花の魔法使い(ロリコン)の恋物語   作:ジャック・ザ・リッパー

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書きたくなったから書く。
文才はないが、やる。感想ほしい。


光源氏計画始めます

高町なのはは、一人で過ごしていた。

 

家のお店がオープンし忙しく成ったと同時になのはの父である高町士郎が大怪我をして入院したのだ。父がいなくなったことで、家族はその穴を埋める為に必死に働いているのだ。しかし、幼い高町なのはには何もできず、家族の迷惑にならないようにただ一人で居ることしか出来なかった。

 

そんななのはに、一人の男の子が話しかけてきた。

 

「君、一緒に遊ばないか?」

 

「だ、誰ですか?」

 

「僕は、「踏み台が!なのはちゃんにちょっかいかけんな!」」

 

「グヘッ!」

 

「!?」

 

話しかけてきた男の子は、走ってきた女の子にドロップキックされて吹き飛んだ。ドロップキックを放った女の子は、男の子に馬乗りになり胸ぐらをつかんできた。

 

「踏み台、なのはに何しようとしてたんだ?ああん?」

 

「嫌、僕はなのはと友達になろうと「間抜けは見つかったな!転生者以外に初対面でこの子がなのはだとわかるやつは居ねえんだよ!」嫌、君がなのはって―」

 

「そう考えたってか?五歳の子供にそれを理解できるほど頭の良いやつは同類しかいないわ!この間抜け!」

 

その後女の子と男の子は、殴り合いになっていた。いきなり現れて喧嘩を始めたなのはは、怖くなってその場を離れることにした。

 

このまま家に帰ろうとしたとき、曲がり角で誰かとぶつかった。ぶつかって転けたなのはは泣きそうになったが、泣くことはなかった。

理由は、目の前に沢山の色が押し寄せてきたからである。

 

「大丈夫、怪我はないかい?」

 

その色に気をとられたなのはの意識は、覚醒した。そして、目の前の沢山の色が花だと知ることができた。花の主は、なのはに質問をしてくる。

 

「見たところ怪我はないみたいだけど、痛いところとかは無いかな?」

 

「あ、大丈夫です。」

 

「そうかい、それは良かった。この花を運んできたのは良いのだけど、沢山あって回りが見えづらくてね。君、名前は?」

 

「高町なのはです。」

 

花束をずらして現れた顔は、自分と同じくらいの少年の顔だった。その少年は、笑いながら話しかけてきた。なのはは、まだ落ちている花を拾い少年に渡した。すると、少年はなのはに半分も花束を渡した。

 

「拾ってくれてありがとう。お礼に花をあげよう。」

 

「えっ!?でも、この花って誰かにあげるとか、買ったものなんじゃ―」

 

「問題ないよ。実は魔法で作りすぎてて、どうしようか悩んでたんだよね。」

 

「えっ?」

 

「あ、しまった。」

 

少年は、うっかりしたという顔をして口に手を当てる。高町なのはは、魔法という言葉を聞いて少年に興味が出来てしまったのだ。

 

「あなたは、魔法使いなんですか?」

 

「......はぁ、ばれてしまったなら仕方がない。僕は桜庭優花、花の魔法使いさ。」

 

「花の、魔法使い?」

 

「ああ、本当かどうか知りたいならついておいで。」

 

少年は、なのはに背を向けて歩いていく。高町なのはは、魔法使いと名告る少年についていった。

 

 

 

 

 

 

 

かなり歩いたが、ついた場所は海の見える広場である。少年は振り返り、花を近くのベンチに置いた。

 

「さて、人もいないので『種はあるけど仕掛けはない魔法』を見せてあげよう。」

 

少年は、ポケットから花の種を取り出してなのはの周りに蒔き出した。そして、

 

「花の魔法使い、桜庭優花が命じる。花よ、咲き乱れよ。」

 

次の瞬間、なのはの周りには沢山の花が咲いた。

 

「わあぁ!!」

 

なのはは、目の前の少年が一瞬で花を咲かせたことに驚きを隠せずにいた。なのはは、座り込んで花の匂いを嗅いだ。花の良い匂いがした。

 

「広場に勝手に花を咲かせると怒られるから、摘むのを手伝ってね。後、僕が花の魔法使いだというのは、みんなには内緒だよ。」

 

「うん!」

 

その後、高町なのはと花の魔法使い桜庭優花は、花の王冠などを作ったりして遊び、高町なのはは久しぶりに笑顔を取り戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、桜庭優花。自称花の魔法使いである。

先ず、僕は魔法を使えないし魔法使い等ではない。少し特殊な能力をもって転生しただけの普通の少年である。

 

能力の名前は『能力開発』(スキルメーカー)

 

名前の通り能力を作る能力である。

花の魔法使いを名乗るのは、この能力を使って作った能力『以下省略』(シャットアウト)の実験対象が花の種だっただけだ。実験は成功、過程を飛ばす能力は成功し花は咲いた。

実験は終わったので、本題に移ろう。

 

作戦名『光源氏計画』

 

簡単に言うと、ロリっ子ハーレムを作るぜ!である。

僕は、世間一般で言うロリコンと呼ばれる人種である。転生した世界が、まさかのリリなのというロリコン大歓喜の世界なのだ。原作の内容は重いが、そこは僕が救うことができれば万々歳である。

 

今日は、まさかの可愛いロリと出会ってしまった。しかも高町なのはと名乗るではないか!僕は、彼女の興味を引くにはどうすれば良いのかを考えた。そして、

 

「僕は桜庭優花、花の魔法使いさ。」

 

自分が魔法使いだと言った。魔法は使えないが、それっぽく能力を使えば問題ない。

 

「花の魔法使い、桜庭優花が命じる。花よ、咲き乱れよ。」

 

呪文を唱えるように能力を発動させ、花を咲かせた。高町なのはは、笑顔を見せてくれた。これで掴みはバッチリである。後は、少しずつ好感度を上げて僕好みの女の子に育てよう!

 

この主人公、ろくでなしである。




人物紹介

男の子

本来、オリ主に成る予定だった。だが、作者のとある事情でボコボコにされる不憫枠である。見た目は、エミヤ君(ショタ)。

女の子

本来、女オリ主に成る予定だった。だが、作者のとある事情でボコボコにするキャラになった。見た目は、めぐみん(ロリ)。

桜庭優花

今作の主人公。前世からの筋金入りのロリコン野郎。本人曰く、「小学生の時から小学生が好きだし今でも好きだ。恋愛対象が変わっていないだけさ。」らしい。見た目は、某屑魔法使いをプロトタイプの川澄ボイスでセイバー顔にしてショタにした感じ。

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