大海原の祖なる龍   作:残骸の獣

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歴史が飛び飛びなのは時間感覚が曖昧な祖龍視点だからって事で許してヒヤシンス…ヒヤシンス…





8 祖龍(モドキ)、島を滅ぼす

「バスターコール?」

 

 

「ああ、バスターコールじゃ。

上から言われてのォ、今後の為にお前を儂に同行させる。」

 

 

准将になって少し、ようやっと准将としての仕事にも慣れ、久々の休日をもらいマリンフォードの自宅で寛いでいた俺の元に現れたサカズキ中将はそんなことを言っていた。

 

 

バスターコールとは、大将以上の階級に与えられた島を丸ごと更地にする殲滅命令だ。

招集された中将5人と軍艦10隻による一斉攻撃、島は一瞬で焦土に包まれ滅ぶ悪魔のような攻撃命令…なんだけど…

 

ショボイよね(ボソッ)

 

正直クザンにーさんとかなら軍艦10隻以上の殲滅は可能だし、実際この前の麻薬捜査の時、サカズキ中将1人で島更地にしたし。

勿論俺だって本気出せば島を丸ごと消滅させるくらい簡単だ、祖龍の力を舐めてもらっちゃ困るぜ。

思い切ってボルサリーノ中将にボヤいてみたら「それは言わない約束だよォ〜」と目を逸らされた。

 

ま、まあ民衆へのパフォーマンスという点で軍艦10隻の方がインパクトが強いのかもしれない!うん、きっとそうだ(汗)

 

 

 

 

 

 

話を戻そう、俺はバスターコールと呼ばれる総攻撃命令に同伴することになった。

そしてスグにバスターコールは現実のものとなる、標的はオハラ

 

そう、あのオハラだ。

原作で後に主人公の仲間になるニコ・ロビンの住んでいた、島の中心に巨大な木が聳え立つ歴史ある島。

この島で行われていた研究が政府の逆鱗に触れ、住民ひとりを除き皆死に絶え、オハラは地図から姿を消す事になる。

そんな悲劇が待っている島

 

 

なのに、俺の精神(こころ)はいつも通り「仕事かー」くらいにしか思っていない。ちょっと寂しい

 

 

「承知しました。ステラ、暫く家を空けるから留守を頼む。」

 

 

「ええ、分かった。イルミーナは任せて」

 

 

快く承諾してくれたステラちゃんはすっかり我が家のハウスキーパーである。料理上手に家事上手、どこに出しても恥ずかしくない立派な家政婦だ。

 

 

「サカズキ中将、出発はいつです?」

 

 

「明日の朝じゃ、用意しとけ。忙しゅうなるぞ」

 

 

 

オハラにバスターコール…という事は俺の記憶が正しければ当時のニコ・ロビンは8歳くらいだったはず、じゃあ逆算して…俺がいる時代は原作スタート20年くらい前ってとこかな。

20年…龍にとっては長いようで短い年月だけど、ニコ・ロビンにとっては地獄の日々になるんだっけ

 

 

「島を丸ごと消す、か。

海軍は派手な花火が好きなんだな」

 

 

あ、未来を知ってるからと言ってニコ・ロビン以外の助けられそうな人を助ける気はさらさら無いよ。

政府の不都合な真実を知ってしまった彼らの不運だ、俺は一海兵として最期を見届けてやろうと思う。政府が空白の100年に触れてほしくない理由は俺が漫画を(流し)読んでいた時点でも明かされていなかったはずだが、世界の均衡を容易に崩してしまうほどの真実なんだろう。五老星なら迷わず彼等を切り捨てる。

いや、それよりもっと厄介な連中に目をつけられたからかもしれないケドね

 

おおこわいこわい

 

あの会談のあと五老星から送られてきた専用電伝虫、ちょび髭ででっぷりとした体型のコイツは俺と五老星を繋ぐ専用回線らしい。

一番最初に受話器に触った者の手しか受け付けないらしく、セキュリティも万全、盗聴されないように妨害念波も飛ばしてる超超希少な種だそうだ

 

