艦これSS〜一筋の航跡〜   作:鉄製提督

3 / 26
次からちょっと書き方変えてみます。


第三話「砲雷撃戦」

戦闘描写は、書くのがちょっと苦手でち

 

_______________________

 

第三話「砲雷撃戦」

 

 

摩耶率いる第一艦隊は、鎮守府近海、製油所地帯沿岸を航行していた。

 

「偵察機より入電!敵艦隊計6隻。戦艦1、雷巡1、軽巡1、駆逐2!」

飛龍からの連絡に、全員はさらに表情を険しくした。

「了解。各艦弾薬装填、加賀と飛龍は、艦載機の武装を爆装から雷装へ変更し待機。」

 

旗艦の摩耶が、全員へ的確な指示を出していく。

(すごい...さっきまでの大雑把な雰囲気が嘘みたいだわ…)

摩耶の変わりぶりに、叢雲は驚く以上に感心していた。

「敵艦隊視認!各艦、戦闘態勢!」

摩耶の指示で、陣を整え突き進む。

「第一次攻撃隊、全機発艦!」

「行くわ。鎧袖一触よ。」

加賀と飛龍が攻撃隊を発艦させる。

艦攻から航空魚雷が投下される。

無数の魚雷は、敵に真っ直ぐ突っ込んでいった。

舞い上がる水柱と黒煙。

「雷撃命中!駆逐2撃沈。雷巡1大破!」

 

「よくやった!これより砲雷撃戦へ移行する。叢雲、行くぞ!」

 

「任せなさい!」

陣形を変え、空母を後ろに下がらせる。

腹に響く衝撃と爆音。

敵も負けじと砲撃を繰り返す。

「ふん、当たるかそんな砲撃!」

回避をしながら木曾が砲撃をする。

攻撃隊によって大破させられた雷巡に砲弾が当たり爆炎が上がる。

「ふん、お前らの指揮官は無能だな」

 

「雷巡、撃沈!残り2隻!」

「各艦は、戦艦を警戒しつつ戦闘続行...って、ん?」

突然、摩耶が指示を止める。

「どうしたの、急に。」

「いや、さっきまでいたはずの軽巡がいな_」

その直後、背後から爆炎と爆風が吹き荒れる。

全員が爆風に押され、陣形が崩れる。

「なんだ!?」

振り返るといつの間にか軽巡が背後へ回り込み、砲撃をしていた。

「クソが!」

悪態をつきながら摩耶は、軽巡へ砲撃を叩き込む。しかし、先程の爆風のせいで中々狙いが安定せず、命中しない。

「摩耶さん!ここは白露にお任せだよ!」

そう言いながら白露は脚に装着した魚雷発射管を回転させ、狙いを付ける。

「魚雷発射〜!」

陽気な声と共に、魚雷が発射される。

その後、大きな水柱が上がった。

「軽巡撃沈!あとは戦__」

その瞬間、また爆風が吹き荒れ、叢雲の声はかき消された。

先程とは違い、黒煙も上がり視界が悪くなる

 

「ゲホッゴホッ 、各艦状況報告!」

煙が晴れ、次第に周りの状況が見えてくる_

 

加賀と飛龍が被弾していた。

 

二人とも中破以上の破損であるのは、見ればすぐにわかる程である。

「なんなんだ!あの戦艦!」

 

あまりの事態に、木曾が声を荒らげる。

 

「......各艦、煙幕を張って空母を護衛、戦闘海域から一時離脱するぞ。」

 

「ちょっと待ってよ!一番放っといたらいけないやつが残ってるじゃない!」

 

摩耶の指示に、叢雲はすぐに反論する。叢雲の言う通りだ。最悪、戦艦1隻でも施設の破壊は可能である。その上、一回の砲撃で空母2隻に命中させる程の技術だ。逃したらどうなるかは目に見える。

 

「何聞いてたんだ?"一時,,離脱っつったろ?それに今は夕暮れだ。あと少し待てば丁度いい時間にならぁ。」

 

「! なるほど。そうゆうことね。」

叢雲は摩耶の考えていることがわかった。

「よし、一時離脱後は加賀と飛龍は母港へ帰投、アタシ達で片付けるぜ。いいか?叢雲。」

 

「了解したわ。ふふ、見てなさい。ここからが、私の本番なのよ!」

 

夕暮れの海上で、叢雲は自信満々の笑みを浮かべた____

 

To be continue


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。