更新全然できませんでした。
ネタが思い付かなくて…。
頑張って書いたんですが、クオリティーが…。
文章力がどんどんと落ちてきています。
それでもなんとか更新していきたいです。
それではどうぞ
文化祭
それは2学期を代表するイベントである。
学校の雰囲気は文化祭一色となり、青春を謳歌するための必須な行事である。
文化祭特有の空気は生徒の気分を変えるだろう。
そして私は今、
ステージに立っている。
聞こえる歓声。
鳴りやむことのない拍手。
…ナニコレ。
なんでこんなことになったのかというと、すべての始まりはお姉ちゃんと陽乃さんの一言から始まった。
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とある休日
日代家に八幡と陽乃先輩が遊びに来ていた。
特に理由はないらしく、ただただ集まっただけのようだ。
私と八幡はリビングのソファで本を読んでいる。
陽乃先輩とお姉ちゃんは椅子に座ってしゃべっている。
ああ、平和だ。
この平和が続いてくれればいいのに。
…フラグや、これ絶対フラグやで。
「そーいえばもうすぐ総武高校は文化祭だよね~。」
「そうですね~。」
おっと、なんかあちらで流れが変わったぞ。
「そーいえば私が実行委員長のときにバンドしたよねぇ~。」
「ありましたね。あれは確かに盛り上がりました。」
私は八幡の方を見る。
どうやら八幡も同じことを考えていたらしく、冷や汗をかいていた。
「藍、今年の文化祭はどうなりそう?」
「今のところ問題はないらしいですけど、有志が少し足りないそうです。」
「ふむふむ、足りないのかぁ。」
チラッとこちらを見た陽乃先輩。
目があったので思わずそらしてしまう。
イヤだ、絶対何かある!
ここは戦略的撤退だ。
私は立ち上がって部屋を出ていこうとする。
しかし、
「おいおいマイシスター、どこへ行こうというんだい?別に用はないんでしょ?」
「そ、そそそんなことないよ?!」
「ははは、…座りなさい。」
「…ハイ。」
結論、逃げ場はなかった。
「よし、じゃあ今年もバンドやろうか。新しいメンバーを加えて。」
「やりましょう。陽乃さんが有志に出られるように手配しておきますよ。」
「よろしく~。静ちゃんとめぐりに声をかけておくのは私がやるよ。」
「お願いします。」
話が進むのが早いよぉ…。
「で、二人にだけど…」
「「ひゃい!」」
二人とも噛んだ。
だって恐いじゃん。
「とりあえず文化祭まで練習してもらうから。それも…死ぬ気で。」
終わった…。
私、文化祭まで生きてるかな…。
~~~~~~~~~~~~~
と、いうのが約3週間前ですね。
文化祭の準備が始まって少し過ぎたぐらいのはず。
それからは確か…
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陽乃先輩に連れてこられ、スタジオに来た。
話によると、この部屋文化祭まで貸し切りにしたらしいよ。
どれだけのお金かかったんだろう…。
「おっ、先に来てたのか二人とも。流石、静ちゃんとめぐりだねぇ。」
陽乃先輩は先に来ていたらしい二人に声をかける。
「まったく、私はこれでも忙しいんだぞ…若手だから!」
「またはるさんとバンドできるって言われたら行きますよ~。」
二人とも個性が強そうだなぁ。
「おっと忘れてた。私から紹介しようか。こっちは静ちゃんこと平塚静。総武高校の国語教師だよ。」
「よろしく頼む。」
「で、こっちが城廻めぐり。比企谷君と白ちゃんよりも1つ上の総武高生だよ。」
「よろしくね~。」
「そしてこちら、今回新しいバンドメンバーとして藍の妹の白ちゃんと、その彼氏こと比企谷八幡君だよ。」
「「よろしくお願いします。」」
自己紹介が済むと、私たちの役割を決めることになった。
「比企谷君と白ちゃん以外は前と同じで行こうか。めぐりがキーボード、静ちゃんがベース、藍がギターで私がドラムだよね?」
陽乃先輩は確認のために周りを見る。
私と八幡以外は頷いて返事をする。
「そうだなぁ。折角だし白ちゃんにはボーカルやってもらうとして…」
「ええっ!?」
なんで私がそこ?!