その時お試しで連絡を取り合い、向こうが俺に把握しておいて欲しいことを幾つか言ってきた

 

天竜人と自分たちの関係と政府の組織CPでも更に特殊な『0』と『9』の存在だ。

これ下手に知ったら消されるやつじゃね?と思ったけどまあ俺なら大丈夫だろ、仮に脅迫材料としてステラやイルミーナを狙ったらまあ…ねえ?(暗黒微笑)

 

 

「みら、ご飯できたよ。

…あれ?さかずきおじちゃん?」

 

 

「む、イルミーナか。元気しとるか」

 

 

「うん、げんき」

 

 

パタパタと台所から掛けてきたのは我が娘イルミーナたん、エプロン姿に頭巾をかぶり、嬉しそうに尻尾を振っている姿は最早芸術品である。

 

 

 

「ん、ありがとうイルミーナ。

明日、仕事で少し家を離れる。ステラとおりこうさんにしてるんだぞ?」

 

 

「うん、すてらにお勉強おしえてもらうの」

 

 

はにかむ笑顔が眩しい。

外見は変わらなくてもイルミーナの精神は着々と大人に近づいているのか、最近彼女はステラから勉強を教えてもらうようになった。

運動と称し竹刀で俺と打ち合ったりもする。まだ日は浅いが流石動物系(ゾオン)の能力者、その辺の大佐クラスの海兵よりよっぽど強い。アクティブな子になったもんだ。

治りかけているものの相変わらず若干舌足らずなのがポイント高い、悪魔の実マジグッジョブ

 

そして一番の成長は自身の悪魔の実を制御しようと努力している事だ。

自分の力と向き合って懸命に努力する姿は実に愛おしい、ウチの子がこんなに可愛いんです!可愛い娘なんですよ!

と、この前昇進祝いの飲みの席でボルサリーノ中将に小1時間話したら軽くドン引きされた。

あんたも娘が出来たら分かるよ

 

 

「さかずきおじちゃん、みらをよろしくお願いします」

 

 

「おお、任せえ」

 

 

ぶっきらぼうながらもイルミーナの頭を撫でるサカズキ中将、普段の彼の姿からは想像もつかないだろう。

周りからはお硬い中将だと思われがちのサカズキ中将だが、流石に子供にはある程度甘いらしい。飯を奢った件でイルミーナとも幾らか打ち解けたようで俺とステラちゃんが両方家にいない日には彼の所に預かってもらったりして色々世話になってる。

 

強面のサカズキ中将にも臆せずガンガン話しかけるイルミーナはかなりの大物やで…ゼファー先生の息子のジェイク君は顔みただけでガチ泣きしてたし

 

 

 

「そうだ、サカズキ中将。良ければ夕食を御一緒しませんか?」

 

 

「まだ仕事が残っとるけえスグに戻らにゃならん。すまんな」

 

 

「そうですか、それは残念」

 

 

「………!

おじちゃん、ちょっと待ってて」

 

 

少し考えた後、ポンと手を叩いたイルミーナはまた台所へと掛けていき、数分後に戻って来た。

手にはタッパーに入ったチャーハンを持っている、それをサカズキ中将に手渡した

 

 

「はい、おすそわけ。おしごとがんばって」

 

 

「すまんのぉイルミーナ、有難く貰っておこう。ミラ、明日は遅れるなよ」

 

 

「承知しました、では」

 

 

出来立てのままタッパーに詰められ、まだ暖かいチャーハンを片手にサカズキ中将は去っていった。

 

 

 

 

…オハラか、こういう大きな事件に関わってくると、自分がONE PIECEの世界にいるって実感するよなあ。

 

俺が居ても物語ちゃんと正しく進むんだろうか、大丈夫かな

 

 

 

 

 

 

◆オハラ消滅の日…◆

 

