遊戯王VRAINS 幻影の咆哮~青き天使との日常~   作:kajoker

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第28話です!

最近、インフルエンザが流行ってますね…作者も、もしかしたらアウトかもしれません…

それはさておき、今日カードショップに行ったらトポロジックトゥリスバエナがシングルで売ってたのでさっそく買いました!

今、トゥリスバエナをどのデッキに入れようか悩み中です…やっぱりリボルバーさんのデッキに入れるべきだろうか…?

まぁ、後々考えますかね…それでは、本編をどうぞ!



第28話 消失するサイバース

「私のターン、ドロー!」

 

 

 

 

リボルバー LP4000

手札2→3(内1枚スニッフィングドラゴン)

 

場 EXモンスターゾーン ツイントライアングルドラゴンLINK2(ATK1200)リンクマーカー下/右

 

メインモンスターゾーン 弾帯城壁龍《ベルトリンクウォールドラゴン》守備表示(DEF2100→2400)ウォールカウンター×2

 

伏せなし

 

Pゾーンなし

 

フィールド魔法 天火の牢獄

 

 

 

playmaker LP4000

手札2

 

場 EXモンスターゾーン エンコードトーカーLINK3(ATK2300)リンクマーカー上/下/右下

 

メインモンスターゾーン バックアップセクレタリー守備表示(DEF800)

 

伏せ1

 

Pゾーンなし

 

 

 

Phantom LP4000

手札1(EMレインゴート)

 

場 EXモンスターゾーンなし

 

メインモンスターゾーン クリアウィング・シンクロ・ドラゴン攻撃表示(ATK2500)

 

オッドアイズ・ファントム・ドラゴン攻撃表示(ATK2500)

 

伏せ2(内1枚補給部隊)

 

Pゾーン オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン(スケール1)

 

オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン(スケール8)

 

フィールド魔法 天空の虹彩

 

 

「この瞬間、ベルトリンクにウォールカウンターを一つ乗せる」

 

「残念だけど、そうはさせないよ!クリアウィングの効果発動!レベル5以上のモンスター効果が発動した時、その発動を無効にして破壊する!さらに、破壊したモンスターの攻撃力分だけクリアウィングの攻撃力をアップする!」

 

「何!?」

 

 

「いくよ!ダイクロイックミラー!」

 

クリアウィングの効果により、ベルトリンクが破壊され、フィールド上から居なくなった。

 

これで、ロックコンボの一部は突破できた…後は天火の牢獄を何とかできれば…

 

「…ベルトリンクの攻撃力は0、よってクリアウィングの攻撃力は上昇しない…でも、これでロックコンボの一部は崩したよ!」

 

 

「フッ、さすがだな…まさかこうも早い段階でベルトリンクが破壊されるとは…」

 

 

リボルバーは、まるでこうなることを予測していたかのように、余裕の笑みを浮かべていた。

 

「こうなるって予測していたのか?」

 

「あぁ、そう予測していた…だが、まさかこうも早い段階とは思っていなかったがな」

 

リボルバーはそう言いながら、楽しそうに笑った。

 

「さぁ、続けるぞ!私は手札から魔法カード、『カップオブエース』を発動!対象とする相手はPhantom、お前だ」

 

「…リボルバーも『カップオブエース』を使うのかよ!」

 

いや、葵はまだわかる…正直、相手にドローさせてもトリックスターにとってはそこまでデメリットはないしな。

 

リボルバーの場合は相手にドローさせちゃったらデメリットしかない気がするんだが…

 

俺がそんなことを思っていると、リボルバーがコイントスを行い、表が出た。

 

「結果は表、よって2枚ドロー!」

 

リボルバー手札3→2→4

 

「やはり、このカードは表さえ出れば、強力なドローソースになるな…Phantomが好んで使用するのも理解できる」

 

「あはは、俺としてはネタがパクられたみたいで複雑だけどね…」

 

本当に、みんなカップオブエース使いすぎじゃないか?まぁ、俺も他人のことは言えないけどな。

 

