Fate/Game Master   作:初手降参

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Knight among knights

 

 

 

 

「ネロさん!! ネロさんじゃないですか!!」

 

「ん、その声は……何処かで聞いたような、そうでもないような……」

 

「ほら、マシュ・キリエライトです!! 覚えてませんか!? ゾンビとか、ゾンビとか、あとオルタ化した神祖とか!! ……あっ、ローマの時は生身でした」

 

 

フリフリ衣装の音痴は取り合えずジェロニモとかに任せて、ロビンフッドと黎斗、そして信長と共にもう片方の声の方に歩いていったマシュは、探していたがかつてローマで共闘したネロ・クラウディウスその人だと気づいた途端に駆け寄った。

しかしすぐに、彼女はあまり自分達との事を覚えていないと気づく。ネロはマシュを思い出そうと頭を捻ったが、思い出せそうに無かった。

 

 

「神祖、ローマ、うっ、頭が……まあよい、やはり一度何処かで会った気がするな。であれば信用に足るの」

 

「ああ、良かった」

 

「というか、マシュ・キリエライトだったか? よい顔をしておる、好みだ!! ……で、何か用かの?」

 

 

ネロにそう聞かれ、マシュは現在の状況と、ネロが必要な旨を説明しようとした。したのだが……邪魔が入った。

 

 

「……失礼するぞ」

 

「!?」

 

 

会話を遮って現れたのは非常に筋肉質な、ドリルのような剣を持った男だった。

黎斗は危険を察しその場から数歩下がる。

 

 

「貴方は……?」

 

 

マシュが男に声をかけると、その男はマシュを、そしてネロに信長を見比べて少しだけ唸った後に答えた。

 

 

「我が名はフェルグス。かつて赤枝騎士団で禄を食んでいた者よ。……本来なら食事にでも誘いたい面子が揃っているようだが、込み入った事情があってな……問答無用で、お前たちを殺す」

 

「……!?」

 

 

唐突に放たれた殺人予告。ネロが得物に手を伸ばす隣で、マシュはプロトガシャットギアデュアルBを取り出した。

 

 

「黎斗、あいつは何なのじゃ?」

 

「アイルランドの英雄、フェルグス・マック・ロイ……その手に持つは大地を切り裂く剣カラドボルグ」

 

 

数歩下がった位置にいた信長が、黎斗から軽く説明を受ける。そして彼女は、黎斗からガシャコンバグヴァイザーL・D・Vを手渡された。

 

 

「おおっ、また使っていいのか!?」

 

「ただしガシャットはメンテナンス中だ、我慢しろ……不快だが、相性の悪いガシャットの直挿しよりかは、これを使った方が火力が出るらしいからな」

 

 

手渡されたそれをしっかりと握り締めた信長は、スキップしながらマシュに並び立つ。その手にはバグヴァイザーが握られていた。

 

 

「恨むなら、俺だけを恨め。何しろ、お前たちを我欲で殺すのだから。……出てこい、誇り高き騎士達よ!!」

 

 

フェルグスがそう叫ぶと、地面から沢山の騎士が呼び出される。各々は取るに足らずとも、纏まればサーヴァントとも渡り合える、そんな戦士が集まっていた。

 

 

「あっちゃあ……数多すぎるなぁ、こりゃサボれませんわ」

 

 

ロビンフッドがぼそりと呟く。彼の数メートル前、フェルグスの正面に立った三人は、既に声を上げていて。

 

 

「変身!!」

 

『Transform Archer』

 

 

まず変身したのはアーチャー。それに続くようにマシュもプロトガシャットギアデュアルのギアを捻る。

敵は近距離を得意とする戦士、場所は建物が密集した場所、共闘する仲間も多い……それらを考慮して、彼女は前回とは反対にそれを回した。

 

 

Britain warriors(ブリテンの戦士)!! Knight among knights(騎士の中の騎士)!!』

 

 

そして彼女は、再び光に呑まれていく。

 