 

 

 

 

 

 

耳をつんざくような砲撃音、それに続く爆発音、そして島から聞こえる人間の悲鳴。

ここはオハラ、嘗て博識な学者達が集い己の探究心を満たしていたこの島は今、十隻にも及ぶ海軍の大艦隊の砲撃に晒されている

 

 

「これがバスターコールか、壮観だな」

 

 

「見世物じゃ無いわい、じゃがよう見とけミラ。これが『正義』に楯突く者の末路じゃ」

 

 

そういうサカズキ中将は無表情だった、完全にお仕事モードだ。

こういう時に変な事言うとすっげえ睨まれるから俺もシリアスにいこう

 

 

 

「すぐ側の港に避難船が出ていますが、アレは見逃すので?」

 

 

「癪じゃがのお、学者以外に用はない。」

 

 

「そうですか…」

 

 

今俺とサカズキ中将が居るのは避難船が見える島の正面に布陣する軍艦、反対側では今頃サウロ元中将が大暴れして軍艦がどったんばったん大騒ぎになっている事だろう。クザンにーさんの姿も途中から見えなくなってたし、確か原作通りなら親友と決着を付けに行ったハズだ

 

その時

 

プルプルプルプル…プルプルプルプル…

 

 

サカズキ中将の手元にあった電伝虫が鳴り出した。それを静かに取り、相手の話に相槌でのみ反応している。

そして徐に受話器を置くと側に居た部下に言い放った

 

 

「目標変更、避難船を狙え」

 

 

それを聞いた部下の人(多分大佐くらい)は面食らったのか唖然としてる。

 

 

「聞こえんかったか?避難船を狙え」

 

 

「よ、宜しいのですか!?避難船には学者ではない一般住民が…」

 

 

「悪は根本から根絶しせにゃならん、さっさと狙え」

 

 

「ですが…」

 

 

「儂が狙えと言ったら狙わんかい役立たずがァッ!!」

 

 

「ひッ!?りょ、了解しました!」

 

 

サカズキ中将に怒鳴られた大佐は半泣きになりながら去っていく、可哀想に

 

 

「……元帥殿のご命令ですか?

それとも…もっと上からで?」

 

 

「要らん事は考えんでいい、悪の根は元から潰す。それだけじゃ」

 

 

「左様で」

 

 

短い返事

それっきりサカズキ中将は一言も喋ることは無かった

 

 

あー避難船撃っちゃった、子供の悲鳴とか聞こえるよカワイソーに

 

この人の『徹底的な』正義は嫌いじゃないけどたまにやり過ぎな所あるよねー

 

 

 

 

そんな時

 

オッパイプルーンプルン!オッパイプルーンプルン!オッパイプルーンプルン!

 

 

俺の懐の電伝虫、五老星との連絡手段が唐突に声を上げた。因みにこの電伝虫呼び出し音に結構なパターンがあって毎回鳴るのが楽しみだったりする

 

 

「……お前の電伝虫の呼び出し音はどうにかならんのかミラ」

 

 

とんだシリアスブレイクだぜ

 

 

「……失礼。サカズキ中将、電話を取っても?」

 

 

「好きにせぇ」

 

 

「どうも……ああ、私だ。

そうだ、今オハラにいる。…………ほぉ………

そうか、承知した。後悔するなよ」

 

 

そう言い残して受話器を置く、そして中将に伝える事にした。

 

 

「中将殿、私にも少しやらねばならない事が出来てしまったようです。

暫く席を外します」

 

 

「そうか。徹底的にやれよ」

 

 

「……ええ、存分に」

 

砲撃によって焦土になりつつあるオハラを背に、俺は月歩で後方に控える軍艦へと移動した

 

 

 

 

この場を借りて祖龍の力を見せろだなんて、爺さん達は変な事を言い出すなあ

 

 

 

 

◆祖なる雷…◆

 

 

 

 

「よっ……と」

 

 

ミラが月歩を使い舞い降りたのは中将の乗船していない丁度正面あたりの軍艦だ。突然現れたミラの登場に甲板はどよめいている

 

 

「ミラ准将!?何故此処へ?

