輝け!パッチワークプリキュア   作:サウザンドピース

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覇王龍さんのプリキュアクロニクルのソレイユ視点です。時系列は第一部終了後なのでネタバレたくさんあります。


プリキュアクロニクルソレイユ視点その1 色々な始まり

「許さない・・・・必ず復讐してやる・・そのためにまずは・・・あの子の体を頂こう!」

影は突然蠢き、少女に取り付く。

「これでいい・・・」

影、ガテァヴは少女の体を手に入れて不敵に笑う。

 

 

 

 

 

 

同時刻、ある狐の妖精が街中を漂っていた。

「くそ、何故認められないんだ?」

「くっくっく、お困りのようだな・・・」

突然テレビの画面が変わり顔が浮かび上がる。

「!?おまえはああああああああ!?」

顔はテレビから飛び出し、妖精を乗っ取って人型になる。

「これからはゴルドドライブでも名乗ろうか。はっははははは!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

更に同時刻、真っ二つにされていた鮫の悪魔は事前に仕掛けておいた術により復活する。

「く、まさか俺が真っ二つにされる日が来ようとは・・・」

鮫の怪人シャークールは立ち上がりながらぼやく。

「だっぁああははははははははは!!それは災難だったねぇ〜」

「! 誰だ!?」

現れたのは青い体をした忍風戦隊ハリケンジャーに登場するサタラクラだった。

「僕の名前はマガ サ タ ラ ク ラ !」

マガサタラクラは軽く挨拶をする。

「突然だけど君!退場させちゃいます!」

「何!?」

マガサタラクラは一瞬でシャークールに近づきフルパワーで殴る。

シャークールは勢いよく吹き飛び橋の上に投げ出される。

「ば、ばかな・・・」

「あっはははははははは!!じゃあね。」

サタラクラはシャークールを蹴飛ばして海に落下させる。

シャークールはそのまま潮に流されていった・・・・

そして沖についた時には彼の姿は人間と同じ姿になり、記憶も失っていた。

「俺は一体・・・ここはどこだ?」

看板を見ると”大貝町”と書かれていた。

「あれ?どうしました?」

彼は後ろから声をかけられる。振り向くと藍色のポニーテールの少女がいた。

「私は覇波 龍璃、貴方は?」

「・・・すまない、記憶がないんだ」

「じゃあシャアさんって呼んでいいですか?」

「ああ」

その後、シャークールは彼女の家に居候することになった。

彼女の家のラーメン屋龍粋の店長”剃人”はその時かなり叫んだと言う・・・・

 

 

 

 

 

 

〜〜〜二日前〜〜〜

貴様らよく来たな、俺様の名は”アクゥーニン”、大悪魔だ。今俺は・・・・・座禅をしている。

何故こうなっているのかと言うとゴルドドライブやらゴルディムといったか、やつは。

そいつをスネイルを騙して抹殺した訳だがそれをスネイルにばれてしまい、

お仕置きとして五日前からこうしている。因みに俺やスネイル以外にも悪魔はいる、レドルとデムス、

しかしこいつらは今ノルマが達成できずに悪魔界の方で補習を受けている。

くそ、キザニはスネイルとともに何処かへ行ってしまったから俺は何故か一人座禅している状態でここにいる。

ええい、一体いつになったら終わるのだ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜一方、スネイルとキザニ〜〜〜

みんなこんにちは、悪側の妖精キザニだ。決して草なんとかではない、けして村かびではない、決してザニ王ではない。

キザニだ。もう一度言う、キザニだ。黄色いザリガニだからキザニと覚えてくれ。

さて俺は今スネイルと共にスネイルたちと同じ悪魔であるガテァヴがプリキュアを争わせて崩壊した町に来ている。

「本当に廃墟だ」

スネイルはつぶやいた。

「まったくだな、ん」

キザニは何かに気付いた。

「気配がする。」

その気配がする方に二人は向かった。

そこには簡単な家らしきものがあった。

中には小学生ぐらいの少女がいた。

「あらら、この状態は一ヶ月くらい放置されてた感じだからここで行き倒れちゃったのかな?」

「ふ、悲惨な話だな」

キザニは少女に近づいた。すると・・・

かわいい....

「え?」

かわいい!!

