----この世界は一人一人が
「異世界物語モノのテンプレみたいな導入だな。」
と、今若干、いや、かなりメタいことを話した僕は、
僕は今日から高校一年生だ。今その高校に向かっているのだが、その高校は一人一人の適正道具を探し、そしてそれを活かしていく学校だ。ちなみに、受験はそこそこ難しかった。
この世界には、
そんな自分の新しい可能性を期待しながら、高校までの道を歩いている。お金を無限に稼げたらいいなーとか宝石が無限に手に入ってウェヒヒな生活を送れたりしないかなーと思っていたら…
「よー。お前も
と話しかけてきたのが親友の
「おい。親友の進学先ぐらい覚えておけ。」
「悪かったな。どうせ俺は記憶力ないですよー」
「お前よく彼埜高校入れたな!」
「鉛筆転がして出た数字を塗りつぶしただけだが」
もうこいつの適正道具わかってんじゃん。
「まぁ…よろしくな!高校でも」
とまぁ、これまたテンプレな会話をしながら一緒に登校した。
「そういやなんでお前は彼埜受けようと思ったの?」
と快人に聞いてみた。すると、
「なんかなー。頭良い方じゃないじゃん?俺。だから、適正道具で人生一発逆転狙えないかなー…って。」
鉛筆じゃ無理だと思うぞ。お前。
「ほら、就職氷河期だし。俺あのままじゃまともな職場に行けないだろうなー…って半分賭けで受けた。」
「さいですか。でも受かってよかったじゃん。」
「まぁな。これで俺の人生も花開く!たぶん!」
鉛筆でか。
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彼埜高校についた。適正道具を専門に扱うから結構デカいって聞いてたけど…こりゃ相当デカいな…
「はーい。みなさん。席についてくださいね~」
入学式が終わり、クラス分けも決まって皆それぞれの教室に分かれていった。
僕は1-D、快人は1-Cだった。快人は授業について行けるのだろうか…
(補足!もちろん適正道具の事だけでなく、普通の教科も習うよ!)
「私がこのクラスの担任になります、
「はい!
などというこれまたテンプレなホームルームも終わり…
「これでホームルームを終わります~。今日は普通の勉強で、適正道具のカリキュラムは明日からになります~。近くの人には、各自挨拶をしておいてくださいね~」
…一部「えー」という声も聞こえてきた。まぁ、皆適正道具が楽しみだろうからなー…
それにしても称山先生はおっとりとした先生だな。口調も何気にタイプだ。
…などと思っていたら、声をかけられた。
「はじめまして!今日からよろしくね!沖原君!」
彼女は隣の席になった
「はじめまして…えっと…よろしく…です…」
彼女は斜め前の席の
「よう!今日からよろしくな!」
と気さくに話しかけてくれたのは、前の席の
この4人が生活班、そして、適正道具のカリキュラムもこの班でするらしい。
僕の
~次回予告!~
「あなたの適正道具は…つまようじです。」
「えっ。」
次回から適正道具カリキュラムがはじまります。