比企谷八幡を追いかけて…   作:電柱人

5 / 19
どうも、電柱人です。

毎回タイトルでネタバレしてる気が…。

それでもタイトルはつけていつもりです。

この回、最初以外タイトル関係ないです。

それではどうぞ。



第5話 私と彼のテスト勉強 前編

 

比企谷君と話してから早くも一週間ほどが過ぎた。

あれから彼とはメールはしている。

…だけどね、会話をしてないの!!か・い・わ!がしたい。

学校ではさ、話しかけられないのよ。

比企谷君相変わらず寝てるし、昼休みはたぶんあそこにいるんだろうけど私がグループにつかまっているから行けない。

足りないよぉ…、比企谷君成分が足りないよぉ…。

えっ?これだと変態みたいだって?

やだなー、そんなわけないですよー。

とりあえず、何かアクション起こしますかぁ!

テンションがおかしな方向に行ったけど何とかなるだろう。

とにかくメール、メールっと。

 

 

from:日代

 

to:比企谷君

 

題名:テスト勉強

 

本文:こんばんは。

 

あとちょっとでテストだね。

 

この話題でわかったと思うけど、一緒に勉強しよう!

 

 

 

送信!

さて、なんてくるかな?

 

 

from:比企谷君

 

to:日代

 

題名:Re:テスト勉強

 

本文:断る

 

 

 

うん、予想通り。

まあ、無駄なんだよね、比企谷君。

 

 

from:日代

 

to:比企谷君

 

題名:Re:Re:テスト勉強

 

本文:いや、比企谷君暇でしょ?

 

日曜日の10時に駅で待ってるから!

 

 

これで君はチェックメイトDA☆

そうすると案の定、

 

 

from:比企谷君

 

to:日代

 

題名:Re:Re:Re:テスト勉強

 

本文:おい、勝手に決めるなよ…。

 

まあ、わかった。

 

 

ふっ、計算通り☆

これで今週も頑張れる!

 

時は次の日、ちなみに金曜日!

私は今、体育をしている。

女子は体育館でバレー、男子は外でサッカーらしい。

私は休憩の時間、外の男子たちの試合を見ていた。

外では、鈴木君と矢田君が目立っていた。

2人にボールが来る度に、同じように見ていた女子がキャーキャー言っている。

実をいうとかなりモテるらしい。

噂の葉山とかいう人とサッカー部スリートップらしい。

そんなことより比企谷君はと…あ、あれ?どこにいるの?

いくら探してもいない。

比企谷くーん、どこだ~い…。

先に言っておこう、私はこのとき周りを気にせず考えていた。

 

「危ないっ!!」

 

そんな声が聞こえた。

聞こえても私は反応できず、

 

「あたっ!!」

 

ボールが顔面に直撃していた。

痛みに耐えていると、

 

「ちょっ!血でてるよ!」

 

そう言われて、確認するとほんとに出ていた。

うわぁ、ジャージまでべっとりじゃん…。

 

「日代さん保健室で手当てしてもらってきなさい。」

「わかりました。」

 

体育の先生に言われたので、保健室に向かう。

 

「すいませーん。」

「どうしました?」

「体育でボールが当たって血が出でしまったのできたのですが…。」

「そうだったの。そこにかけて、今止血するから。」

 

保健の先生に言われたとおりに座る。

先生は素早く止血してくれる。

 

「ありがとうございます。」

「いいえ~。仕事だもの。じゃあ、この時間はここにいていいけど、次の授業には戻ってね。」

「わかりました。」

「私はちょっと荷物を受け取りに行ってくるからここをお願いしてもいいかしら?」

「大丈夫です。」

「じゃあ、よろしくね。ベットで一人寝てるから、あまり騒いじゃダメよ?」

「はい。」

 

そう言って先生は行ってしまった。

私は戻るのも面倒なのでここにいることにした。

 

10分ぐらいたった頃かな、ベットの方で音がした。

私は寝ていた人が起きたかと思いつつ、のんびりしてい

た。

ここで私は一瞬フラグじゃない?と思ったが、そんな主人公体質ではないので気にしないことにした。

シャッ!という音とともに寝ていた人がでてきた。

な、なんと!その人はあくびをしながら出てきた比企谷君だった。

おい誰だよ、主人公体質ではないとか言っていたやつ。

おもいっきり主人公体質じゃん…。

 

「…、なんで日代がここにいるんだ?」

 

比企谷君の声で私ははっとする。

 

「いやぁ、ボールが顔に当たって血が出てね。」

 

言いながら顔を指さす。

 

「そうか。」

「そういう比企谷君は?」

「試合開始直後に転ばされた。」

 

影が薄くてな…。とつけ加えながら窓の方を見ている。

 

「大丈夫なの?」

「むしろ合理的に寝れてラッキーだぞ。」

「…。」

「…、無言はやめてくれよ。」

「いや、比企谷君らしいなって。」

「だろ?」

 

ここでチャイムが鳴ってしまう。

 

「じゃ、先戻るわ。」

 

比企谷君がドアを開けて出ていく。

私はその背中を見ながら、

 

「日曜日約束忘れないでね!」

 

と、声をかける。

比企谷君は手だけ上げて階段を上がっていった。

日曜日が楽しみだ。

そんな私がいる、なんてね。

 

 




いかがでしたでしょうか?

そういえば、カフェの名前一応オリジナルなんですが、どこかにあったりしますか?

そしたら名前変えなきゃ…。

あと、前の話見直してて少しおかしい部分があって直しました。

それでは次回

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。