───

 

 

 

 

 

「……また、ガシャットの中……ですか」

 

 

マシュは気付けば、また白い空間に佇んでいた。

今度はもうここに何がいるのかも分かっている。取り合えず彼女らを探さないと……そう思い、歩き始めようとしたマシュは……言いようもない悪寒を感じた。

 

 

「──動くな」

 

「っ!?」

 

 

首筋にひやりとした物を感じる。

 

剣だ。視界の端に捉えられる銀色がそう告げていた。

 

 

「あなた、は、誰ですか?」

 

「モードレッド。オレはモードレッド」

 

「モード……レッド……」

 

 

確かロンドンで名乗るや否や殺されたサーヴァントだったはずだ。そう考えるマシュ。彼女には、どうして己が剣を向けられているが分からない。

 

 

「マシュ・キリエライト。お前は自分が何をしたのか分かっているのか?」

 

「……?」

 

 

そんな事を言われても何ともしようがない。そもそも心当たりが無いのだから。

しかしそれを口に出すのは憚られた。それだけの怒りが、背後から伝わってきていた。

 

 

「お前は盾野郎を中に入れときながら、どうして、こんな物(ガシャット)に頼るんだ!! お前は今、父上の──」

 

「──止めなさいモードレッド」

 

 

突然聞こえてきた第三者の声。モードレッドはそれを聞いて、しぶしぶ剣を下ろす。

ようやくマシュは振り返ることが出来た。そこに立っていたのは、モードレッドと……見覚えの無い青い服の剣士。

 

 

「貴女は……」

 

「……サーヴァント、セイバー。アーサー……いや、アルトリア・ペンドラゴン。……冬木で迷惑をかけていた、黒いセイバーです」

 

「……!!」

 

 

そうだ。彼女も最初の特異点で黎斗がゲーム病に感染させていた。いない筈が無いのだ。

マシュはそこまで思いだし……

 

 

「……っぐ……!?」

 

 

激痛を感じた。丁度、かつてローマで感じたような。

頭が割れるように痛い。痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い。

霊基が何かを訴えている。何かを叫んでいる。だがマシュにはそれが何なのかさっぱり分からない。

 

 

「が、あ、あああああっ……!!」

 

 

たまらず白い空間に倒れ込んだ。

視界が暗くなっていく。耳が遠くなっていく。五感が薄れていき、マシュは今にも壊れそうで。

 

 

「─────!!」

 

 

叫んでいるのか、それすらも分からない。ただマシュは踞り、何かに耐えていた。

 

 

「──」

 

「────?」

 

 

薄れていく触覚で、アルトリアが己に触れている、と辛うじてマシュは感じることが出来た。

何かを言っているのだろうか、それすらも彼女には分からなくて。

それでも……痛みは少しずつ引いてきた。

 

 

明るくなり始める視界の中で、剣を空間に突き立てたモードレッドと何処か申し訳なさそうなアルトリアが見えてくる。この中に居るのだろうあと二人……殺人鬼と優男の別人格は見えなかったが、マシュにそんな事を気にしている余裕は無かった。

 

 

「──ッド、いや、マシュ・キリエライト……私達の力を()()()貸し与えます。……私は貴女を縛るのは望まない。貴女のやりたいようにやってください」

 

 

聴覚が突然戻ってくる。マシュには、アルトリアが言っていることの半分も理解できなかったが、協力してくれる、とは感じられた。

 

 

「……父上がそう言うなら仕方無いが……盾野郎の気持ちも汲んでやれよ。ま、もう人格は無いっぽいが」

 

「盾野郎……?」

 

「分からないか? ギ──」

 

 

そこまで聞こえた所で、マシュは光に包まれて。

 

───

 

 

 

 

 

「……今のは」

 

 

意識を取り戻したマシュは、呆然としてガシャットを見ていた。さっきまで黒かったそれは、何かが剥がれ落ちるような音と共に、酷くくすんだ銀色になっている。

 

