといってもそんな一般常識ぐらいは知ってます」

「さすが焼き鳥買うのに100万エリス払う人の言うことは違うな」

「まっまたその話をするんですか!そ、そうあれはこの前リオンが言っていたじょーくってやつです」

「ジョークという割には本当に払いそうになってたけどな」

「もうこの話は終わりです。早く朝食を食べないとクレアに叱られてしまいます」

「逃げた〜逃げた〜、王国の王女様が逃げた〜」

「逃げたのではありません。これは戦略的撤退です」

「それも逃げたといっしょの意味なんだが…」

 

アイリスはそのままリオンを放って早々と朝食の場に移動した。

 

さすがにからかいすぎたかな、というか本当にオブラートの意味知らなかったんだよな、あれを素で言われたら3日間もやしやしやししか食えない自信があるぞ。

まぁ俺もそろそろ朝食の場に行くか。

 

 

 

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「リオン様今回の魔王軍残党討伐の件ですがどの部隊を向かわせますか?」

「ああ、それはジャティス王子のところの親衛隊でも行かせといてくれ、おーいこの作戦の立案なんだけど少し改良しといてほしい所があるんだけどー」

「リオン様、クレア様が今度王都で行われるエリス際にでてみないかとのことですかどうなされますか?」

「んー、めんどくさいからパスで、クレアには絶対に外せない用があるから行けないと言っといてくれ」

「ハッ承知しました」

 

現在俺は8歳ながらも国の1部を任されているスーパーな8歳児だ。去年までは絶対に家でぐーたらしようと誓っていたのだが段々とアイリスの目が冷めたものになっていくのを確認してからこうやってテキパキと働くようになった。

いざやってみれば案外楽しい事もあり、城の中の俺への評判も良くなって行くしいい事づくめだ。遂には1つの土地まで待たせてもらうようになった

ただ1つ問題があるとすれば、

 

「リオン様森の周辺をうろついて」「ここの採掘件なのですが」「グリフォンが目撃されたのとの情報が入ったのですが」「リオン様」「リオン様」「リオン様」

 

忙しすぎでプライベートの時間が消滅してしまった事だけだ。

 

「お疲れ様ですリオン様、お風呂が沸いておりますので入ってこられてはいかがでしょうか」

「そうするよ、それで悪いんだがメアリー、1つ頼まれ事を聞いてくれるか?」

「何なりとお申し付けください」

「最近またおっぱいが大きくなって、バベブ!何で今ビンタしたんだよ!」

「セクハラです」

「何なりとお申し付けくださいっていったじゃねぇか、だから何なりと申しただけだろ、それのなにがセクハラなんだよ」

「何なりとお申し付けくださいと聞いてそんな回答をする方を私はこのメイド人生で初めて聞きました」

「つまり俺は君の初めてを貰ったてわけだ」

「死んでしまえ」

「あれ?今とんでもない罵倒が聞こえたような」

「安心してください。空耳なんかじゃありませんから」

「そこ認めるんだ!?」

「当たり前です」

「そこまで言い切らないで欲しいんだけど…まぁいいか、

じゃあ風呂入って来るからここの掃除お願いするわ」

「めんどくさ…仰せのままに」

「本音漏れてるからな」

 

そんな反抗的なメアリーを後に俺はアイリスの部屋の前までやって来た。

 

「アーイーリース、一緒にお風呂入ろうぜ」

 

クレアに切りつけられた。

 

 

「痛てて、あいつ本気で切りやがって。これほんと回復魔法だけで治るのか」

 

まぁ、あわよくばといった気持ちがあったのは否定しないが。しかしなにも切りつけることはないよな。

 

「はぁ〜極楽極楽、これの為に生きてるって感じだなぁ〜」

 

それにしても相変わらずここのお風呂馬鹿でかいな。

ライオンから湯が出るなんてテレビでしか見たことないぞ。シャワーも数100個あるが絶対そんないらねぇだろ。

そういえば最近アイリスと遊んでないな、もしかしたら今日機嫌が悪かったのは最近構ってやってないからではないか。そうと決まれば今日の夜何かして遊んでやろう。

あのボードゲームでもしようかな、この前負けて悔しがってたし。それが終わったらトランプでもやろう。クレアもレインもメアリーもまぜてみんなでやろう。そうすればブグブグブグブクブグブズブグブクーーーーーーー

 

しんと静まり返ったお風呂場。そこには風呂に入浴中という事も忘れて眠ったリオンのブグブグだけが虚しくこだました。

 

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空気が軽くそのまま天に昇って行けるんじゃないかと錯覚してしまいそうなその部屋には2つの椅子と1人の女性がとても残念そうな顔を浮かべ座っていた。そしてその場に1人の男が現れる。その男が現れるとと同時に1人の女性は悲しい気持ちになってしまう。

 

「ようこそリオンさん。私はあなたに新たな道を案内する女神エリス、この世界でのあなたの人生は…終わったのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もやしやしやし

作者の書き間違いではなくそういう食べ物。オリジナルである。シャキシャキとしていて非常に安価で裕福ではないものの強い味方。いろんな食べ物と合わせる事でちょっと違った味が楽しめる。王城では見かけない。

 

リオンの専属のメイド、新人のメアリー (13歳)

文字通りである。あまりの忙しさにリオンが根をあげ癒し成分が必要だと専属メイドを希望した。結果彼と1番仲が良かったメアリーが選ばれた。歳が若いのはあんまり離れ過ぎていると必要以上に主従関係がはっきりしそうなので若めにしたのはここだけの話。アイリスにメイドを頼もうとしたのだが当然受理されるはずもなく却下された。

 

 

 




どうでしょうか?ほんの少し変えただけなのであんまり変化がないようなものなのですが、気に入って頂ければ幸いです。

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