「フッ、ではいかせて貰おう!私は手札から『オートヴァレットドラゴン』を召喚!そして、現れろ、我が道を照らす未来回路!アローヘッド確認、召喚条件はトークン以外のモンスター2体以上!私はリンク2の『ツイントライアングルドラゴン』と『オートヴァレットドラゴン』をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!現れろ!リンク3、『スリーバーストショットドラゴン』!!」

 

スリーバーストショットドラゴンLINK3(ATK2400)リンクマーカー上/下/左

 

「バトル!『スリーバーストショットドラゴン』で『バックアップセクレタリー』に攻撃!」

 

「エンコードトーカーの効果発動!リンク先のモンスターが自身より攻撃力の高いモンスターと戦闘を行う時、そのモンスターは戦闘で破壊されず、ダメージも0になる!」

 

「そうはさせん!『スリーバーストショットドラゴン』の効果発動!1ターンに1度、ダメージステップ時に魔法、罠、モンスター効果が発動した時、その発動を無効にする!」

 

「何!?」

 

おっと、このままじゃバックアップセクレタリーが破壊されちゃうな……なら、破壊させるわけにはいかないな。

 

「そうはいかないよ!罠発動!『ハーフアンブレイク』!このカードの効果を『バックアップセクレタリー』に対して発動!このカードの効果でバックアップセクレタリーはこのターン、戦闘で破壊されず、その戦闘で発生するダメージは半分になる!」

 

シャボン玉のようなものがバックアップセクレタリーを包み、スリーバーストショットドラゴンの攻撃を防いだ。

 

「だが、『スリーバーストショットドラゴン』は守備表示のモンスターに攻撃した時、貫通ダメージを与える!」

 

 

playmaker LP4000→3200

 

「くっ…!この瞬間、手札の『インタラプトレジスタンス』の効果発動!戦闘ダメージを受けた時、手札からこのカードを特殊召喚できる!そして、受けたダメージ分だけこのカードの攻撃力をアップする!」

 

インタラプトレジスタンス守備表示(DEF2100)

 

へぇ、サイバース版のゴーズみたいなものか…結構、便利なカードだな。

 

「Phantom…助かった」

 

「どういたしまして!」

 

playmakerに礼を言われて、そう言葉を返す。

 

何やかんや言って、playmakerも俺の事を信頼してくれてるのかな…なら、その信頼に応えないとな。

 

「フィールド上のモンスターを対象として発動するカードによって、playmakerをサポートしたか…まぁ良い、私はカードを1枚伏せて、ターンを終了する…」

 

 

「俺のターン、ドロー!俺は手札から魔法カード、『サイバースキャッシュ』を発動!このカードは自分のフィールドに元々の攻撃力と異なるサイバース族モンスターが居るとき、デッキからカードを2枚ドロー!」

 

playmaker手札2→1→3

 

『Phantomのおかげで、盤面を整えつつ手札を補充できたな!』

 

「あぁ、そうだな……続けるぞ!俺は手札から『バランサーロード』を召喚!そして、現れろ!未来を導くサーキット!アローヘッド確認、召喚条件は効果モンスター2体以上!俺は『インタラプトレジスタンス』、『バックアップセクレタリー』、『バランサーロード』の3体をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!現れろ、リンク3『デコードトーカー』!!」

 

デコードトーカーLINK3(ATK2300)リンクマーカー上/右下/左下

 

「さらに、デコードトーカーの効果!リンク先のモンスターの数×500ポイント攻撃力がアップする!デコードトーカーのリンク先にはエンコードトーカーが居る、よって、攻撃力が500ポイントアップする!」

 

デコードトーカーLINK3(ATK2300→2800)リンクマーカー上/右下/左下

 

「おぉ!デコードトーカーとエンコードトーカーが並び立ってる!すっげー!」

 

良いね、ダブルエースが並んでいる光景ってなかなかないよな…って、ちょっと待て、天火の牢獄の隠された効果がリンクモンスターを何体か並べた時に発動するなら…

 

「playmaker!これは罠だ!」

 

