輝け!パッチワークプリキュア   作:サウザンドピース

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今回はプリキュアが二人増えます。
それと前回でソレイユ覚醒回はまだまだ先といったな。あれは嘘になった!(おい)


キラリと2話 速水家はなんでもお見通し!

〜〜〜速水家〜〜〜

 

 

 

 

恵は霧子と直子に前回のことを話している。

「じゃあ、そのプリキュアというのに変身したのね?」

「はい」

「そしてまともに戦えずに終わったと」

「・・・・・はい」

恵は二人の問いに頷く。

「ま、そや仕方ない。誰だって誰かを傷つけるのは怖いからな。」

「悩んでる内にいつか答えにたどり着くわ」

二人は優しい言葉を投げかける。

「・・・・はい・・・」

恵の心は悲しいような怒りのような少し複雑な心境だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はサンサン、猫の妖精。私はあの時何故恵は戦えなくなってしまったのか考えている。

「どうしてあの子は・・・・もしかしてあれが生きてると思ったの?あれは間違いなく作り物、ただ意思があるだけ、なのにどうして・・・・」

サンサンには非常な部分がある。敵や目的に対して手段はあまり選ばない。

そんな彼女には恵がどうして戦えなかったのかはわからなかった。

そんな時、近くで轟音が鳴り響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、恵はプリキュアに変身し、轟音が鳴り響く場所にたどり着いていた。

そこには赤い鎧をきた男と緑のチャイナドレスを着た女がいた。

「・・・・あなた達は?」

ソレイユは二人に聞いた。

「俺はデムス!」

「私はレドル」

デムスとレドルは火の玉を地面に落とす。

アリマンモスとチーターカタツムリが現れ、歩き出す。

「ありあり〜」

「はっはっは」

「・・・・・・・・」

ソレイユはソルレイピアを握りしめる。戦うべきか戦わないべきか、迷っているのだ。

もちろん彼女自身も判っているはずだ。やつらを倒さなければ町の人たちが危険だということを。

だがしかしそれでも彼女は迷う。

「まんも〜!!」

「!」

その間にアリマンモスが突進してきた。ソレイユはギリギリの所で回避する。

しかし回避した先にはチーターカタツムリがいた。やつはソレイユに殴りかかる。

「っ!・・・・」

ソレイユはソルレイピアで防ぐが受け止めきれずに吹き飛び、壁に叩きつけられる。

「あ!?・・・・・く・・・・・」

そのまま彼女は地面に倒れ伏す。

「「恵!」」

霧子と直子が駆けつける。どうやら彼女達も轟音に気づいたようだ。

二人に気づいたアリマンモスは彼女達に突っ込む。

やめろおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

ソレイユが体を張ってアリマンモスにタックルし、やつを吹き飛ばす。

しかし彼女は変身が解除され倒れる。

「恵・・・」

「に、逃げてください二人、とも・・・・」

既に息が絶え絶えにもかかわらず恵は二人に逃げるよう促す。

「いや、逃げない」

「貴方は私たちが守る!」

そう言って二人が取り出したのはアークブレスだった。

「それは・・・・」

霧子はアークブレスにスピーディプレートを、直子はブラスタープレートをセットする。

『スピーディ!』

「プリキュア!fire my soul!」

霧子は瞳が白、髪が黄色の新撰組のような姿のプリキュア、”キュアスピーディ”に。

『ブラスター!』

「プリキュア!standing by let's change!」

直子は赤と白のプリキュア、”キュアブラスター”に変身した。

「な!?」

「増えた!?」

スピーディは”スピーディランチャー”を、ブラスターは”ブレードライフル”を取り出す。

「プリキュア!ビッグバンスピード大砲!」

スピーディはスピーディランチャーから巨大なエネルギー弾”スピード大砲”を放つ。

「プリキュア!クリムゾンバースト!」

ブラスターは赤い弾丸”クリムゾンバースト”を放つ。

二つの必殺技は二体を消滅させた。

「やったぞ!」

ブラスターが喜んでいるとさっきの火の玉が現れ人の形になる。

「!?私は何を・・・ぐ、ぐあ!?、あああああああああああああ!?」

その人は火が風に飛ばされるように消えた。

「あーあ、やちゃったわね。そいつは今さっき私がこれに変えたやつ。生きたままね、でもさっきので死んじゃった♪」

レドルは火の玉を出しながら冷たく、なのに楽しそうに言った。

それを聞いたブラスターは、力が抜けたように地面に崩れる。

「殺した・・・・私が・・・・」

「直子・・・・・くっ!、プリキュア!ビッグバンスピード大砲!」

スピーディは再びビッグバンスピード大砲を放つ。

レドルとデムスはあっさりとかわす。

「あははははははははははははは!!何を怒ってるの?”あれ”を殺ったのは貴方たちなのにwwwwwwwwwwww!」

レドルは笑っていた。人を知らなかったとはいえ殺してしまったことを笑った。

「ふざけないで下さい」

「wwwwwwwwwwwwえ?」

「直子さんは悪くありません、何も知らなかったんですし、悪いのは・・・・・・・

それを見て笑ってる貴方です!!