 

「でも、今は……」

 

 

目の前では、既に変身を終えたアーチャーが飛びかかろうとしていた。ネロもその刀身に白銀の炎を纏わせている。

止まってはいられない。

 

 

「……変身」

 

『Dual up!! We protect our kingdom(我々は祖国を守る)!! knight among knights(騎士の中の騎士)!!』

 

 

甲冑が姿を表した。それはシールダーに覆い被さり、強化する。

 

その身は鉄に覆われて。左手には少し小さくなったいつもの盾があり、腰には幾らかのナイフと共に勲章が見え隠れする。

 

 

「……来てください」

 

『ガシャコン カリバー!!』

 

 

そして右手には、あの空間の中でアルトリアやモードレッドが持っていた剣のような物が、確かに握られた。

 

 

「行きますっ!!」

 

 

己を鼓舞するように一つそう言う。そして次の瞬間には、シールダーはフェルグスと鍔競り合っていた。

 

 

   カキンッ

 

「ほう、佳い体だと思っていたが、それだけでなく中々の勇者と見た。何者だ?」

 

「仮面ライダーシールダー、ナイツゲーマー……!!」

 

   カキンカキンッ

 

「私は、私の我欲で人理を救います。邪魔を……しないで下さい!!」

 

 

風が吹き荒れた。フェルグスは剣圧に思わず飛び退き、そこにアーチャーが何発も弾を撃ち込む。

 

 

「ええい、わしも混ぜろ!!」

 

「うむ、余も戦わせるがよい!!」

 

「信長さん、ネロさん……」

 

 

三人が並び立った。

各々が武器を構え、敵のほうにそれを構える。

 

 

「ハハハハ!! 良いぞ、良いぞ!! 命をかけて、かかってこい!!」

 

「「「……ええ!!」」」

 

 

「……よくもまあ、簡単に命賭けるとか言えますねぇ」

 

 

それと時を同じくして、ロビンフッドは三人を横目に見ながら、ケルト兵相手に弓を引いていた。黎斗は彼の隣に立ちながらシールダーを観察する。

 

 

「ふむ……ガシャコンウェポンは作っていなかった筈なのだが。出てきたカリバーにもスロットこそあるが、ボタンの換わりに音声認識装置がついているように見える……まさかガシャットが勝手に生成したか?」

 

「オタク考え事してる暇は無いんじゃないかな!! どんどん敵沸いてきますけど!?」

 

「分かった分かった、少しは助力しよう。所で、お前の騎乗スキルはどの程度だ?」

 

「そんなのねえよ……」

 

「……知ってた」

 

『爆走 バイク!!』

 

 

黎斗はそのような会話をしながら、ここまで無事な数少ないガシャット、爆走バイクを起動し、バイクゲーマに跨がる。

そして、ロビンフッドを後ろに乗せた。

 

 

「もう少し近くで戦いを観察したい。後ろに乗せてやる、邪魔な奴等を始末しろ」

 

「はいはい」

 

───

 

「ふーん、で、私の協力が欲しいの?」

 

「そうだな。すまないが協力してくれ」

 

 

それと同時に、残された方は音痴のランサー、エリザベートを仲間に引き入れようとしていた。というか引き入れた。

 

ケルト倒さないと満足に人が来ない……的な事を言えば直ぐに協力を確約してくれたのだ。ちょろい。

 

 

「じゃ、よろしくね皆!!」

 

「……簡単すぎて逆に不安になってきたが」

 

「何かあったらそく処分しよう」

 

───

 

「はあっ!!」

 

   カキンカキンッ

 

 

シールダーは未だにフェルグスと斬りあっている。しかし三対一という事もあってかフェルグスは弱り始め、拮抗は崩れつつあった。

 

 

「ひゅー、オタクの所の嬢ちゃんやるじゃないか」

 

「私の神の才能がそうしているだけだ。そら、右からまた兵が来るぞ」

 

