この素晴らしい王国王女に運命の出会いを!   作:しょうぷー。

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本日3本目。疲れた。魔王の娘はオリキャラではありません。
この話はすごく展開が早いです。理由としては今回の話はさっさと終わらせたい。
どうも、しょうぷー。です。
誤字、脱字などがあれば教えてください


妾はーーー魔王の娘にしてやがてはこの世界を統べる者じゃ(前編)

王城から遠く離れた魔王の城。そこには並みの魔法使いじゃとけない結界が何重にも張られており難攻不落の城となっていた。

そんな城の前にて俺ことリオンが突っ立ている。

 

「エクスプロージョン!!」

 

俺が唱えた特大の魔法は結界に当たるもほんの少ししかキズがつけられずそのキズも5秒もしないうちに治っていた。

 

「まぁがんばっても、こんなもんすよエリス様」

「そうですか、リオンさんでもダメですか…じゃなくて今の私は“クリス“だよ、気をつけてよ」

「そうだったな、悪かったよクリス」

俺の横にいる盗賊の女もといクリスの正体はエリス様だ。

エリス様はたまに下界に天界から遊びに来る。そうして遊びに来ては悪魔を倒しまくりそして神器も回収するというどこかの駄女神にも見習ってほしいぐらいの働きぶりだ。

 

「じゃあ俺そろそろ帰るわ、クリスももうあんまり時間ないんだろ」

「そうなんだよ、誰かさんのせいで仕事が溜まりに溜まってもう当分遊びに来れそうにないな」

「わ、悪かったから。もうタンスの角に小指をぶつける呪いはやめて…」

あれは酷かったな、寝る前にもぶつけるし絶対そこにはタンスねぇだろってところでもぶつけたしな。おかげで小指が親指くらいのデカさになってた時はビックリしたなー。

「もうあんなことしないよ!私もなんでアクア先輩をヘドロスライムの中に放り込んじゃったのか分からないんだ」

「あの駄女神もこれで懲りて…!クリス誰か来る、めんどくさくなる前にはやく天界に帰った方がいい」

「本当に?私からは気配すら感じないんだけど、まぁこんな時に冗談を言うほど君もバカじゃないよね。じゃあ私は帰るね、バイバイ」

俺はクリスを見送り先ほど俺のセンサーに反応した方向を『千里眼』でのぞいて見る。

 

「やっぱりいるな、数は…大体10人ぐらいか、何か分からんが俺も巻き込まれる前に帰ろう」

じゃあ早速『テレポート』を使って帰るか『テレポート』、あれおかしいな『テレポート』が使えないぞ、『テレポート!』『テレポート!』やっぱり使えないどうなってんだ?

 

「妾の魔法にかかったのじゃ!。見たか爺や、あの人間妾の魔法にかかったのじゃ!」

 

おそらく俺が魔法を使えない原因を知ってるであろう声は結界の中にある魔王城の中から聞こえて来た。

そしてそこにいたのは真っ黒なドレスに小さなリボンがたくさんついており多分アイリスとそんなに年齢は離れていないと思われる幼女とすっかり老け込んでいるじいさんだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おい!お前が原因か、俺が魔法を使えないのは!」

 

「やっぱり成功じゃ。妾の魔法は成功したのじゃ、爺や早速パパに見てもらうのじゃ」

「承知しました」

「って無視するんじゃねぇ!おーい、これ解いてから行ってくれませんかね、おーい」

 

そのまま見えなくなるまで叫んだが結局気づいてもらえず後ろから足音が近づいて来た。はぁ、絶対これめんどくさいやつだろうなぁ。

 