少女はキザニを捕まえて意気揚々とジャンプし始めた。

「(キザニが可愛い?随分変わった子だなぁ、あと生命力強すぎ。)」

「わーいわーい!貴方なんていうの!?」

少女はテンションを上げたまま質問した。

「き、キザニだ・・・そういう君こそ名前は?」

「あ、私は暁 美佳(あかつきみか)、小学一年生!あ、でももう春超えたから二年生か」

少女、暁美佳は自己紹介した。

「・・・まあそういう訳で」

「?」

スネイルはロープを取り出す。

「ん〜〜ん!ん〜〜んん!(この人人さらいです!誰か助けて下さい!!)」

スネイルは美佳を縛り、袋を被せそのまま連れ去った。

「(・・・・・俺たちはここに人さらいしにここに来たのか?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、アジト到着。

スネイルはアクゥーニンの足に重りを、頭に壺を乗せて、

「その状態で後72時間ね」と言ってから袋を開け、美佳の口を塞いでいた縄を解く。

「ぷは!いきなり何するの!?」

美佳がスネイルを怒鳴るが彼は無視して彼女を底の見えない穴の上に吊るす。

「ひぃ!?私高いところ苦手だから降ろして〜!?」

「こう?」

スネイルは持ってる縄からわざと一瞬手を離す。

「ひゃ!?」

そのせいで少し穴の底に近づく。

「はいはい質問、君はあの町で以前何をしてたの?」

「!ぷ、プリキュア、キュアバルバトスっていう名前。」

美佳はスネイルの質問に答える。

「へえ〜、じゃあコッチ側のプリキュアにならない?今ならキザニがついてくる!」

「おい!勝手に決めるな!」

「わかりました!それ受けます!」

「早!?」

美佳はキザニ目当てで悪魔側のプリキュアになることを了承した。

「やった〜!これでキザニと一緒にいれる〜!!」

「あ、そんなに揺らすと」

ブチィ

「「「あ」」」

喜んだ美佳が暴れすぎたせいでロープが切れた。

「わあああああああああああああああ!?」

「キャッチ」

すぐにスネイルが美佳を救出する。

「こんどやるときは鎖にしよう。」

「君ぶれないな」

キザニはスネイルの不動ぶりに呆れていた。その時、

「ぐおおおおおおおおおおおお!?」

アクゥーニンが飛んできて穴に落ちた。そしてすぐに戻ってきた。

「いったい何が・・・」

スネイルがアクゥーニンが飛んできた方を見るとそこには、

青い人形の姿をしたマガメサイアバグスター、

黒い仮面ライダーハートの姿をしたマガハートロンバグスター、

布で体を覆ったマガサイバルバグスターの三体が。

「貴様らにはプリキュアクロニクルのエクストラプレイヤーとして働いてもらう・・・まずはプリキュアをさらえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜マンション〜〜〜

あるマンションではキュアジェネラル、葛葉実は剣を振るっていた。

「負〜け〜たあああああああああああああああああ!!」

彼女は超プリキュア対戦と呼ばれる戦いの時、キュアゲンムに負けた。それが悔しかったのかそれから修行している。

「えーんえーん・・・」

「!泣き声!?」

実は声に気づくと聞こえる方に向かった。

「大丈夫か・・・のわああああ!?」

すると地面から網が出てきて実を捕らえる。

「・・・・・・ポチ」

泣いていたふりをしていた美佳はボタンを押す。

網に電流が走り、実は気絶する。

「・・・・本当にこんな手に引っかかった・・・」

実が簡単な罠に引っかかったことに驚く美佳。

「貴様!なにをしている!」

そこにキュアバロネスが現れる。

「何って、プリキュア拐いだよ。」

スネイルが説明する。

「というわけで貴方も捕まって下さい、キザニ!」

キザニは美佳に呼ばれるとアークブレスに憑依、

アークブレスはフォトンブレスχに変わる。

美佳はフォトンブレスχにカイザプレートをセットする。

『カイザ スタンバイ・・・・』

「プリキュア!リンクスデーモン!」

黄色い光と共に彼女の衣装が黄色いラインが入った銀色のドレスに変わる。

「夜に花咲く閃光の暁!キュアカイザ!恨みはないけど、いざ成敗☆!」

彼女はプリキュア、”キュアカイザ”に変身した。

「いきなり必殺技!プリキュアカイザバインド!」

カイザはカイザエッジと似た武器、”ブラストクロスエッジ”から黄色い弾丸を放つ。

「!どこを狙っている!」

バロネスは回避する。だが弾丸は地面に当たると鎖に変わり、バロネスの足に巻きつく。

「なに!?」

それがカイザの必殺技、カイザバインドの特徴、弾丸を鎖に変えるのだ。

「からの、プリキュア!ブレイクスラッシュ!」

更に、敵を一刀両断するブレイクスラッシュを発動してバロネスを一閃。

「が・・・」

バロネスは倒れ、変身が解除され駆紋豊美に戻る。

「・・・・これで二人目。」

スネイルとカイザは豊実と実を連れて去っていった・・・・

 

 

 

 

to be continued・・・




村かびは村上です。わかるひとには分かる人です。
次回のプリキュアクロニクル編はソレイユ登場。

(追記)

暁 美佳のイメージ声優は小倉唯となりました。

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