「はいはい……よっと」

 

 

バイクの上でケルト兵を射抜くロビンフッド。そんな彼の視線の先では、シールダーがエナジーアイテムを取得していて。

 

 

『マッスル化!!』

 

「はあっ!!」

 

   バキッ

 

「ぐっ……!?」

 

 

それによって筋力が一時的に強化されたシールダーのガシャコンカリバーが、フェルグスのカラドボルグをある程度凹ませる。

そしてそれと同時に、アーチャーの弾丸が全方位から撃ち込まれた。

 

 

「決めるぞマシュ!!」

 

「ええ、行きましょう!!」

 

『Noble phantasm』

 

 

ネロが宝具の用意を調え、シールダの隣で剣を構える。そしてシールダーはそのカリバーにガシャットに装填し、それを目の前で構え、力を籠めた。

 

 

「謳え!! 星馳せる終幕の薔薇(ファクス・カエレスティス)!!」

 

風王鉄槌(ストライク・エア)!!」

 

「──!!」

 

 

ガシャコンカリバーがシールダーの叫びに合わせてその宝具の鱗片を再現する。ガシャコンカリバーを包むように暴風が巻き起こる。

そして。

 

 

   グシャッ

 

「がぁっ……ふぅ、ぅ……はは、やられてしまったな」

 

 

フェルグスの右半身を吹き飛ばした。彼はカラドボルグを大地に突き立て立っているが、もう戦闘力は失せていた。その証拠に、彼は光に還ろうとしている。

シールダーは変身を解き、去り行く彼に質問を投げ掛けた。

 

 

「待ってください。……シータ、という女性を知りませんか? ラーマという男の妻なのですが」

 

「ん? ……ふむ……確かにいたな。あの作戦は不快だった……」

 

 

何かを考えたように首を捻り、そして言葉を続けるフェルグス。それは一行の目的地の一つを的確に示していた。

 

 

「……西へ戻れ。アルカトラズ島、そこに彼女はいる」

 

「アルカトラズ……!?」

 

 

アルカトラズ。脱出不可能と唄われた監獄。マシュは戸惑うが、彼の言葉を信じようと決めていた。

 

 

「……信じる外はありません。信じましょう」

 

「はは、綺麗な目の女よ。ここで帰るのが惜しいなぁ……はは、はははは!!」

 

 

そこまで言って、フェルグスは光の粒になり果てた。

 

───

 

その夜。

 

 

「さて、ここからはとうとう二手に別れることになるな」

 

 

空き家の一つにあったテーブルを囲んで、一行は細やかな休息をとっていた。現在の北米大陸の地図を広げて、ジェロニモが状況を整理する。

 

 

「アメリカの拠点の殆どは既に壊滅、占拠されているな。彼らの拠点はワシントン。そこに本陣があると睨んでいる。首都を占拠するのが、国家にとって最も屈辱的だからな」

 

「……」

 

「……この混乱した戦場なら、我々のような少数でもある程度動ける。我々の勝利方法は、特定のサーヴァントを暗殺すること、それ以外に無い」

 

 

そう言うジェロニモ。殆どのサーヴァントはそれに耳を傾け黙っている。黎斗はどや顔で腕を組んでいた。

 

 

「一方はナイチンゲールと共にラーマを治療するためアルカトラズへと向かってもらう……私としては、マシュと黎斗、そして彼のサーヴァント達にナイチンゲール、ラーマ……あと、バランスを考えてエリザベートと共に向かって欲しいのだが」

 

「私達を向かわせる理由は何だ?」

 

「……君たちは最後の一手だ。我々が彼らを殺せればそれでよし、出来なければ後を託す」

 

 

そう語るジェロニモ。やはりほぼ全員が頷く中で、一人だけ異を唱える物がいた。

 

 

「……いえ、私は暗殺側についていきます」

 

「……何故だ?」

 

 

マシュだった。ジェロニモは心底意外そうな顔で彼女を見る。

 