「何…?」

 

「この瞬間、天火の牢獄の更なる効果を発動!サイバース族リンクモンスターが2体以上存在する時、お互いの手札・フィールド・墓地のサイバース族モンスターは攻撃できず、攻撃対象及び効果の対象にならず、効果は無効となる!これでサイバース族はいないも同然だ!」

 

天火の牢獄から光が溢れ、デコードトーカーとエンコードトーカーの姿が消えていく。

 

「サイバース族が消えていく…!」

 

『プレイ…メーカー…俺の意識が消えていく…オレノイシキガ…』

 

「Ai…?」

 

「消え去れ!サイバース!」

 

そのまま、デコードトーカーとエンコードトーカーの姿が消えていった。

 

天火の牢獄の効果は完全なサイバースメタか…!しかも、Aiまで消えたのか…?

 

…どうやら、天火の牢獄はただのカードってわけじゃなさそうだな。

 

「くっ…!俺はこれでターンエンドだ…」

 

 

「…っ!俺のターン、ドロー!」

Phantom手札1→2

 

「さぁ、どうするつもりだ?playmakerのサイバースは消え去り、お前の持つサイバースも使用することはできない、この状況でどう天火の牢獄を突破する?」

 

「まぁ、確かに結構厳しい状況だね…でも、どんなカードにだって必ず突破方法が存在する!俺はそれを見つけてみせるよ」

 

さぁ、考えろ!天火の牢獄を突破する方法を!

 

天火の牢獄は自身の効果以外では破壊されない…でも、それは逆を言えば、自壊効果が存在しているってことだ。

 

自壊効果って、大抵は特定のカードが存在しなくなった時に破壊されたり、ライフコストが払えなくて破壊されたりとか、ある条件が満たせなくなった時に破壊される効果が多いよな…

 

天火の牢獄の場合は特定のカードが存在しない時に破壊されるタイプか…?だとしたら、その特定のカードって…

 

「…そうか!わかったぞ!天火の牢獄を突破する方法が!」

 

「何!?」

 

 

「Phantom…それはどういう方法だ?」

 

俺の言葉にリボルバー、playmakerがそれぞれ言葉を溢した。

 

「天火の牢獄はさっきのサイバースメタ効果を発動する時に存在していたサイバースリンクモンスターが1体か、もしくは全てフィールド上に存在しなくなれば破壊されるんじゃないか?」

 

 

「…ククッ、フハハハ!全く、お前には驚かされてばかりだ…」

 

「その反応を見るに正解かな?」

 

「あぁ、その通りだ…先ほどの効果を発動する時に存在していたサイバースリンクモンスターが全て墓地へ送られた時に天火の牢獄は破壊される」

 

リボルバーは実に楽しそうに、俺の答えに対する回答を述べた。

 

どうやら本当に正解だったみたいだな…

 

「…だが、仮に天火の牢獄の突破方法がわかったところで今のお前には何もできまい」

 

「確かに、結局はplaymakerに任せることになっちゃうけどね…」

 

天火の牢獄を破壊する、一番簡単な方法はリンク素材にしてしまうこと。

 

天火の牢獄の効果はリンク素材にすることは禁止していない…つまりリンク素材にしてしまえばすぐに天火の牢獄を破壊できる…ただ、それにはplaymakerがリンク4のリンクモンスターを持っている必要がある。

 

だが、playmakerがリンク4のモンスターを持っているかどうかは俺には確かめようがない。

 

でも、もしplaymakerがあのカードを持っていれば…天火の牢獄を破壊できるはずだ。

 

…とりあえず、今は俺に出来ることをするしかないな。

 

「まぁ、とにかくターンを進めるよ…俺は手札から魔法カード、『カップオブエース』を発動!対象とする相手はplaymaker!」

 

「なるほど、これでお前はコイントスに成功しても、失敗しても有利にデュエルを進めることができるわけか…」

 

「そういうこと…さて、結果は……よし!表!よってデッキからカードを2枚ドロー!」

 

Phantom手札2→1→3

 