サカズキ中将の元にいらっしゃったはずでは…」

 

 

「ん?ああ、事情が変わってな。

なんでも反逆者に軍艦が三、四隻ほど潰されて火力が足りてないらしい。

それで私が出張ることになった、既に同伴のサカズキ中将から許可は頂いているから安心してくれ」

 

 

そうあっけらかんに返事するミラにますます困惑する海兵達、その中で彼、モモンガ少将だけはじっとミラを見つめていた

 

 

「どうかなさいましたかモモンガ少将?

私も早く済ませてサカズキ中将の元へ戻りたいのですが」

 

 

「いや、何でもない。上からの命令ならば是非も無し、頼む」

 

 

「承知、では危ないので念のためこの船の海兵に貴金属を外しておくように伝達をして頂けますか?

感電すると不味いので」

 

 

「?分かった、伝えておこう」

 

 

モモンガは首をかしげていたが構わずミラは跳躍しマストの頂上まで辿り着く。そして腰に提げた軍刀を抜き剣先を空へ掲げた

 

 

「さァやろうか、オハラよ」

 

 

抜き払い、掲げた刀に赤い雷が走る。緋色の軍刀は血のようにその刀身を赤く染め上げ、漏れ出た雷は大気をひび割れさせるように広がった。

生じる衝撃波によって海が軍艦を中心に大きく波立ち、周囲の艦まで大きく揺れる

 

 

「(原作通りに事が進むなら彼等の命はここで尽きる、炎に焼かれて苦しむよりも一瞬で終わった方が幾らか楽だろう)」

 

 

ひび割れるように走る雷の亀裂がオハラの外周を覆う、雷の速度で行われるそれに島民たちが反応できるはずもなく、気が付けば島の四方八方に赤い雷の包囲網が張り巡らされていた

 

 

一旦軍艦からの砲撃が止み、つかの間の静寂がオハラに訪れたその後に

 

 

「………真祖神雷

さらばだ、オハラ…ッ!!」

 

 

死神の鎌が振り下ろされた

 

一瞬の間に天が輝き、オハラを丸ごと呑み込むような巨大な落雷が島へ襲いかかった。

島民たちは騒ぐ暇も無く、ただただ天を見上げてその運命を終えた

 

島を包む轟雷は未だ鳴り止まず、赤い雷の柱は天に向かってそびえ立っている。

まるでこの世の終わりのような光景を目撃し、呆気に取られる海兵達を尻目に役目を終えたミラはモモンガに軽く挨拶を済ませるとサカズキの元へと戻って行った。

 

 

帰り際、未だ赤い雷撃に包まれる島を背に、氷の道しるべを辿りながら必死にボートを漕ぐ1人の少女の姿がミラの目に映る。

 

ああ、生き残ったか

 

ミラは内心安堵のため息をついていた、自分というイレギュラーがあったもののどうやら原作通りニコ・ロビンは島を脱したらしい。

 

 

「生きろよ、きっと貴様は報われる」

 

 

そう微笑んでミラはサカズキの元へと急ぐのだった

 

 

 

 

「終わったか」

 

 

「ええ、ご命令通り生存者は0です。

アレを見れば生き残りなどいないのは一目瞭然でしょう」

 

 

そう言ってミラは未だ落雷に呑まれ赤い閃光に包まれるオハラを見やる、その光景を見たサカズキは納得したようにコクリと頷いて船内へと戻って行った。

 

 

「…………好奇心は人を殺す、か。

自由とは難しいな」

 

 

誰もいない甲板上でミラは小さく呟き、自分の行いを船の上から眺める事にした。

 

 

 

 

 

 

一連の光景を別の軍艦から双眼鏡で眺めていた者がいた。

彼はバスターコール発動の後、海軍によって保護され事の顛末を安全な所から眺めながらほくそ笑む。

 