 

「そもそも、ジェロニモさんの理屈は微妙に筋が通っていません。暗殺を絶対に成功させる、もしくは犠牲ゼロで逃亡する事が出来る、という前提の元でなければ、態々戦える人を減らしにいくのは愚作でしかない」

 

「……」

 

「今回の敵はケルト、そしてその親玉はクー・フーリンだと見るのが妥当でしょう。その場合、相手は確実にゲイ・ボルクを持っている。例え暗殺に成功したとしても、それを使われて全滅になってしまえば、結局不利なままです」

 

「……じゃあどうして、自分も行く、と言った? その理屈なら、共にアルカトラズに行くべきではないのか?」

 

「いえ……私が、いや、私達が行けば、ゲイ・ボルクへの対策が可能だからです」

 

 

何も知らない人から見れば、マシュの言動は大言壮語も甚だしい……と映っただろう。しかし、黎斗は彼女の後ろで肯定の笑みを浮かべていた。

 

 

「ああ……彼女が変身したときに辺りに撒かれるエナジーアイテム、あれはサーヴァントも使用可能だ。効果は様々、透明化や高速化等のサーヴァントにもよくあるものや……巨大化、縮小化、分身に逆転……例え狂王だろうと、殺せる」

 

「……」

 

「あとついでに言うと、マシュ・キリエライトは一応私のサーヴァントだが、それと同時に半分サーヴァントではない。その為極度の単独行動にも普通のサーヴァントよりは耐えられるし、仮面ライダーになればその辺りのデメリットは全て消え去るようにしている。君達についていっても何ら問題は無いが」

 

 

そう言う黎斗には、妙に自信があった。ジェロニモは反論するつもりも無くなって、マシュを受け入れる。

 

 

「分かった分かった……じゃあ、マシュを暗殺部隊に入れておこう、それでいいな?」

 

───

 

しばらく後。

 

 

「……」

 

 

黎斗は外に立っていた。何をするでもなく、ただ上を見上げていた。

 

 

「……さっきは、ありがとうございました」

 

 

マシュがいつの間にか、黎斗の隣に立っていた。数日前までは考えられなかった光景だった。

 

 

「構わないさ。私だって騒音の元にはしばらく離れていて貰いたかった所だったしな」

 

「……」

 

「……」

 

「……やっぱり、私は貴方が嫌いです」

 

「別に好かれるつもりは無い」

 

「ええ。でも……嫌いは嫌いですが、今なら、まあ何とか協力したいと、そう思っています」

 

「それ今までと何か変わったのか?」

 

「……」

 

 

そう話す二人はやはり噛み合っていなくて……それでも、マシュはそれでいいと思えていた。結局彼とは分かりあえないのだろうが、それでも寄り添うことは出来る。

見上げる星空は冷たく瞬いていた。

 

マシュはさらに口を開く。

 

 

「……この特異点を攻略したら。攻略したら……一度、本気で黎斗さんと戦わせて下さい。戦いたいんです。私が、私を整理するために」

 

「特異点はまだ終わっていないというか、まだ半分程度なのに、随分自信があるじゃないか」

 

「ここで疲れてたら、残りの二つで駄目になりますから」

 

「……それもそうだな。……いいだろう、これが終わったら……神の才能の何たるかを教えてやる」

 




B面……ブリテンウォリアーズ『騎士の中の騎士編』

イギリスを舞台に、騎士となって自由に行動し国を守るゲーム。正々堂々としても闇討ちに走るも自由。アクション要素とクエスト要素を兼ね備えたゲーム……という設定

ガシャコンカリバー……B面使用時に発生する剣。ガシャット内の英霊の力が籠められており、これにガシャットをセットして音声認識部に使いたい宝具の名を言えば発動できる。
ただし今のところアルトリア以外の円卓(とはいえモードレッドだけだが)の宝具は使えず、また身の丈に合わない強さの宝具を使うと発動前に気絶する。

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