転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
次の瞬間、キョトンとしていた一夏が嬉しそうに私に飛び付く様に抱き締めてきたので抱き締め返す
そして昔は身長も然程変わらなかったが、今では一夏の方が幾分もデカい事に気付き、月日の流れを実感し、とりあえず約6年ぶりの一夏の香りを堪能しておく
一夏ちゃん、良い匂い
「久しぶり箒、お帰り」
「あぁ、ただいま一夏」
数分して一夏が私から離れ笑顔で言い、私も笑顔で返す
名残惜しいが、建て前では仕事で来ているし、大住さんを待たせ過ぎるのも申し訳ないので切り替えて
「積もる話も山程あるのだが、お前に専用機を届けるという仕事で私以外にも人が来ているから、先に其方を済ませてしまおう」
「あ、あぁ〜そうだった、箒が帰って来てくれて嬉しくて忘れてたよ、えっと・・・あのトラック?」
私の言葉に少し恥ずかしそうに顔を赤くして言う一夏の言葉に頷き
「フィッティングとパーソナライズを終わらせておく、ファーストシフトは場所が取れなかった関係で後日改めて行う予定だ、すまないな一夏。先約のお前より先に急ぎの仕事が入ってしまって」
「うぅん大丈夫だよ箒、代表候補でも無い私が専用機を貰えるだけでラッキーだし、IS学園に入学するのは、姉さんを尊敬しているのも有るけど、箒が入学するって束さんに聞いたからなんだよ?」
少し恥ずかしそうにしながら言う一夏が可愛すぎて危うく押し倒しそうになったが鋼の理性で耐えていると
「おーい、そこの美少女達、あんまりトラックを路駐し続けると切符切られちゃうよー?面倒事済ませてから、ゆっくり話したらどうかな?」
見かねた大住さんが白衣を着て塀から顔を出し生暖かい目で此方を見ながら言う
「い、今行きます」
「ご、ごめんなさい」
ワタワタと一夏と共にトラックの荷台へ入り、私は雰囲気作りで白衣に袖を通す
「箒ちゃん、起動準備は出来てるよ」
「ありがとうございます大住さん。一夏、このISスーツを着て貰えるか?狭いが許してくれ」
「うぅん大丈夫だよ箒、ありがとう」
一夏に一夏用のISスーツを手渡しし、私が使っている専用端末の電源を入れシステムを立ち上げる
数分してISスーツに着替えた一夏が簡易更衣室から出て来たので
「コイツがお前の専用機、白式だ」
「白式、それが この子の名前」
そう言って一夏は白式に触れて目を閉じて動かなくなる
「一夏?どうかしたのか?」
数十秒動かない一夏に声をかけると、ゆっくり目を開け
「箒、ブリュンヒルデになるには、どうしたら良いかな?」
「え?ブリュンヒルデにか?」
私は一夏の唐突な問いに戸惑ってしまったが、一夏の目は本気でブリュンヒルデになろうとしていた
ならば、私は一夏の助けになろう
そしてゆくゆくは結婚しよう
お待たせ致しました
なんか短文な上にグダグダしててスミマセン