オハラの連中の犯した罪、その贖罪

 

全て上手くいった。これで自分、果ては息子の代に至るまで己の地位は安心だろう。と

 

ただ唯一の心残りはあの娘を取り逃してしまったことだ。

あと一歩で完璧に事が進むはずだったものを…取り逃し歯噛みする

 

 

「まあいい、あの娘くらい後でどうとでもなる。

……で、あの落雷はなんだ。バスターコールであんな物が落ちてくるなんて聞いてないぞ」

 

 

問いかけるも側近の2人は知らないと言わんばかりに首を振る、疑問を解消するため更に傍らにいた少将へと視線を向けた

 

 

「あれはミラ准将によるものですね、最近海軍内でも噂になっている。

ガープ中将がとてつもない実力を持つ海兵を連れてきたとか。

私も彼女の力を生で見たのは初めてだが凄まじいですな、自然系(ロギア)の能力を保有する中将達にも劣らない。

彼女がいてくれれば海軍の正義も安泰でしょう」

 

 

自慢げに話す少将の話にひとしきり耳を傾けた後、双眼鏡で彼女の姿を探す、噂の准将は甲板の縁に腰掛けて稲妻の降り注ぐオハラを眺めていた。

 

 

「おお、かなり美人じゃねえか。

どっかの王族の娘と言われても納得するぜ。

息子の嫁に欲しいくらいだ」

 

 

そこまで言葉に出して男は考えた

 

あの女は将来きっと海軍を背負って立つような大物になる、それにあの美貌、完全に勝ち馬だ。

オハラの件があるとはいえ、自分の権力がいつまでも続くとは限らない。もしかしたら息子が将来大きなヘマをやらかして力が衰えてしまうかもしれないから。

そうなった時、海軍に少なからずパイプが必要だ。

ならばあの女を利用しよう、少将の反応を見るにあの女准将は海軍内でもかなり慕われている、そしてあの英雄ガープの見込んだ子だ。なら彼女に取り入れば……

海軍屈指の実力に中将のパイプ、可愛い息子の地位も安泰のものとなるだろう、あわよくば息子と結婚させて彼女の力も自分達のものに出来るかもしれない。

 

 

「へっへっへっ…そうと決まりゃ早速こじつけてやろう、五老星に連絡だ」

 

 

そう呟く正義の役人はまるで悪党のような笑みを浮かべて電伝虫の受話器を取った

 

この連絡によってある1人の男の運命がほんの少しだけ変わってしまうが当人はまだ知る由もない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくして政府の役人、スパンダインの手によってオハラで行われたバスターコールは無事終了した。途中予想外の反撃に会い、軍艦4隻の損失という問題は起こったものの結果的に学者の島、オハラは文字通り地図から姿を消した。

生存者は未だ0、だが唯一の生き残りが発見されるのはもう少し後の話。

途中火力不足の為急遽投入された海軍准将ミラによる一撃にて、本来焦土になるだけの筈だったオハラは跡形もなく消滅し、島に残る歴史は永遠に闇へ葬られる形となった。

 

これを機に海軍内でミラの実力は大きく見直され、再び昇進の話も持ち上がっている。

今最も次期大将に近いとされる自然系の能力者である3人の中将に勝るとも劣らないその力は海軍全体の知るところとなり、その美しい容姿も相まって秘密裏にファンクラブが出来ているとかいないとか。

 

そしてあの光景を映像電伝虫越しに確認し、祖龍の力を再認識した五老星は後に彼女をある特別な地位へと異動させることを決定する。

 

 

 

 

一方でミラのこの行いは、ある1人の少女にとって耐え難いトラウマを与える結果となってしまうのだった




麦わらの一味とミラが直接出会うのはエニエス・ロビー編の予定、それまでに色々フラグを建てとかないと


次回…閑話、もしくはスパンダムの受難

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