街が燃えていた。僕たちの住む、
「…」
皆、言葉を失っていた。見渡す限り…火の海だ。どこまで燃えているのかさえ、わからない。
「おい!学校が燃えてるぞ!」
そう聞こえたのは他の教室から。周りを見渡すと、確かに水場の方で火が燃えていた。
「どうにかしないと…」
そういったのは智東さん。すぐに火が出ているところに近寄り、
「ウォータフロウ!」
大量の水が出て、そこは何とか消火した。
「でも…なんで水屋から…?一番燃えにくい…はず…」
次に口を開いたのは意外にも宮内さん。
「だよな。水屋から出火するのはおかしい。そして街が燃えているのも…たぶん…」
と赤海君が言った。
「…オーダー、セブンかな。」
と僕が言った。皆静かに頷いた。
『校内のみなさん!校庭に避難してください!直ちに避難してください!5分後に防火シャッタを閉めます!
急いで避難してください!』
と放送が流れた。
「どうする…?今起こったことをみんなに話すか…僕は誰かにいち早く相談した方が良いと思うし、何より危険だから避難した方が良いと思う。」
「ああ、俺もその意見に賛成だな。」
「私も…賛成…です。」
「私も賛成だわ。長走先生の話によると、裏になんかでっかい組織が絡んでそうだしね…」
「よし。じゃ、とりあえず校庭に避難しよう。」
「そうはさせないね…オーダーセブンには、目撃者は逃がすな。というのも含まれているんだ。」
「「「「!?」」」」
急に声がどこからか聞こえた。
「…ダークスピアー」
「マジックシールド!」
急に黒いオーラをまとったような針が空中に現れたと思ったら、智東さんがシールドを展開した。
「あっ…あれ…」
宮内さんが指さした先には人形があった。あれがまさか…?
「ごめん…シールドの維持で手一杯…相当強いわ…これ…」
智東さんが苦しげな声で言う。
「だったら…さっきのを…」
ダァン
銃声が響き、人形は銃弾に貫かれた。そして、さっきまでこっちに飛んできていた黒いオーラをまとった針もなくなる。
「ふふふ…俺と同じ魔法使いか…戦うのが楽しみだ…」
声は消えた。
「何だったんだ今の…?」
と赤海君
「わからない…けど、たぶん称山先生の仲間。そしてオーダーセブンは、相当ヤバイ作戦のようね…」
智東さんは言った。
「…ってまずい!防火シャッタ!」
いや~…ハーメルンだと1000文字以上じゃないといけないんですね。ってことでオマケ。
おしえて!智東さん!
Q.指輪の適正道具で魔法出すのってどんな感じ?
A.そうね。こう、念じたらボワァ~って出てくる感じだわ。
…本当にネタとかないので赦してください…
魔法名やその効果を随時募集中です。