「さらに、天空の虹彩の効果!オッドアイズ・ファントム・ドラゴンを破壊し、デッキから『EMオッドアイズディゾルヴァー』を手札に加える!さらに、『補給部隊』の効果で1枚ドロー!」

 

Phantom手札3→5

 

「まだまだいくよ!手札から魔法カード、『螺旋のストライクバースト』を発動!このカードの効果でEXデッキに送られた『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』を手札に加える!」

 

「フッ、ただ破壊するだけではなくリカバリーの手段を用意していたか」

 

「まぁね…さぁいくよ!再び揺れろ!運命の振り子!迫り来る時を刻み、未来と過去を行き交え!ペンデュラム召喚!現れろ!俺のモンスター達!手札から『サイレントマジシャンLv4』、そして、『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』!!」

 

サイレントマジシャンLV4攻撃表示(ATK1000)

 

オッドアイズ・ファントム・ドラゴン攻撃表示(ATK2500)

 

「さらに、魔法カード、『レベルアップ!』を発動!このカードの効果!自分フィールドのLVモンスターを墓地に送り、そのカードに記されているモンスターを召喚条件を無視して、手札・デッキから特殊召喚できる!デッキから現れろ!『サイレントマジシャンLV8』!!」

 

サイレントマジシャンLV8攻撃表示(ATK3500)

 

「いくよ!バトル!サイレントマジシャンでスリーバーストショットドラゴンに攻撃!サイレントバーニング!」

 

「バカな!?天火の牢獄の効果でリンクモンスター以外は攻撃できないはずだ!」

 

「『サイレントマジシャンLV8』は相手の魔法カードの効果を受けない!よって、天火の牢獄の効果は効かないよ!」

 

「何だと!?くっ、ならば罠発動!『攻撃の無敵化』!このカードには2つの効果がある、1つはこのバトルフェイズ中、モンスター1体に破壊耐性を付与する効果、もう1つはこのバトルフェイズ中の戦闘ダメージを0にする効果だ、私は1つ目の効果を使用し、『スリーバーストショットドラゴン』に破壊耐性を付与する!」

 

「なるほどね、でも攻撃は止まらない!行け!サイレントマジシャン!」

 

サイレントマジシャンの攻撃がスリーバーストショットドラゴンに命中する、だが、スリーバーストショットドラゴンは破壊されず、リボルバーにその戦闘の衝撃だけが襲った。

 

リボルバー LP4000→2900

 

「ぐっ…!!魔法カードの効果を受けないモンスターで攻撃してくるとは…」

 

「まぁ、これも1つの突破方法だよ…俺はこれでターンエンドだ」

 

 

 

リボルバー LP2900

手札2(内1枚スニッフィングドラゴン)

 

場 EXモンスターゾーン スリーバーストショットドラゴンLINK3(ATK2400)リンクマーカー上/下/左

 

メインモンスターゾーンなし

 

伏せなし

 

Pゾーンなし

 

フィールド魔法 天火の牢獄

 

 

 

playmaker LP3200

手札2

 

場 EXモンスターゾーン エンコードトーカーLINK3(ATK2300)リンクマーカー上/下/右下

 

メインモンスターゾーン デコードトーカーLINK3(ATK2300)

 

伏せ1

 

Pゾーンなし

 

 

 

Phantom LP4000

手札2(『EMレインゴート』、『EMオッドアイズディゾルヴァー』)

 

場 EXモンスターゾーンなし

 

メインモンスターゾーン オッドアイズ・ファントム・ドラゴン攻撃表示(ATK2500)

 

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン攻撃表示(ATK2500)

 

サイレントマジシャンLV8攻撃表示(ATK3500)

 

伏せ1(補給部隊)

 

Pゾーン オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン(スケール1)

 

オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン(スケール8)

 

フィールド魔法 天空の虹彩

 

 




といった感じの第28話でした!

そういえば、もうすぐレアリティコレクションの発売日ですね!ラーの球体形とか青眼の亜白龍とか欲しいカードが多いので今から楽しみです!

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!

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