私としてはもっと目立たないようなところがいいんだけど…。
「理由としては大体役割が決まってるからってのが大きいかな。それに藍に聞いてるよ、歌が得意らしいじゃない?だったらやらないともったいないじゃない。」
どう考えても陽乃先輩とかの方が上手いでしょうが!と言ってしまいそうだったが、ギリギリ心の中に押し留める。
まあ、確かに役割が元々決まってしまっているので、私ができるのはその辺になってしまうのだろう。
「わかりました。期待に答えることができるかはわかりませんが、できる限りのことをします。」
「大丈夫よ、私がいるからできる限りじゃなくできるにしてあげる。」
はっはっは、こういう人だったわ。
「で、次に比企谷君だけど…」
と、陽乃先輩が八幡の方を向くと…丁度逃げようとドアに手をかけているところだった。
声をかけられた八幡はビクッとなってからゆっくりとこちらを向いた。
「逃げようとはいい度胸だね。お姉さん許さないよ?」
「い、いや、にに逃げようとなんてしていましぇんよ?!」
陽乃先輩の鋭い視線が八幡にクリティカルヒット!
八幡はカミカミだ!
まったく逃げようとするからこうなるんだよ。
「私から逃げられると思っているなら諦めなさい。私を本気にさせたら恐いよ?」
「い、イエス!」
やはり私の八幡は強者には勝てないようだ。
「まあいいや。とりあえず役割を決めちゃおう。比企谷君は何か楽器とか持ってる?」
「親父が買ってきたギターなら家にありますけど…。」
「なら藍のサブでギター、そして白ちゃんと一緒にボーカルやってもらおうかな。」
「そんな…。」
「私から逃げようとするからよ。ギターはサブだから気にしなくてもいいけど、ボーカルはそれなりにやってもらうからね。」
「はい…。」
「よし、役割も決まったし早速練習しようか。曲についてはいくつか候補があるからそこから選んでいこう。」
役割が決まるとあとはすいすいと決まっていき、残りは練習となった。
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この後は普通に平日は学校に行って、放課後文化祭準備をする。
で、終わったらバンドの練習。
陽乃先輩の車で送ってもらう。
の繰り返しだったなあ。
なんていままでのことを振り返っていたら
「続いてメンバー紹介!」
陽乃先輩の声が後ろから聞こえてきた。
おっと、本番なこと忘れてた。
振り返っている場合ではない。
「まずはドラムの私とギターの藍!」
お姉ちゃんが紹介され、ギターを鳴らして紹介に応える。
「キーボードのめぐり!そしてベースの静ちゃん!」
二人も同じように応える。
「さらにさらに~、今回新メンバーの白!その相方の八幡!」
名前を呼ばれたので隣にいる八幡に視線を向け、合図を出す。
ちなみに八幡は文化祭という事でメガネにオールバックというスタイルだ。
八幡は頷いて返事をするとギターを鳴らし、
「どーも」
「どうも!私白と八幡です!よろしくお願いします!」
「以上の6人でいくからよろしく!」
メンバーの紹介が終わるとまたもや大きな歓声が。
凄いなーコレが文化祭テンションかぁ。
何気に総武高ってノリいいよね。
「それじゃあワン!ツー!ワンツースリーフォー!」
かけ声とともに始まる陽乃先輩のドラム。
ドラムを支えるように弾かれるお姉ちゃんのギター。
さらにほんわかとゆっくりだけど遅れをとらないめぐりさんのキーボード。
先導するように引っ張られるような音の平塚先生のベース。
隣には遅れまいと必死に食らいつく八幡のギターの音。
なら私だって精一杯やってやろうじゃないか!
私は息を吸って歌い出す。
「~~~~~♪」
「~~♪」
八幡も歌い出し、私たちのバンドは完成へと向かう。
湧き上がる客席。
照らされる私たち。
それはひとときの青春だった。
こうして私たちの文化祭は幕を閉じた。
余談だが、後にこのときの光景は何年も語られることとなった。
いかがでしたでしょうか?
次回のネタが全然思い付かないので、思いつき次第で更新が決まりそうです。
誤字脱字がありましたら指摘お願いします。
それではまた次回