薔薇の皇帝と秘書   作:鉄血

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うん投稿です。
ネタがあまりないなぁ。(番外編はばんばん思い付くけど)
今回は短いですはい。


聖女とは一体?

ランサーにクラスチェンジしたソーマはジャンヌの顔を見てあることを思い出した。

 

「マスター、そういえば話したい事がある」

 

「何?」

 

「其処の金髪の・・・あージャンヌだっけ?似たようなヤツを捕まえたんだが俺がいた場所に置いて来ちまったから、一緒に来てくれるか?がんじがらめに絞めて置いたから大丈夫だと思うが・・・」

 

「それってもしかして・・・」

 

どうやら立香も知っているようだった。

 

「知っているなら話は早い。ならさっさと回収して知っている事を話させよう」

 

「わかった。エミヤとX、ジャンヌとクーフーリンは此処で待ってて。ソーマさん達と一緒に行くから」

 

立香はそう言うとソーマとネロ、マシュと共にジャンヌオルタが縛られている場所に向かった。

 

歩いている間、立香はソーマに今まで何をしていたのかを聞いていた。

 

「ソーマさん、初めは何処にいたの?私たちと一緒に居なかったから不安だったけど・・・」

 

「いきなり空中にレイシフトして、死にかけた。ダウィンチと一緒に作ったあれがなかったら即死んでただろうが・・・」

 

「へぇ・・・そんな事があったんだ・・・他には?」

 

「あー・・・城に潜伏して中の様子を探ってたらあのジャンヌそっくりなヤツがいて暗殺失敗して追いかけられるわ、池堀に落ちて湖に流されるとかしたな・・・」

 

「た、大変な目にあっていたんだね・・・」

 

「おう、おかげで今じゃこの結果になってんだけどな・・・・っと、もうすぐだ」

 

ソーマがそう言うとそこには確かに昼に町を襲ったあの黒いジャンヌの姿があった。

 

「コイツを捕まえた訳だが・・・まぁマスターの顔をみる限り知っているみたいだな?」

 

「うん・・・昼過ぎに町を襲ったのを覚えてる」

 

立香がそう言うと黒いジャンヌはソーマを見て言った。

 

「アンタ・・・コイツらの仲間だった訳?」

 

「ああ、それだからどうした?」

 

「ふん・・・まぁいいわ。コイツがいるって事はあの聖女も居るんでしょ?」

 

「まぁ、いるな」

 

「ふん・・・どうせ私は縛られているし逃げられないから好きにしたらいいわ」

 

ジャンヌオルタはそう言ってそっぽを向いてしまった。

 

するとマシュはソーマに言った。

 

「何か、町にあった時と比べて丸くなった気がします・・・」

 

「確かに・・・大人しくなったな。さっきまでとは大違いだ・・・!!」

 

ソーマは言ってすぐさま槍を後ろに振るった。

 

しかしその槍は硬い何かで跳ね返されたかの様に高い音をたて、弾き返された。

 

「マスター!!敵だ‼」

 

立香が振り返るとそこには亀のような甲羅を持つ巨大な生物と隣には十字の形をした杖をもつサーヴァントがいた。

 

「なんだありゃ?亀?」

 

ソーマが言うと亀みたいな生物の隣にいたサーヴァントが答えた。

 

「いいえ、違いますよ。こちらはタラスクです」

 

「タラスクね・・・そう言うアンタは・・・聖女か?」

 

「いいえ私はマルタ、ただのマルタです」

 

「マルタだって!?」

 

するとドクターが叫ぶようにして言った。

 

「ドクター・・・何か知っているか?あのサーヴァントの事」

 

「うん・・・彼女は怪物タラスクを倒したといわれ後に聖女といわれた人だ。そしてサーヴァント唯一のドラゴンライダーだ」

 

「つまりあの亀みたいなヤツがドラゴンだと?」

 

「うんそうなるね・・・」

 

「で・・・どうやってあの怪物を倒したんだ?」

 

「対話したとも言われているし、素手で倒したとも言われているね・・・」

 

「・・・・・なるほど、ステゴロ女か」

 

ソーマがそう言うとマルタと呼ばれたサーヴァントから怒号が聞こえた。

 

「だーれがステゴロ女ですってぇ!!!」

 

そう言ってマルタはソーマを殴り飛ばした。

 

「ぐぼぁ!!!???」

 

ソーマはそのサーヴァントの鉄拳をモロにくらい一撃でノックダウンした。

 

そして後から目が覚めたソーマはこう言う。

 

「聖女にロクなやつがいねぇ」と・・・

 

 

 

 

 




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