英雄と恋する少女の魔法学園   作:土人勇谷

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今回は拳助のお話です。


俺の……

街に出かけてから一週間たった頃久しぶりに仕事の依頼がきた。

俺の仕事は、街の外にいるモンスター討伐。それも普通のモンスターではなく

50メートルくらいありそうなドラゴンやスケルトンの群れ三万体くらいや

雷の狼など、街に被害が出そうな強力なモンスターの討伐が依頼される。

今回きた依頼は、街の近くの森に出る謎の闇の騎士だ。マニュアル街の貴族とその護衛が合わせて15人殺された。決して護衛が弱かったのではない、剣がすり抜けたりしてまるで亡霊のようだったらしい。ちなみにフュルには俺の

仕事について何も話していない。

 

「フュル。俺は明日仕事だから留守番頼む。」

 

「わかりました。拳助様の仕事ってなんなんですか。」

 

「それは…今はまだ言えないかな。」

 

そして明日の夜、森に入って闇の騎士を探していると。

 

「っ!あいつか?」

視界の奥にそれらしき影を見つけた。完璧に聞いていたとうりのやつだ。

確信するとポケットから黄色の結晶を取り出し、詠唱を始めた。

 

「《光よ今、この手に集いて、闇を葬れ》」

拳助は普通の詠唱を唱えた後にオリジナルを付け足した。

「《集いし光よ、獣となりて、敵を喰らえ》光魔、『フェンリルブラスト』」

目の前に魔法陣が現れ、拳に力を込めてその魔法陣を殴ると、雄叫びをあげた光のフェンリルが現れ闇の騎士に襲いかかる。

突然のことで反応が遅れた闇の騎士は、フェンリルに捕まりフェンリルが

爆発した。さっきまで闇の騎士がいた所には何もいなかった。周りにも気配を感じない。

「なんか、あっけなかったな〜。」

そう言い帰ろうとして振り返った時。

 

「ぐはっ!」

 

闇の騎士が後ろから剣で刺してきた。反射的に前に飛んだ俺は、

剣から逃れた。

「なんで生きていやがる」

 

「我が名は、アルトリウス。元王国の騎士だ。今はもう人間ではないがな。

我の命も後1つ貴様が我を殺せれば、力をやろう。」

 

「じゃあ行くぜ。《この手に纏え、雷神の拳》来い!!

『神器《ジン・グレイズ》』」そう唱えた後拳助の手には、雷が集まり

集結して行き、ついにまるで生き物の様な手になった。まず人間の手では

無い。

 

「ほう。お主も人間では無かったか。しかもそれは、普通の手では無いな。

ハンドレッドになるはずが、そんな生き物のような手になるとは。」

 

拳助の手は見た目的に言えば、双星の陰陽師のやつみたいな感じです。

 

「めんどくせぇのは、嫌いなんだ。すぐに決めさせて貰う。」

そう言った瞬間拳助は、アルトリウスの視界から消え背後に回った。

だが殴った瞬間、拳助の拳は、アルトリウスをすり抜けアルトリウスの剣は

剣助の胸を突き刺した。

 

「ぐはっ、てめぇ。ちっ、こうなったら。

《この手に集いし雷神よ、今かせを外し、我が体を、神と化せ》」

 

その詠唱をした瞬間、拳助に雷が落ち、拳助の体はどんどん変化して行き

ついには、紫の鎧を纏った拳助の姿があった。

 

「ちっ、これまで使わせやがって。時間がねぇ、一撃で決める。

《我に纏いし雷神よ、誠の神器を具現化し、神の一撃をいま下せ》」

 

空には雷が収束して行き、100メートルほどのハンマーになって行く。

 

「くらえ、《神器・トールハンマー》」

 

アルトリウスは、逃れたられず直撃をくらった。

 

「見事だ。」

 

それを最後の言葉に、アルトリウスは消滅していった。

 

そして、「クソが、やっぱり神纏いは、反動が大きすぎる。」

なんとか家にたどり着いた拳助は、扉を開けて意識が飛んだ。

 

フュルside

 

(いま、物音が。拳助様が帰ってきたのかな?)

フュルが玄関まで行くとそこにはボロボロになった、拳助の姿があった。




どうでしたか第4話?
いやー魔法の名前が浮かばなすぎて、死ぬかと思った。
それをでは第5話もお楽しみに〜。

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