英雄と恋する少女の魔法学園   作:土人勇谷

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はい。タイトルが変わったのご存知ですよね?
いや〜、今さっき冴えカノの最終回みましたよ。
おもしろいね。ということでどうぞ。




思いと想い

拳助は、いま学校の校庭にいる。剣のお礼として魔法を使った剣術を教えることになったのだ。マークの武器は、刃渡り90センチくらいの赤と黒のロングソードだ。持ち手には俺と同じトリガーが付いている。

 

「いつでもいいぜ。」俺がそう言う。

 

「わかった。」と言うとマークが詠唱を開始した。

 

「《契りを交わした、獣神よ、いま力を解放せよ》」

 

『白虎・纏い喰い』

纏い喰いとは、獣神の力を身体に纏わせる為に鎧として着ることだ。

 

「こっちも行くぜ。」先ほど手に入れたばかりの愛剣のトリガーを引き魔力を流し込む。剣から綺麗な水色の粒子が放出されて剣の周りに集まっている。

 

「くらえ《剣に集いし粒子よ》」

『粒子弾』剣に集まっていた粒子が固まって六個の球体になって拳助の後ろで待機している。

 

「省略詠唱かよ…流石だな。だが‼︎」

マークも持ち手のトリガーを引き赤い粒子が出て来た。

 

「《赤き炎よ、敵を撃て》」

『フレイムレーザー』魔法陣から炎のレーザーが飛んで来たのを拳助は、かわした。そしてすぐ近くに来ていたマークと剣術戦になった。いつの間にかマークの剣は蒼くなっていた。しばらく剣術戦をしていると拳助がマークから距離をとった。魔法と思ってマークが突っ込んだ。だが…

 

「逃すか‼︎」マークが追ってくる

 

「《ちげぇよ、バーカ》」

拳助は左の拳に力を込めてマークの腹を殴った。そして拳がマークに触れた瞬間、爆発してマークが吹っ飛ばされた。そして纏い喰いも解除された。

 

「参ったよ、拳助。」

 

「いい線行ってるぜマーク」

お互いに握手した。そうしてると観戦していたミュウとフュルがこっちに来た。

 

「さすが拳助だね〜。マークも結構良かったよ。」

 

「拳助さんもマークくんも凄かったです。」

 

「ありがとう。」マークが言う

 

「今からどうする?もう一戦しても良いがマークも疲れただろ?」

 

「そうだな。じゃあ今日は解散で」

 

「おつかれー」

「おつかれ様です。」

 

「じゃあ俺たちは、帰る。じゃあな。」

「バイバーイ」とフュルと拳助が帰って行く。

「あ、ちょっと待ってて。」とフュルが言うので「分かった」と返した。

 

「ミュウちゃん、はいこれ。」とミュウに紙を渡して戻って来た。

「何渡したんだ?」「ひ・み・つ♡」何か気になったが詮索は辞めた。

 

 

(なんだろこれ?)「ハッ‼︎」ミュウが顔を真っ赤にした。フュルから渡された紙には『積極的に』と書かれていた。

 

(も〜う。フュルちゃんったら。でも…)

 

「じゃあ、ミュウ送っていこうか?」

 

「あ、うんありがとう。」

(やっぱりチャンスは今日しかない。)

 

「じゃあ、行くか。」

(やっぱり俺の事苦手なのか?)

 

そうして2人は、帰路についてゆく。そしてミュウの家まであと5分ほどのところで

 

「マ、マークくん話があるの。」

ミュウが真剣な顔でそう言ってきた。

 

「お、おう。どうした?」

(やっぱり俺なんかしたっけ?)

そしてミュウは、大きく深呼吸して…

「わ、私マークくんのことが好きです‼︎」

 

「え!?あ、え?」

マークは、唖然としている。しかしミュウは、顔を真っ赤に染めながらも真剣な表情をしている。

 

「だから付き合って下さい‼︎」

(やっぱりダメだったかなぁ。)

そうして10秒ほどたったところで

 

「俺で良いのか?気の利いたことはできないし剣の事しか分からないけど。」

 

「良いんです‼︎そうゆうところが好きなんですから。」

 

直球に言われてマークは、ちょっと照れる。

 

「こんな俺で良いならよろしく頼む。」

そう言うとミュウの表情がパァーっと明るくなり

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

「あ、でも…浮気したらどうなるか分かってるよね?」

 

マークは、ミュウの背後からとてつもない殺気を感じた。

 

(浮気したら絶対殺されるなこれ。)

マークは、絶対に浮気しないと心に誓った。

 

 




今日は、短くてすいません。次は長くするんで許して下さい。
それじゃあまた次回。

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