「貴様は何者だ!」

「アクセル出身!リオンです!」

「どうしてここにいる!」

「どっかの幼女のせいで魔法が使えないからです!」

「そうか、ならば貴様には魔王軍の餌になってもらおう」

「そんな…ッハ!俺は一体何を言ってるんだ。というかあんたら誰だよここは知っての通り魔王軍の城の前だ

「我らは魔王軍討伐隊の精鋭部隊である」

「へー、そうなんだ。ところで誰かその中に『テレポート』で王都まで行けるやついない?できれば連れて帰って欲しいんだけど」

「悪いが我らの中にはいないな、その幼女に治してもらうんだな」

「そうしたいのはやまやまなんだけど、残念な事にこの魔法をかけたのは魔王軍の奴らなんだよな。それであんたらは何しに来たんだ?」

「我らは魔王軍討伐隊である。ならば魔王軍を討伐するのが定め、今回は我ら直々に魔王に制裁を下すのだ」

「つまりあんたらは魔王を倒すって事か?しかもたった10人で、無理無理やめといた方がいいぞ。というかまず結界が破れないだろ」

「お前子供のくせにして随分詳しいのだな、結界の事なら問題ない、我々は遂に憎き結界を破れるすべを見つけたのだ」

「それはすごいな、でどんなすべなんだ?」

「それをお前にいう義理はない、さっさと立ち去れ」

「いきなり冷たいな、まぁいいやじゃあ後は頑張れよ。俺はこのままかかっている魔法の時間切れを待つから」

 

俺はそのまま魔王討伐隊に分かれ告げてそいつらから離れた。確かに結界を壊せるならばそれは大発見だと思うが、なにも10人で挑むことはないだろうに。どんな魔法を持っているかは知らんがあいつらは絶対に死ぬだろうな。

確かにそれはかわいそうだがそれは仕方ない。仕方ない事だ。

まぁ、どうせだしちょっと見に行ってみるか。助けに行くとかじゃなくて見に行くだけだから。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「はぁー、本当に結界が壊れてる」

 

全部とまではいかないが人1人入れるぐらいの穴は出来上がってるな

 

「お邪魔しま〜す」

 

すげえ本当に入れちゃったよ、もしかしてこれって人類で11番目に魔王城に入った人間として表彰されたらするのかな…11番目じゃあんますごくないか。

にしてもやっぱTHE魔王城って感じがするな。ところどころ不気味な骸骨があるしこの城を作ったやつは魔王城とはなんたるかをよく分かってる。

 

「爺や、腹が減ったのじゃ」

 

この声は、俺に魔法をかけやがった幼女か。

くそ、今の俺が魔法を使えたらすぐに『スティール』を唱えてひん剥いてやるのに。

 

「なんじゃお主、妾になんのようじゃ」

 

おっ魔王軍討伐隊の奴らが接触したな、いいぞやれやれその幼女に嫌がらせしてやれ

 

「お主爺やになにをするのじゃ、やめろそのような手で妾にふれるのではないのじゃ」

 

まぁ敵を倒すためには周りから倒していくのが定石だからな

 

「お前は一体何者なのじゃ、いきなり攻撃をしてきて何が目的なのじゃ」

 

それにしても幼女の声は聞こえるのに魔王軍討伐隊の声は聞こえないな。ちょっと気になるし覗いてみるか。

何かイケナイ事をしてる気分でゾクゾクするな。

 

「やめるのじゃ、大丈夫か爺や?爺や?どうして何も言わないのじゃ」

 

俺はすぐさまその幼女に向かって走った

 

それは心臓を貫かれて死んでいるじいさんに向かった訳でもなくその横でじいさんに話かけている幼女にでもない。

魔王軍討伐隊の奴らに向けてだ。

 

考えても見ればおかしな話だった。

たった10人で魔王を倒しに行く話など。そして先ほどから幼女が話しかけていたのは1人だけだった。

このヒントから導き出される答えは。

 

「あいつら禁止の魔法を使いやがったな」

 

 

 

 

 

 

 

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『千里眼』

遠くのものが見えるようになるアーチャーのスキル

更には暗い場所でもある程度見えるようになる

 

『スキルバインド』

幼女が使った魔法。

相手が持っているスキル全てを使えないようにする。

状態異状耐性や魔法耐性などをあげていればかかりにくくなるしかかったとしても効果の時間が短くなるので決して最強の技とかではない。

 

禁止の魔法

それは道徳的ではなく非人道的だった事から覚える事を禁止された魔法。

能力は1人の人間を媒体として魔法を1つ唱える魔法。

今回の魔王軍討伐隊の連中は9人の人間を媒体として結界を破った。9人の人間を犠牲にしても結界を壊せるのは長くは持たず人1人入れるぐらいの穴しか作れない事からどれだけ魔王城の結界が強いかわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 




雑な文ですみません。ただ本当にこいう話は早く終わらせたいのです。

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