それに恵は怒り、レドルを指差しながら立ち上がる。

そしてキュアソレイユに変身する。

「太陽のように照らす光!キュアソレイユ!悪の心に光あれ!」

「は、何それ?じゃあこいつどうにかできる?」

そう言うとレドルは火の玉を使って蜘蛛男を呼び出した。

「サンサン、いるんでしょ?」

ソレイユが向いた方からサンサンが出てくる。

「ソレイユ、やつを浄化しようとしてる?」

「うん」

「無理だよ、アークブレスにはそんな機能はない。」

「でも、これだったら?」

ソレイユはソルレイピアを出す。

「確かにそれだったらできるかもしれない、けどできないかもしれない、だったそれについては誰も知らないから・・・」

「・・・・可能性があるなら僕はそれにかけるよ。」

ソレイユは微笑む。

「ソレイユ・・・・・うん、わかった。やってみて」

「ありがとう、サンサン」

ソレイユは蜘蛛男の方へ向き直す。

「ソルレイピア、僕に力を借して!」

すると突然、あるイメージが彼女の頭に浮かぶ。

「!・・・よーし! プリキュア!サンシャインヒール!」

彼女はソルレイピアで円を描き、その円から光を放つ”サンシャインヒール”を蜘蛛男に浴びせる。

蜘蛛男は消え、火の玉は人に戻る。その後は何も起きなかった。

「うそ!?」

レドルは驚いた。

「僕はもう迷いません、この力で貴方達のような人たちからみんなを守ります。」

ソレイユは毅然としていた。

「ふ、猿の分際で!」

デムスが火球を放つ。それをブラスターが叩き切る。

「何!?」

「直子さん!?」

「恵、私も迷わない、戦うことが罪なら私が背負う。そう決めた。」

「直子さん・・・・それでこそです!」

ソレイユはブラスターの手を握る。

「一緒にがんばりましょう。」

「ああ!」

「貴方達、私も入れなさい」

ソレイユ、ブラスター、スピーディは手を重ねる。

「(やっと、二人と並べた)」

「・・・・どうするか?」

「・・・・・逃げる!」

デムスとレドルは逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜速水家、夕食〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばなんでアークブレスを持っていたんですか?」

恵は霧子に聞く。

「ああ、それは・・・」

「私があらかじめ作っていたからだ。」

霧子の代わりに彼女の父”速水天十朗”が答えた。

「八年前に君が来た時にそのアークブレスを研究したくなってね。君が寝てる間とかに調べさせてもらった。しかし、八年かかって二機までしか複製できなかった・・・・」

「仕事の合間にそんな事してたのかあんた!?」

「というかこれを複製するとか十分すごすぎる・・・・」

天十朗の回答に直子やサンサンも驚いていた。

「というかサンサン普通の食べ物でいいの?」

「もぐもぐゴックン・・・いや猫っぽいからって普通の料理も食べるよ・・・」

「まあ、複製できたのは実は私だけの力ではないのだが」

「「「「え!?」」」」

天十朗がさりげなく言ったことに皆驚く。

「ってことは協力者がいるってこと!?」

「そう、その協力者こそが彼だ!!」

天十朗が手を向けた先から少し老けた妖精がやってくる。

「シーベルトルン、学者をやっている。ベルトさんと呼んでくれたまえ。」

”シーベルトルン”は軽く挨拶をした。

「あ、先生!」

「知り合い?」

「私の世界の先生。」

サンサンとは知り合いのようだ。

「先生!どうしてここに?」

「実は君たちの他にアークブレスを持ってる子達がいてね。点検しに来たのさ」

ベルトさんは写真を見せた。

「この子達だ。どこにいるか知らないか?」

「恵、この人たちって・・・・」

「うん、チーム鎧武の実さんと豊美さんだ・・・」

写真に写っていたのは葛葉実と駆紋豊美だった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるところでは二人のプリキュアが敵を倒していた。

「バロネス!」

その一人、キュアジェネラルはもう一人のプリキュア、キュアバロネスを呼ぶ。

「?なんだジェネラル?」

「これを見ろ、聖なる力で魔物を浄化したプリキュア。こいつ凄くないか?俺たちでもできないことをやってのけた。」

「・・・それがどうした?私たちがすることは変わらないだろう?」

バロネスは変身を解除する。

「私たちから全てを奪ったやつを叩きのめし、強さを証明する・・・・」

「・・・豊美、やっぱりそれいいのか?おまえ?」

ジェネラルも変身を解除する。

「俺は人を助けるっていう自分の願いの為にプリキュアになった。おまえは復讐する為にプリキュアになったのか?」

実は豊美に詰め寄り問う。

「・・・・貴様には関係ない・・・・・」

豊美は去っていった。

「・・・・豊美、俺は知ってるぞ、おまえが本当は弱き者たちの為にプリキュアとして戦うことを選んだのを・・・」

 

 

 

 

 

 

to be continued・・・




なんか詰め込みすぎた感がある・・・でもとりあえずはokかな?次回はついに五人が一緒に戦います。

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